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ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟 1禍つ星」/藤子・F・不二雄「ドラえもん +1」

最近読んだSF×2

ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟 1禍つ星」
SFマガジンで時に気に入っていた「禍つ星」を含むバイオ怪獣SF連作集。(本国での<氷と炎の歌>人気にあやかって出版と解説にはありますが、邦訳は売れてるのかなぁ。ハードカバ×2は敷居高いと思うのですが、2巻読者としては3巻出るくらいには支持されるといいなぁ)

「『ジュラシックパーク』の興奮と『ハイペリオン』の愉悦がここにある」ってな帯の惹句は大袈裟ですが、「ハイペリオン」兵士編、探偵編あたりに通じる、通俗SF大会ではあります。設定もややこしくないし、話はチャンチャン、と言いたくなるような終わり方で気楽に読めますし、珍しいぐらい人に勧めやすい快作SFです。

プラネテスのフィーを連想させる、心根は善人だが現実的な対応にも長けた苦労人(<氷と炎の歌>もそんな立ち位置のキャラ多いですが)女性エンジニア<鋼の後家蜘蛛>との交渉戦が楽しい「パンと魚」が面白かったです。

藤子・F・不二雄「ドラえもん +1」
てんとう虫コミックス読んでいたのは、10巻ぐらいまで(ぼろぼろになってても6巻だけ捨てられずにいたなぁ。そんなに「さようなら、ドラえもん」好きか>わたし)だから、超久しぶりだけれど、タイムパラドックスもの「ぼくを止めるのび太」などを収録。ひみつ道具→暴走、という普通のドラでありますが、普通に面白いです。

未収録作を集めた関係で、初出1970年代などかなり古いものもあり、絵柄も少々違ったり、ドラ自身も、のび太を諭すようなことはしないキャラだったりしてて、そんな変遷を見るのも乙ではあります。

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「ロマンシング サガ−ミンストレルソング−」FIRST IMPRESSION

SQUARE(-ENIX)の「サガ」シリーズ最新作「ロマンシング サガ−ミンストレルソング−」。5時間プレイして、主人公シフが最初の村を出たところまでのFIRST IMPRESSIONです。

戦闘のみならず、レベル上げや宝箱開けといった、プレイ時間蓄積への御褒美的要素に対してもスロットというランダム性の表示を導入したため、スロットの失敗という、それまでの蓄積系努力が無になる瞬間(初期ドラクエの「かいしんのいちげき」をかわされる瞬間なみに悲しい)を山のように見せつけられ、プレイしていて泣きそうになる瞬間の嵐だった前作「アンリミテッド・サガ」。もちろん、失敗で泣いた想いの裏返しである、成功時の達成感(というか安息感)も極めて大きいゲームでもあったのですが、ハードルの高さに一周しか出来ていません(わたしはゲームを2周することはめったにしませんが)し、「アンリミテッド・サガ」への世評の厳しさもわからなくはありませんが。

本作は、SFC→PS2リメイク(なのでポリゴン化)ということもあり、前作ほどプレイヤーの甘え心に対してチャレンジングな雰囲気ではありません。

連携、LP/HPといったSFC版「ロマンシング サガ」以降の作品で採用された戦闘システムこそ採用しているものの、恐怖のスロットは無く、スロットという「失敗」ではなく「運が悪い」と全滅するRPGといったところ。凶悪な戦闘バランスや納得行かないまま終わるフリーシナリオは、SFC版の時も批判されていたように記憶しているので、正統な「ロマンシング・サガ」リメイクといえるのではないでしょうか。

ファイナルストライクを打つための100回素振り、のようなストレスの溜まる作業は無いことや、本作の新趣向である、BPシステム(要はキャラごとのMP回復量の細かい差別化で、2ターン目以降の戦闘が1ターン目の繰り返しになることを防いでいるし、単なる強弱でないキャラクター性能の差別化にも繋がっています)が、ある種、待ち時間というストレスのないアクテイブタイムバトルであることは、このリメイクが、(戦闘が重くて、すぐ全滅して、よく分からないところが多い、という往事のプレイ感はそのままに)プレイして「ストレス」が溜まらない「ロマンシング  サガ」を目指しているように見えます。

絵づら的には、PS2ということもあり、ポリゴン声付きなのが目立ちますが、違和感はあまりありませんでした。十数年前にSFC版を最初にプレイしたときと同じく、辺境の女戦士シフでプレイ開始しておりますが、低めの等身ポリゴンキャラにバイキング風巨大な角が生えて妙に可愛い3等身キャラ姿と、アニメ「エアマスター」の崎山香織を連想させる、がらの悪いおばさん声(土井美加)とが、奇妙なバランスを取っている、からかも。

