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Avril Lavigne,UTADA他「2004年アテネオリンピック公式ポップアルバム ユニティ」

最近聴いたCD

「2004年アテネオリンピック公式ポップアルバム ユニティ」全般に歌詞にPeace多めなのが、チャリティ風らしい、コンピ盤。世界各国の人を集めたせいか、インド&中近東メロディ変速ビートばかり目立つ展開で、1曲目のAvril Lavigne「knockin on the heaven's door」の白人ロック美学が浮いています。TinbalandとUTADAの「by your side」はじめ、変速ビートは今時ヒップホップの主流でもあるから仕方ない面有るけれど、EW&F「LOVE TOGETHER」まで、(コーラスはいつも通りながら)つんのめり変速ビートだからなぁ。そんななかで、90年代前半までのHIPHOP好きとしては、Public Enemyの「MKLVFKWR」で、声が2人とも変わってないのが嬉しかったです。

新規開拓用サンプラーのつもりで購入したものの、わたしの貧弱なアンテナにはピピっと来るものがなかったのは残念です。

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「R.O.D」第10巻/SFマガジン2004年9月号/星野之宣「ムーン・ロスト」

最近読んだSF。

「R.O.D」第10巻
超能力者が主人公というだけでなく、グーテンベルクペーパーがらみでスケールが妙に大きくなってSF領域に入りつつある本編なのですが、本作は、美人生徒会長「國屋 紀伊」とか、あかほりさとる型ネーミング手法の書店名女子(無理が有りすぎ、くだらなくて良い)が出てくるような、氏のエッセイ時の文体で手癖っぽく書いた「やじきた学園道中記」な外伝(転校生が学園世直しもの)でした。しかし、こっちの方が面白いんだもんなぁ。ぐだぐたの展開言い訳大会だったR.O.D -THE-T.V.終盤でのコメンタリー(ウェルズ、ヴェルヌ、コナン・ドイルというSF原典な偉人軍団と戦う当初構想見たかったなぁ)の中でも、舛成監督に中学生編がもっとやりたかった発言に「でも..」と愚痴ってみたり、アニメージュのインタビューでの黒田洋介みたいにユーザーの望むものをそのまま出すことはできない発言とか、何無理してインテリぶってんだか、って気も。

SFマガジン2004年9月号「時空論の彼方に」
ケイジ・ベイカー「貴腐」仕事で歴史改編を行うコンビの話。一種のタイムパトロールものか。現時代人をバカにしていない展開が90年代発表の作品らしいPC配慮?
ガードナー・ドゾワ「影たちがやってくる夜」アーサー・C・クラークを崇拝する「クラーク派」ロボットってSF自虐的な設定は勘弁してほしかったです。その他のネタや、主人公の意志が感動的なラストは面白かったです。
桜坂洋「さいたまチェーンソー少女」セカイ系落ち、って便利だなぁ。西島大介イラストを越えるイメージが残らないので作者チェックしようって気にならない副作用があるけれど。

星野之宣「ムーン・ロスト」1、2ギリシャ神話見立てや、星に何かを打ち込む展開、影のある宇宙飛行士+元気系少女+信念の人な博士+スパイのキャラ編成といい、星野氏初期の名作「巨人たちの伝説」のセルフカバー的作品。その点をマイナスと感じずに、時代性を考慮した悪役国の変更などを面白がれれば、スケールの大きなSFアイデアと、プロジェクトX的ガンバリズムを超えた宇宙叙情性は、「巨人たちの伝説」に劣るものではない、かと。


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THE ROCK ODYSSEY 2004に行ってきました。

チケット代割れが出ているという噂と、次のTHE WHOは3人目のお迎えが来ちゃってるかもしれないから、今のうち、ということでTHE ROCK ODYSSEY 2004に行ってきました。

二階席で豆粒をモニターで確認する状態ながら、日陰+風通しの良い環境でのんびり鑑賞。

1組目ラブサイケデリコ B・DYLAN「LIKE A ROLLING STONE」やN・YOUNG「ROCKIN IN THE FREE WORLD」のカバーも入っていた30分程度のステージでしたが、彼女らは、どっかで聴いた洋楽っぽい音が身上だからカバーも別に違和感は無いのですが。

Voが、いかにもフェスティバルな感じの轟音バックに負けないようにするためか、表現が単調になっていた感がありました。シェリル・クロウに繋がる西海岸系美人お姉ちゃんロックを緻密に(機械で)シミュレートする、テクノロジーの恩恵を受けられなかったせい?

