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伊坂幸太郎「アヒルと鴨とコインロッカー」/SFマガジン2004年7月号「異色作家短編集」

最近読んだ小説

伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」
うーん、こういう斜に構えた小説で、人死に感動を使うのが嫌なのと、他の作品での「僕」と全く同じ手つきで女性一人称っていうのが、作者の潜在バリエーションの少なさを感じさせて、読むのが結構苦痛でした。英語で喋っているところを訳して表示っていうのも、映画「恋愛寫眞」のようにギャグになっているわけではなく、このストーリーとキャラが平板で文体も淡々としている小説をさらに描写→意味に、変えているだけの印象。登場人物が重複する現代と過去の章が交互にあると、叙述トリック系とかがあるんだろう、と身構えてしまったせいか、終盤の展開にも驚けないし。この人の小説に飽きてきたのかなぁ。心に残る台詞ひとつでだいぶ違うと思うのですが。

SFマガジン2004年7月号「異色作家短編集」
テリー・ビッスンによる、月刊プレイボーイに載ってるアメリカンジョークのページのような話が一番面白かったです(短編集も買おう、と決意)。ただ、異色作家というコンセプトについては、SFにもミステリーにも収まりの悪い小説を紹介する必要があった時代ならば(あるいはそれを懐かしむならば)ともかく、精神がちょっとアレな方向に行った人の話や、オチていないブラックユーモア話は、インターネットで食い放題だしなぁ。昔SFのテクノロジー描写が風化してて今読むと辛いってのとは別な意味で、今、読む意義が見えなかったです。

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