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「バカ姉弟」が「カイジ」やCLAMP作品と並んで載るとは、ヤングマガジンは懐が広い(別冊とか色々有るんで並んでるわけではないか)というか、何というか

ちょっと気になっていた安達哲の「バカ姉弟」3巻を買ったら面白かったので、1,2巻も連続購入。
どうしても、どれを読んでも、結局、あの身を切られるようだった暗黒青春漫画「さくらの唄」の安達哲が、あえて、これを書く意義みたいなことを考えざるを得ないので、手を出していなかったのですが>「バカ姉弟」。
ちょっと、オラフ・ステーブルドン「最後にして最初の人類」(個人が全く登場しない未来の歴史。数十億年スケールで第3期人類の衰亡をネアンデルタール人の歴史を書くかのように語るというスタイルなので、小説と言うより新興宗教の教典に近いかも。火星人が侵略してくる理由とかギャグ面白かったけれど。)を読むのに疲れていたので、箸休めというか、「バカ姉弟」第2,3巻では子供漫画のパロディということでAKIRAねたというか、超能力も出てきて、SF繋がりということもできるし。
まぁ、無邪気な子供に振り回される心優しき大人達、というありがちヌルいヒューマニズム漫画の一つに、この「バカ姉弟」も含まれると思うのですが、着色水墨画風で線が少ないものの、どう考えても「無邪気な子供」漫画には不必要なほどに緻密な印象の背景(+人間背景としての大人)の、漫画文脈ではなく美術系っぽい「絵」が魅力的。わたしは、漫画の絵をストーリーの説明記号以外としてみることは少ないのですが、子供視点ローアングルのバス昇降口や、微妙な角度のついた人間の首とか、見入ってしまうことも多かったです。そして、その緻密さは主人公以外の、決して理想的ではない世界との断絶を示している気がして興味深かったです。
あ、でも、ただわたしが年を食って、「ハートカクテル」的平穏に対して、それほど嫌悪感を示さなくなったというだけのことかもしれません。

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