2組目JOSH TODDハードロック方面には特に疎いので、この人のみ名前も初見の人でしたが、高周波数のデス声でサビ連呼系のヘヴィ・ロックでした。デス声のキャラ立ちが売りらしく、普通に歌う曲だと声の細さが出てしまうのが今一なれど、サビ連呼系は何だかんだいっても盛り上がります。

3組目MICHELLE BRANCHこの人も名前を聞いたことが有るくらいでしたが、弾き語り含む女子フォークロックでした。大半の曲が歌い上げる系なだけあって、歌唱力はありました。

反面、肺活量で歌い上げ系は単調になりがちなの欠点だけれど、もう一人、北欧系金髪ミニスカ女性と、ゆず型アコースティック・デュオった「DO YOU KNOW I CRY」は、目先変わって好印象。デュオ作ならCDもチェックか。

4組目PAUL WELLERソロ2ndあたり(まで聴いていた)のフォークロックと、ピアノ弾き語りブルーアイドソウルで、AORという死語を思い出すような繊細なスタイルの人。だから、野外フェスという大ざっぱな音量勝負形式にはそぐわない気もしますが、巨大スクリーンに写るJAM以来の血とツバキが顔中に一杯な熱さで解決だ。

そして、イベント向けのサービスか、スタカン時代の「MY EVER CHANGING MOOD」、ジャム時代のアコースティックな「THAT'ENTERTAINMENT」、トリの「悪意という名の街」と旧作大会でした。「悪意・・・」、聴きたさに行ったン十年前のジャム来日公演(新宿厚生年金だっけ)の感動を思い出しました。ありがとう。

5組目稲葉浩志今まで、ぼんやり座っていた女性客が総立ちになるとともに、それまで踊っていたロック親父たちの姿はどこへやら。わたしも、客層が綺麗に2分された、筋肉少女帯+P.I.L.武道館公演で大槻が放った自虐的台詞(「前座だけ見に来た奴を白い目で見るな」)を思い出しつつ、場所を移動して、ちょっとお昼寝。

とはいえ、これまでとは桁違いの拍手量もあって、ハードロックはこういう場では盛り上がりますね。わたしにはビーズ本隊との差も良く分からなかったのですが。

6組目THE WHO手数の多い太鼓系のザック・ワイルダーのドラムで、名曲祭り(「ピンボールの魔術師」や「5:15」や「恋のピンチヒッター」他多数、「好きにならずにいられない」はどうか、という気もしましたが)は最初にリアルタイム買いしたアルバムが「It's hard」という、筋金無しのファンなわたしでも、盛り上がりますねぇ。

ロジャーはたまに声が出ていない瞬間があったものの、声自体は綺麗だったし、ピート(ガタイの良いグラサン入道という、ちょっとプロレスラー風のいで立ちでした)のギターリフはやっぱ格好いいです。シンセが往年の音まんまなのにはナツメロ感が漂いますが、今っぽい音色にしてしまうと、シンセでリフという曲の構造に影響してしまうから仕方ないところでしょうか。

こちらも、お祭りだからでしょうか、ロジャーのマイク投げ、ピートは、風車ギターも、ジャンプもギター壊しも、と大サービス。オリジナルメンバーはロジャーとピートの二人だけなわけですが、二人とも元気そうで、次に来るときも二人大丈夫そうです。

7組目AEROSMITH直前にジョンカビラ氏によるイベント紹介があって、それまでと違って定時に始まらないっぷりに、いままではやはり前座という位置付けなのか、皮肉っぽい気分でしたが、ライト演出があったので暗くなるまで、待っていただけの模様。

典型的スタジアムロックのライブというか、ドスンドスンとドラムが鳴って音が籠ってしまってヴォーカルが良く聴こえないライブでした。それでも轟音とキャッチーな名曲(映画の主題歌になったやつ)でヴォーカルとギターとが肩組んでるとなんとなく盛り上がってしまうところはさすが。