システム的には、どこでもクイックセーブで電源が切れるのは助かりますが、戦闘に気が抜けない(抜くと死ぬから)ので、まとまった時間と集中を要するゲームであることは確かなので、今の根性無しなわたしにクリア出来るかは疑問ですが。あっさり全滅した後、もう一度continueする位には気に入っています。

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三浦しをん「格闘するものに○」

ベトナム帰りのトラウマ君の陰鬱展開だったウルトラマンネクサスが、遊園地で働く癒し系いい人話へ路線変更したのを象徴するかのような新女性キャラ宮下ともみのリクルートスーツっぽい服装の初々しさだけで気に入ってしまうのは、メイド服やスク水に処女性を求めているのと同じ構造で痛々しいわたしですが、それはともかく。就職活動が、文学的苦悩の良き題材であることは、そういうブログを観てると痛感しますが、ありふれてる題材にそれを選んだだけの小説には、驚きはないわけで。

知人が最近読んでるといっていた、三浦しをんの処女作を試し読み。

だらけ大学生の就活を題材に、「センセイの鞄」系老人愛や男友達の軽ホモ告白とか「普通の恋愛」を意図的に外して、分析的な女の子視点で世界への違和感を綴った、「女の子の心情をリアルに」系小説の類型。乙女チックな部分と現実と折り合いを付けるかという、少女マンガ臭いテーマの小説というと吉本ばななを連想しますが、吉本ばななには、オリジナルな文体はあった気がするけれど、この普通さだと田中康夫とかと変わらない気も。わたしがこの種の小説の良き読み手というか、対象者じゃないだけか。でも、友達や恋人がいる奴がダメ人間ぶっても、、、

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2005年4月期アニメ等第1話感想(その4)

今期、まじめに見たい作品が自分に特に無いようなので、ここで一段落、な2005年4月期アニメ等第1話感想(その4)

17「ムシキング」(水夕)OP(kiroro)は吉田美和系こぶし+地味バックバラード。ED(38LAB☆)ポジティブ歌詞合唱ギターロック
エコロジック勇者ファンタジー+バグズ・ライフ。ゲーム的メタ臭さはなく、子供向けに丁寧に作った作品ながら、わたしには引っかかりがないので△×。

18「ツバサクロニクル」(土夜)OP(キンヤ)ビジュアル系歌謡曲,ED(坂本真綾)ミディアムテンポの軽快な曲。
中近東メロディと、美形バトルものの第1話は設定説明台詞の塊。記号性の塊であるCLAMP原作にしてはキャラ感情温度が低いのは、真下監督ならではか。存在自体が萌え記号だった「丹下桜」の不在故か。△×

19「交響詩編エウレカセブン」OP(FLOW)70年代ソウル入った伴奏になよ男2人。ED(高橋梢枝)バラード。
「カウボーイ・ビバップ」「サムライ・チャンプルー」のサブカル病戦犯な、佐藤大の小賢しいハイセンス台詞回し&背景世界さが鼻につくので、美麗だがアクのない「キングゲイナー」絵が醸し出していた「テレビまんが」の微妙な面白さは激減。△

20「ハチミツとクローバー」(水深夜)OP(YUKI)加工女声歌い上げ。ED(スネオヘアー)ギターポップ
「月下の一群」+ロリだなぁ、と思った原作1巻の台詞を大声朗読してただけで、台詞の向こうの微妙な感傷が無いような気が、、、△×。

21「ガラスの仮面」(火深夜)OP(candy)ドラマチック女性歌。ED(愛名)ピアノをバックに女性バラード。
第2話を視聴。ラストの中江真司ナレーションとパロられまくった描写である白目には笑ったが、まじめに観られると云うわけことでなく。矢島晶子の姫川を観るために△。

22「タイガー&ドラゴン」(金夜)OP(クレイジーケンバンド)初期エレカシ風怒鳴り。ED(V6)ちょっとゴスペル的盛り上がりな合唱。
非特撮実写ドラマはこれしか観ていないのですが。年末SPの完全続きだったので再放送を観ていなければ辛かったかも。滑っていたネタが、パッチワークのように収まり、落語「芝浜」ベースのイイ話にまとまったため、観終わったときの気分の良いことと云ったら!竜二の逆切れキャラ=ぶっさん化はさらに進行してて、木更津キャッツアイ好きには嬉しいし、(不機嫌そうに見えて実はいい奴だった(おいしいキャラな)蒼井優が非常に可愛く見えたのも収穫。○

