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「ひぐらしのなく頃に(鬼隠し編)」/獸木野生「パーム27午前の光1」

最近読んだ、小説的に読んでる別メディア作品×2

竜騎士07「ひぐらしのなく頃に(鬼隠し編)」
分岐のない同人サウンドノベル、つまり小説。序盤のギャルゲーちっくな記号萌えキャラ紹介と、20年前の美少女絵みたいな、つたない挿絵が辛くて、買ったもののインストールままだったのを一念発起プレイ。とりあえず体験版扱いの鬼隠し編終了しましたが、その後のパートもプレイするぐらい気に入りましたので買って良かったです。

中盤の殺人事件後、キャラが真の貌を見せ始めてからが、本領。サウンドノベル特有の「だらだら続いてたら、突然ドン!」という演出を、萌えキャラが突然モンスター化、に使うというのはアイデア賞。記号性が強いと変身に違和感がないのです。話自体は、田舎伝奇ホラーなのか、真犯人がいるのか、不明なまま逃げ回る展開が不安をかき立てていて、サウンドノベルとホラーとの相性の良さを痛感されられる快作。

終了後のオマケで、死んだ登場人物を交えて真相を討論しているってのには、「筺の中の失楽」偶数部以降でのメタ展開を連想したり。

獸木野生「パーム27午前の光1」
前作「愛でなく」で、キャラの今後死ぬまでを明かしてしまい、作者がもう、この物語をやる気はない、ということなのか、と諦めていたので再開は嬉しい半分、不安半分でした。正直、登場人物全員のそれまでの性格が一転して(作者のエッセイマンガ同様)環境問題のスポークスマンになってしまった、という前作ノリのままだったら、ここで読むのを止めようと、決意しての購入でしたが、、、今のところ、それはなくて安心。

レギュラー陣と新登場の強気な女性キャラとの掛け合いが楽しい、ちょっとジョン・アーヴィング入った含蓄台詞が目立つ、「オールスタープロジェクト」までのパームでした。超自然や環境問題でも受信したキャラが出るのは構わないけれど、全員がハマってしまうと、掛け合い議論にならなくなってしまうので、主人公カーターにはそういうものとは距離を置いた「常識人」のままでいて欲しかったんだなあ、と前作の不満&本作の好印象を再確認。
十等身美男子絵はどんどん極端になっている気もしますが、元々絵に魅力を感じて/マンガとして読んでいたわけではないので、問題なし。

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