ブルース新譜関連か、JOE PERRYのライクーダー風ブルースロックは、ちょっと目先変わっておもしろかったですが、こちらもヴォーカルが聴こえないのには閉口。

9時間も座ってると、疲れてきた(ので帰り客で山混みの電車に乗りたくなかったん)ので一時間ほど「DREAM ON」のさなかで中座。彼らの曲の中で一番好きな「BACK IN THE SADDLE」は一曲目に聴けたし。

そんな訳で、家に帰って、時計を取ってみたらtokeiato.JPG日焼けの痕が、、、日差しにあたっていた時間なんて、ほとんどなかった筈なのですけれど。

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KAYO「三つ編みヒロイン」/The Polyphonic Spree「Together We're Heavy」

最近聴いたCD×2

KAYO「三つ編みヒロイン」
Polysicsの女声サイドVoのソロは、アレンジ&ギターにPolysicsの林が参加して、シンセこそ少ないもののの、ガレージロックっぽいギター中心の音に、エフェクトのない女子Voなスタイル。メイク無し時の(以外と美人、感な)篠原ともえを連想させるジャケット写真が象徴的な、Polysicsとは違った自然体ぶり(Polysicsが作為、だとは思いませんけれど)。

全5曲のミニアルバム中では、はっぴぃえんど「夏なんです」のカバーが、リズムボックス+ギターの音スカスカで、ちょっとYoung marble giantsを連想させて良い感じ。同曲は、はっぴぃえんどのTribute盤「HAPPYA END PAREDE」で、キリンジが緻密な音作りでカバ−していたけれど、どうしても原曲での細野晴臣Voのとぼけた味わい以外のものを出そうという意図みたいなものが見えて、辛かったのですが、女子Voだと、そうした原曲のイメージから自由に只のカバーでも別物感がでるのが強みです。

あと、一人称「ぼく」な歌詞なんで、ちょっと、ボクっ娘感が出てきてるのも好印象、っていうか萌え、ですね。

The Polyphonic Spree「Together We're Heavy」
CCCDわざわざ買っても、、、ってことで米盤CD待って購入ながら付属DVDは未見。

1st延長上の分厚いコーラスと、70年代のDavid Bowieを連想させるか細い裏声Voとで、Queen、ELO、Jerryfish,ben foldsあたりを好きな人が喜びそうな鍵盤ポップ。ただ、ちょっと似たような感動系が続きすぎるきらいもあるので、テルミンの不気味な音が、感動への良い緩衝剤になってる「two thousand places」が気に入りました。

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小林恭二「宇田川心中」

小林恭二「宇田川心中」を読みました。

出てたのは知っていたのですけれど、なんとなくスルーしていたのです。が、読む本がないので買ったら、相変わらずの、読みやすいというか、異常なまでにするすると読める散文詩的な文章なので、あっという間に読了してしまいました。

「カブキの日」同様に、歌舞伎ネタを今回はメタフィクション的に使って、幕末と鎌倉時代とを行き来するような形式で、700年前から続く、愛というか「因縁」話を、虚実を織り交ぜた(流石に、渋谷道玄坂地下要塞は無かったと思います)かたちで描く、渋谷を舞台にしたマジックアイテムとボスが出てくる和風ファンタジィでした。というと、伝奇ライトノベルみたいですが、そうわかりやすいものではなく、また、単に完成度だけを指向するような正統的時代小説(って、わたしが最近読んだ時代小説系は宮部みゆきと山本一力のそれ、ぐらいなのですが)とも少し違うのです。無理のない文章で過去日本世界を描くだけでなく、その中に、ボスの動機など、世界と整合しない異常性が両立することで、世界の不思議さを感じさせる読後感は、この人の小説ならでは、か、と。

それにしても、これが読売新聞に連載してたってのには(「カブキの日」三島賞受賞時の微妙な石原慎太郎氏コメントの時も思いましたけれど)和風設定と言うだけで日本伝統愛好者に支持されてたのでは、、、と勘ぐってしまうほどに驚きました。この何百年も時代を飛び、100頁ぶりに登場人物が再登場するような小説を、夕刊連載で細切れで読んでた人は、大変だったろうな、と妙なところで感心してしまいました。

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マジックスパイス

カレーマニアでもないのですが、運動もせずに汗をかければ楽して健康になれるのではないか、と、ふと思い立ち(ジムをさぼったことが明白ですな)、世評高いスープカレーのお店、下北沢の「マジックスパイス」に行ってみました。