23「ラブレス」(水深夜)OP(翁鈴佳)ギターエフェクトの印象が強いので梶浦色は薄い女性歌。ED(引田香織)は、鬼塚ちひろ風バラード
黒髪白髪のベタベタホモ恋愛とインパクト狙いだけで死とか深刻設定を持ち出すのは高河ゆんらしいなぁ、と「アーシアン」を面白がって読んでいた頃を思い出しつつも、その種の深刻設定ファンタジィが「エヴァ風」という言葉で括り可能となってしまった今、門外漢が楽しんで観るのは辛いところ。△×

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「FINE TIME2」/「GILES PETERSON IN AFRICA」

最近聴いたCDコンピレーション×2

「FINE TIME2」
1回しか聴かなかったのは、別にCDプレイヤーの破損を恐れてってだけでなかった「FINE TIME」なのですが、新規開拓が期待できるコンピレーションものには点を甘く2も購入。
REBEL FAMILIA「PROBLEMS」とか、今更感の漂う、キャバレー・ヴォルテール風(?)アンビエントときどきノイズな音楽は、ニューウェーブ的俺節意識もなければ、テクノ以降の聴いてるだけで気持ちいい訳でもなく、かつての実験音楽を今の知識と技術とで再現した「追試音楽」風の印象で特に辛かったなぁ。
パンクな横山健「Hungry Like A Wolf」、ミニストリー風デジロックな、WRENCH「MURDEROUS」は、聴きやすいけれど、それは既存スタイルをなぞっただけだからでもあるし。
フリクションやニューエスト・モデルの人の歌を(別名義のRECK「PUERTO RICA GHOST」SOUL FLOWER UNION「IMYOUR MAN」というかたちで)聴くのは、彼らの1ST以来なのだけれど、相変わらずあまりにも雑な歌なので、個性として認めたくはないなぁ。P.I.LやThis Heatのポップじゃないとこに思い入れしていることもあるから、「(This Is Not A)LOVE SONG」の日暮愛葉+中村弘二や、「Paper Hats」のdownyのひねり無く聴き易くしただけのようなアレンジにも抵抗あるし。

良かったなぁ、と思ったのは、ジャズボサ風スタイル変換だけかと思いきや、熱唱する終盤展開は意外性有った、ハミングキッチン+とらジャム「Too Shy」。SiZK「How Soon Is Now」も、ペット・ショップ・ボーイズ風味は聴いているだけで気持ち良い音なのと元ネタ意識して別なことしようって意志も見えるから有り。

「GILES PETERSON IN AFRICA」
英で「STRIGHT NO CHASER」雑誌を確かやってたDJによるアフリカ系音楽コンピレーションで「THE SPIRIT」「THE SOUL」の二枚組。珍品発掘色より、気持ちよく聴けるかを重視してるという、クラブ文脈の人らしいセレクトなこともあり、気楽に聴けるので愛聴しています。

「THE SPIRIT」のほうは、ラテンフュージョン的軽快なハウスでおなじみMASTERS AT WORKによるFELA KUTIのカバー(コーラズが「エンヤラコ」なのはギャグなのか?)や、人力トランス(歌入っていたんだ、インストかと思っていた)のKONONO No.1「LUFUALA NDONGA」といった、アフリカ音楽のリズム快感を重視した反復ダンスミュージックが中心。

もう一枚の「THE SOUL」比較すると伝統系になりますか。御大FELA KUTIがGINGER BAKERと演った「Ye Ye De Smell」は別格ですが、アフリカ系ではなくソウル、ゴスペルのりの歌い上げ曲が異彩を放つCETTA MBULU「MAHLALELA」など、バラエティに富んでいます。

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桜庭一樹「推定少女」/デイヴィッド・エディングス「ベルガリアード物語1 予言の守護者」

最近読んだ小説×2

桜庭一樹「推定少女」
桜庭2冊目。いちおう、宇宙人の架空設定も在るものの、特にその描写はなく、主人公の幻覚とも取れる書きぶり。で、メインは義父にレイプされそうになって家出した少女の話。ゲーマーや秋葉原が(肯定的に)出てくるところは新味でしょうが、居場所のなさに苦悩する青春小説、として手堅くフォーマット通りなだけな気も。

少女の苦悩と少年の苦悩の比較で、北村龍平監督の文章引用してる、あとがきには苦笑。映画秘宝でもそのビッグマウスぶりが面白がられた北村監督は少年の一般的な例ではないと思うけれど。

デイヴィッド・エディングス「ベルガリアード物語1 予言の守護者」
ファンタジィ・ブックガイドでも(「指輪物語の亜流だが、良くできている」だったかな。本作解説では他作の話ばっかりしてますけど、、、)評価していた作品が再刊されていたので1巻目を試し読み。ファンタジィ読書経験値が低いせいか、少々辛かったです。

