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SFマガジン8月号「ヒーロー・フィクション特集」/ジェフ・ヌーン「未来少女アリス」/デヴィッド・リス「珈琲相場師」

最近読んだ小説

SFマガジン8月号「ヒーロー・フィクション特集」
SF設定を背景に、陽気に無常観の名作「ぼくがハリーズバーガーショップをやめたいきさつ」を書いた人らしい、アメコミヒーローは無力だ、ネタのローレンス・ワット・エヴァンズ「COOL」が良かったです。自称著作権マフィアと戦うという、輸入権とかを通過した今となってはどうよ度がさらにアップしてしまった前作から引き続く、リチャード・ストロスのアッチェレランドもの3作目では「うちの留守番電話はまだチューリングテストをクリアしていない」ってサイバーな格好つけが印象に残りました。どっかで聞いたフレーズもしますけれど。

ジェフ・ヌーン「未来少女アリス」
原題のAUTOMATED/乙女って駄洒落BY若島正氏の方が良かった気がしますが。アリスものっつうか「忘却の旋律」っぽい、駄洒落が現実になった設定のロードムービー系ですが、不条理なら「ギャラクシーエンジェル」第4期第1話のスピードが欲しいところ。「ヴァート」も読みにくいディック風って記憶してましたけど、気取った雰囲気の小説への耐性が落ちてきている自分を痛感しました。

デヴィッド・リス「珈琲相場師」
17世紀アムステルダムを舞台に珈琲ネタ、相場ネタのウンチクを盛り込んだ珈琲先物にかける騙し合い、みたいな話かと思ったら、それは最後の30ページまでおあずけ。それまでは、戒律に縛られた(割礼がばれるから立ちション出来ない、ってのはギャグだと思うけれど)ユダヤ教徒コミュニティの中でいじけている主人公話が延々と続くだけで、コミュニティに反抗する主人公とか、コミュニティ自体の存在意義とかいった、ドラマ性がないので、どうにも話に魅力がないです。相場に成功して金持ちになったらいきなり善人になるラストも含めて後味が悪かったです。

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