休日昼時だったせいか、入店からカレーが出るまで結局1時間ぐらい待たされて、あまり好意的にはなれない人による、以下、感想です。
最初なら、と薦められた辛さレベル涅槃を食しましたが、スープが熱くて飲めなかったので後回し目に、具とご飯を(スープ少し付けつつですが)食べてしまったら、残りの水っぽいスープをどんぶり一杯飲むことになってしまい、香りがきつく辛さ以外はあっさり目の味なスープを飲み終えるのが正直つらかったところです。(隣の人は、と見ると、ご飯をスープに突っ込んでいて、その方法で温度を下げるのが正しいのかもしれないのですが、わたしはラーメンライス系の食べ方がちょっと綺麗に見えなくて嫌だったのです。自業自得ってことかもしれません。)
食以外について気になったのは、北海道由来だからか、流してるBGMがインド歌謡ではなく安東ウメ子「ウポポサンケ」ってのは、凄いセンスだなぁ、と思いました。が、店員さんのフレンドリーな感じや、やたら多い張り紙や飾り付けなど、北海道と言うよりは、ビレッジバンガード的な渋谷〜下北沢〜吉祥寺文化圏の謎小物屋っぽい、たたずまいでした。

総じて、ちょっとわたしには敷居が高いかな。

以下、20040720付追記公式サイトCHIKAR STUDIOによると、安東ウメ子さんが7/15にお亡くなりになっていたとのことなので、「ウポポサンケ」流していたのは追悼の意味だったのかもしれません。選曲者にRespectを改めて追記するとともに、一にわかファンとして、ウメ子さんのご冥福をお祈りします。

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BUZZ「一人一途」/田村ゆかり、堀江由衣、他「D.C.P.S.C.S.2」/KILLERS「HOT FUSS」/EDDI READER「LIVE:LONDON,UK 05.06.03」/松平健「マツケンサンバII」

最近買ったCD×5

BUZZ「一人一途」前作「鯨」同様、ちょっと女王様入ったドラマチック路線の女性ヴォーカルを中心とした、年齢高めダンスアイドルユニットのシングル2作目。ドラマチック路線継承が好印象なものの「フーッ×3」の和製ユーロビートみたいなダサ系のコーラスには評価が分かれるか。B面は相変わらず歌い上げ系スロー、今一。

田村ゆかり、堀江由衣、他「D.C.P.S.C.S.2」「D.C.P.S.C.S.1」とほぼ同様のギャルゲーキャラソン集。歌詞にもゲーム固有名詞とか出てこないので、ただの声優ソング集といえ、メンツから予想出来るノリ。田村ゆかりのソロ「記憶のゆりかご」は静かなスローで、昔のアイドルが秋にリリースする感じ。堀江由衣の「LOVE SONG 歌お!」はギャルゲーOPっぽい元気さのある曲。

KILLERS「HOT FUSS」コミックハイ!5号に載ってた大島永遠「女子校生」(って「あずまんが大王」から不条理を抜いた最近流行りの女の子同士じゃれ合い漫画)で「なんか80年代ソングみたいね」「80年代をバカにするな」という台詞があって、80年代はユタの仲間かぁ、と、ちょっと思ったりしましたが、そんなことはさておき、、、タワレコ試聴で購入。ニューウェーブ・リバイバルとかカテゴライズされる音楽はこれ以上止めたい気もするのですが、、、若い白人ロックのポップなもので限定すると、この辺になりがちなのか、それとも、わたしのアンテナが低すぎるのか、またこの種の輩に手を出してしまいました。キーボード以外はヴォーカルの訛り具合からして、サイケデリック・ファーズとか、ちょっと思い出しました。昔のROCKIN’ONにあった言い方パクると「ロキシーとボウイとU2を足して3で割ったような音」か。そして、キーボードのプワーンぶり、っていうかエレクトーンちっくな角のない音色は、今時PCギャルゲーの人しか使わないような懐かし味。「midnight show」とか派手に盛り上がるので、ラジオ日本「全英TOP20」に入ってたら流し聴きしながら応援しそうなくらいには好みです。

