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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」

知りあいに、(映画はともかく原作は)面白いファンタジィです、と薦められてダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」を読みました。

映画予告編での、戦争云々といったシリアスぶりは原作にはなく、ファンタジィ固有名詞ネタが少々あざといのを除けば、ファンタジィ世界を舞台にした、ひねくれ者のプレイボーイと意地っ張り女の子との遠藤淑子(「R.O.D-THE.T.V.」の解説をきっかけに白泉社文庫纏め読み。エヴァンジェリン姫シリーズは面白いですねぇ)に通じるような変設定ラブコメ、なライトノベルだなぁ、と思いつつ、テンポ良く読了しました。

見かけと中身が違うキャラクターやファンタジィ設定などにも独自性が感じられ、児童書チックな「素直さ」ばかりが気になった「ハリー・ポッターと賢者の石」よりは断然好印象。もちろん、本作もルビ付きハードカバーだし、児童書の範疇に入る作品ではあると思いますけれど、それ以外の目的で読んでもアリな作品、かと。ハリポタは1巻で脱落してしまいましたが、こちらは続編「ハウルの動く城2アブダラと空飛ぶ絨毯」にも手を出す予定です。

ただ、終盤近くまで読んでいて、このまま、ずっと押し掛け女房ものが続くのか、と思ったいたところ、唐突にラスボスと戦って、いきなり終わったのには少々びっくりし、その、落ち着いて考えると展開が不自然、ぶりに「千と千尋の恩返し」をちょっと連想しました。ってことは、画面快楽でいろんなものを押し切る宮崎駿映画化は、リアル指向の細田守版より、実は正解なのかも(「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム」大好きなので困りものなのですが)。

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