EDDI READER「LIVE:LONDON,UK 05.06.03」公式サイトでのネット通販オンリーのライブ無編集盤を日本では普通に発売という、一種のオフィシャル・ブートレッグ。西新宿のそういうものを扱ってそうなお店には行かなくなった(P.I.LとSISTERS OF MERCY 以降ブート漁ろうってなアーティストがロック/西新宿系にいないからという事情もある)昨今のわたしには普通にレコード屋で売ってくれるってこと自体はとても助かるのですが、作品自体の評価は、そのこととはまた別なわけで。FAIRGROUND ATTRACTION 時代の「PERFECT」やソロ「PATIENCE OF ANGELS」 から、「CHARLES IS MY DARLING」等の最新作収録曲 まで、トラッド風味入りアコースティックというアルバムと殆ど変わらない(声が出ていないということもなく、アレンジも大差ない)ので、有難みは実はあまりないです。曲間のぼそぼそしゃべりが長すぎるってのも、音がないと色々と困る通勤時BGMには向かないかな。

松平健「マツケンサンバII」
添付DVD収録の「マツケンサンバII」プロモが衝撃。特に主役登場前の、ラメ+時代劇コス群舞での「幸せな異世界に連れていってくれそう感」。これに尽きます。音楽自体は、サンバと言ってるからサンバなのでしょう、といった和製贋物感とダサさの塊でもありますが、そんなことは、この光り輝くラメ色の「おら、ぱらいそさいくだ」的至高体験の前では、どうでも良いことになってしまいます。

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SFマガジン8月号「ヒーロー・フィクション特集」/ジェフ・ヌーン「未来少女アリス」/デヴィッド・リス「珈琲相場師」

最近読んだ小説

SFマガジン8月号「ヒーロー・フィクション特集」
SF設定を背景に、陽気に無常観の名作「ぼくがハリーズバーガーショップをやめたいきさつ」を書いた人らしい、アメコミヒーローは無力だ、ネタのローレンス・ワット・エヴァンズ「COOL」が良かったです。自称著作権マフィアと戦うという、輸入権とかを通過した今となってはどうよ度がさらにアップしてしまった前作から引き続く、リチャード・ストロスのアッチェレランドもの3作目では「うちの留守番電話はまだチューリングテストをクリアしていない」ってサイバーな格好つけが印象に残りました。どっかで聞いたフレーズもしますけれど。

ジェフ・ヌーン「未来少女アリス」
原題のAUTOMATED/乙女って駄洒落BY若島正氏の方が良かった気がしますが。アリスものっつうか「忘却の旋律」っぽい、駄洒落が現実になった設定のロードムービー系ですが、不条理なら「ギャラクシーエンジェル」第4期第1話のスピードが欲しいところ。「ヴァート」も読みにくいディック風って記憶してましたけど、気取った雰囲気の小説への耐性が落ちてきている自分を痛感しました。

デヴィッド・リス「珈琲相場師」
17世紀アムステルダムを舞台に珈琲ネタ、相場ネタのウンチクを盛り込んだ珈琲先物にかける騙し合い、みたいな話かと思ったら、それは最後の30ページまでおあずけ。それまでは、戒律に縛られた(割礼がばれるから立ちション出来ない、ってのはギャグだと思うけれど)ユダヤ教徒コミュニティの中でいじけている主人公話が延々と続くだけで、コミュニティに反抗する主人公とか、コミュニティ自体の存在意義とかいった、ドラマ性がないので、どうにも話に魅力がないです。相場に成功して金持ちになったらいきなり善人になるラストも含めて後味が悪かったです。

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スポーツジムに行って来ました。2

あれから、週1(なのは、休日じゃないとやる気がしないのと、筋肉痛が抜けるのに1週間かかる為)2100円払ってコナミスポーツに通ってみたものの、向かいのビルにあるTIPNESSが法人会員1回1050円で使用できる、ということで、他のところはどうなのだろう、という興味もあって、今週はスポーツジムのTIPNESSに行ってみました。初回は会員証費とかで+1050円なのですけれど。

体脂肪燃焼系のルームランナー、ステッパー、自転車漕ぎについては、コナミスポーツでのそれと基本的には変わらず。ルームランナーに扇風機が付いていたのは、コナミスポーツに比べてマシン間隔が狭いからかもしれませんが、扇風機など不要なくらいに冷房が効いてるので、特に問題もなく。

体が動いてしまうルームランナー、ステッパー中に読書っていうのを今回試してみました。が、視線が動いてしまって無理だったわたしにとっては重要なポイントである、運動中暇つぶしTVはありました。ただ、天井に釣り下がったモニターを観る形のせいか、チャンネル数が、NHK,TBS,テレ朝のみというのが残念。あともう1チャンネル、ケーブルテレビ経由で音楽番組(MTV?)が入っていたのは良かったのですが、MTVアワード開始前のセレブ登場を写すだけ、というかなり悲しい番組だったのが、、、。

筋トレ用マシンはコナミスポーツにあった上半身系強化だけでなく、太もも強化、脇腹強化等、かなり多彩な種類のマシンが置かれていました。上半身系は要は腕立て伏せをすれば良いだけなのでは、、、という雑念が入りますが、脇腹とかはこういうマシン運動以外には、なかなか強化が難しい気もして、貴重感あって良かったです。

おそらくは主力商品であろうエアロビ系をやっていないので、両者の評価をどうこう言う気は毛頭ありませんが、コナミスポーツは1時間早い9:00から開いているというアドバンテージもあり、価格面を考えても、今後どっちに行くか、は現時点では微妙です。いや、どちらにも行かない三日坊主化というのが、最もありえそうなのなのは解っていますけれど、そこからは目を背けて。

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熱帯JAZZ楽団「熱帯JAZZ楽団VIII 〜THE COVER〜」/BUMP OF CHICKEN 「オンリーロンリーグローリー」/マキシマム・ザ・ホルモン「ミノレバロック」/田村ゆかり、金田朋子他「ルーンプリンセス ヴォーカルアルバム」

最近聴いたCD×4

熱帯JAZZ楽団「熱帯JAZZ楽団VIII 〜THE COVER〜」
ラテン風味ホーン中心インスト。オールナイトニッポンのテーマ(をカバーしてるけれど)やってた人たちや、デイブ・グルーシンとかある種のフュージョンの人たち、に通じる、リズム超弱の喫茶店BGM的温さで、アース、ジャクソン5,シェリル・リンといったソウル系をカバーされると、悲しいものがあります。
「帰って欲しいの」のカバーをラジオで聴いたのが本作に手を出したきっかけなのですが、かん高い女声歌手(スリービックリーズは変名?)がマイケル・完コピー風の歌いかたで非常に印象的で、アルバムのハイライト。でも、それは、この種のインストバンドにとって、主役の筈の演奏を歌の伴奏に貶めているということでもあるわけで。アース、ジャクソン5のホーン中心インストでカバーということだと、映画「ドラムライン」(映画自体は冗長なのですが)のブラバン版のソリッドさに軍配をあげてしまいますね、わたしの場合。
でも、大野版「ルパン3世のテーマ」のカバーが、元曲のテンポを下げたまったり系になっているのが、個性になっているという局面もあるので、曲によって向き不向きがあるってことでしょうか。

BUMP OF CHICKEN 「オンリーロンリーグローリー」
サビでの「ゥオンッリーィ」のところの妙な訛りが印象的なシングル。かき鳴らし系ギターポップとしてはいつもの高水準さをみせていますけれど、飛び出せ青春のようなフォークのりのボーナストラック「シャドー」のが、驚いた分だけ印象が強いです。

マキシマム・ザ・ホルモン「ミノレバロック」
サウンドスタイルはこのシングルでも、ミクスチャーロック+メロコア風キャッチーなサビというところでは、いつも通り。「WxHxUx 〜ワシかてホンマは売れたいんじゃい〜」ではレゲエ風まで出てきて、芸達者だなぁとは思うものの、歌詞が今一インパクトがないのが残念。

田村ゆかり、金田朋子他「ルーンプリンセス ヴォーカルアルバム」
12人の、、、なギャルゲーのキャラソン集。軽い打ち込み系に綺麗な声、というこのジャンルの定番中の定番な為か、かなり似通った曲多し。田村ゆかりの「君にハニーパイ」は中ではアップテンポかな。金田朋子の「小さな女の子は好きですか」みたいな特徴ある声に合わせた変歌詞系だと、「ミニミニミクロ電子幼稚園のテーマ」の衝撃を超えるものではなかなか無い訳で、こういう、誰が歌っても、、、な曲では不利かも。

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7月期アニメ第1話視聴リスト:その1

「魔法少女隊アルス!」「リロ&スティッチ」を含め4月期アニメほぼ全部脱落してる体たらくなので、多分、視聴継続するのは1本あるかないか、といったところでしょうけれど、、、7月期アニメ第1話視聴リスト:その1です。

「KURAU」(木夜)
 OP(新井昭乃)はリズムボックスの単調なリズムが印象的な、この人としては元気目。ED(勝木ゆかり)は民族音楽風リズムに女声スキャット。
車輪のない車が空を飛ぶ類型的未来を舞台にした、超人探偵もの。リアル指向の絵は綺麗だが味気なく、話の展開も説明的。なので、川澄綾子の新境地的大人の女ぶりと、内面吐露時に出す少女性に溢れたいつもの声質との落差、以外に見所がないとすると、、、△×

「月は東に日は西に/Wind-a breath of heart-」(土夕:at-x無料開放日)OP(飯塚真弓/笠原弘子)は、音が軽い打ち込み系に綺麗なアニメ声の定番スタイル。
15分の美少女ゲーム原作2本立て。女の子に起こされて学校に行くところから、攻略キャラ自己紹介というジャンル定番の展開×2。Windのキャラ以外3Dが110CSのデジタルノイズとあいまって人工的な雰囲気になってるのが印象に残る程度。Wind友人のやさぐれ系幼なじみ声で、(多分)がちゅみりのアケミ役の人の声を聴けたのは収穫。視聴環境が制限されるので、×

「マリア様がみてる」(日朝)OPは前シーズンのバイオリン+スキャット系(ALI PROJECT)
「デカレンジャー」を観ているのですが、DVDレコ購入したため裏番組が取れるようになっているので、一応録ってみました。こち亀の中川家訪問のような話で、お姉さまへの根拠不明な賛美という以前のスタンスを再確認して2nd season開幕。メタ/ギャグ視しないとついていけない世界であることを再確認。×

「アニメ名探偵ポアロとマーブル」(日夜)OPは元気目の、EDは歌い上げ目の山下達郎節。
さすがに、キャラ説明と事件と解決を30分では、高橋ナオヒト監督+実質ヒロインの折笠富美子という「フィギュア17」コンビでも、地味な日常描写をやる暇はなく、テロップの多さもあって説明的な展開に。OP・EDで垣間見られるヒロイン萌え的描写を本編にも期待して。△

「蒼穹のファフナー」(日夜)OP、EDは妙節回しのドラマチック歌い上げ女声Vo(angela)
懐かしめ日本風景+不条理絶対敵+流線型流体コクピットに乗る受身形少年+父と子モチーフ、とゆー、どこをとっても正統派エヴァンゲリオンながら、主人公以外に描写されるべきキャラクターの多さと、ギミックのないヴァルキリーちっくなゲームの敵キャラ風主人公メカでは、何を見所にして視聴継続すればよいかを不明にしています。△×

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映画「永遠のモータウン」

映画「永遠のモータウン」を観ました。

モータウンサウンドを支えたバックバンドfunkbrothersを題材にした 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(未見)系の音楽おじいちゃん復刻ものではありますが、米50年代を懐かしむノリではなくて音楽話中心のインタビューであることや、再現ドラマより再結成ライブの映像がメインの構成なので、ベタ感動は無しであり、むしろ、インタビューでのアメリカ南部のほら話系っぽいコミカルな昔話の印象が残ります。
 「ブエナ・・・」が無ければ劇場公開のないDVDスルーなマニア向け音楽映画だったと思うのですが、メインとなっている音楽の方も、音質が良くなってしまったせいか、メンバーが多すぎて音が分厚いせいか、歌手に地味目の実力派を揃えてしまったせいか、「別の音楽」になってしまっていて、モータウンサウンドのマジックみたいなものはあまり感じられず残念です。「モータウンサウンドのマジック」とか偉そうに言ってますが、わたしに分かるのは、要するに、「恋はあせらず」とかの定番サンプリングネタの快感にすぎない気もします。けれど、HIPHOPのサンプリング用に、オリジナルの人が弾き直しても、旧譜サンプリングの味が出ないのと同じ現象、がこの映画でも生じているか、と思うのです。
マニアには釈迦に説法状態になってしまうとしても、映画でも旧譜をバリバリ掛けて盛り上げて欲しかった気もします。

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