伝説の魔法使いや、ハイレベル一芸能力者とクエストをする、秘められた能力を持った少年話。超ありがちパターンのRPGファンタジィというか、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」or「冒険王ビイト」のように見えてしまいました。特に、第1巻ではサブキャラが強すぎて、主人公はくっついているだけで話が終わってしまうという、盛り上がりに欠ける展開だったこともあり、ダメージを受けない強制イベント状態でルール説明、というRPG最初の30分を400頁使って読まされた感が強かったです。

「指輪物語」でのガンダルフのような得体の知れないところがなく、老師度が高いだけのベルガラスのキャラに顕著ですが、キャラもかなり類型的。娯楽小説系キャラながらトラウマや闇をそれぞれ抱えていた<氷と炎の歌>の説得力が懐かしくなってしまったわたしには、2巻目を読むモチベーションに欠けます(同じくありがちだなぁという気はしても、国産ならではの読みやすさ&会話の楽しさで「西の善き魔女」は続巻も読み続けているので、わたしの小説読み体力が減少してるってことでもあるのですが。)

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カート・ビュシーク「アストロシティ/コンフェッション」/石川賢「マンガ神州纐纈城4[想念の魔城ー纐纈城の最期]」

カート・ビュシーク「アストロシティ/コンフェッション」
オムニバスだった前作に続く2冊目は長編。黒ずくめのストイック武闘派とアイマスク付き少年弟子という、いわば俺バットマン。で、わたしの嫌いな映画「スパイダーマン2」ばりの道徳的ヒーロー論バリバリ(「敵」が全く描写されないことで初めて成立する感動だからなぁ。本作もそう)なので萎え。この種のヒーロー論ものではどうしても連想してしまう「バットマン:ダークナイト・リターンズ」の場合だと、主人公の長く不機嫌な独白があるので、ヒーロー論は主人公の照れ隠しの戯れ言にも見えるとこが、道徳的押しつけがましさを消しているんですが。

むしろ、おまけというか、J・R・R・マーティン「ワイルドカード」、H・エリスン「声なき絶叫」への言及あるニール・ゲイマンの序文、ローレンス・ワット・エヴァンズって「COOL」の?な巻末作者謝辞、「悲しい記憶でも大事」な叙情SFのりの併録短編、辺りのSF臭が嬉しかったり。

石川賢「マンガ神州纐纈城4[想念の魔城ー纐纈城の最期]」
で期待していた完結編。因縁話を聖剣で魔王を倒す系ファンタジーのフォーマットで「魔界八犬伝」ばりにきれいに纏まってましたが、「魔界転生」の八方破れぶりを期待していたので、少々残念。原作を「終わってねぇ!」と自分のことを棚に上げて文句言うところ(&セルフ突っ込み)のあとがきには爆笑。原作も読みたいところ。

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2005年4月期アニメ第1話感想(その3)

来週の「エウレカセブン」以外は、そろそろ出揃ってきたかな?2005年4月期アニメ第1話感想(その3)

11「極上生徒会」(水深夜)OP(田村ゆかり)郷ひろみを除いても既聴感有るアイドルソング。ED(極上生徒会執行部)は合唱でなく、ちょっと歌い上げ系。
眠たげな目がsakusakuジゴロウ風毒舌突っ込みキャラ+架空設定度の高いマリみて、というよりCLAMP学園か。多すぎるキャラをテロップで無理矢理説明した感は強いものの、転校生ものの定番フォーマットのお約束パワー(と、ラジオを連想させる田村ゆかりのやさぐれ声)のおかげで、第1話に限っては飽きずに観られました。△

12「いちご100%」(火深夜)OP(Dream)はソウルこぶし入りガールポップ。ED(HINOIチーム)は片言日本語ユーロビート。
眼鏡取ったら美人とは、あまりにも古典な優柔不断ラブコメ。能登麻美子のかすれた声が沢山聴けるのは良いけれど、それはBSQRの1時間ラジオで十分な気が、、、△×

13「アイシールド21」(木夜)OP(COMINGCENTURY)TOKIO風ジャニーズロック。ED(リッケンズ)は巻き舌サビ英語ロック。
レベルアップ型スポーツ物第一話の定番以上の物ではなく。ロンブー田村は下手という気はしないものの、中の人の(「ガサ入れ」とかでのゲスな人)イメージが出すぎの声なので、作品の異常性の全てを受け持つキャラである蛭間を尊敬しずらくなってしまった。×

14「フタコイオルタナティブ」(木深夜)OP(ペユミ)ガールポップ。ED(eufonius)は女子70年代フォーク。
優作リスペクトへっぽこ探偵物とアニパロ入り美少女アニメの無理矢理融合はどうなるか、冒頭のガヴァドン対幼女の意図(白濁液ぶっかけサービスってだけかも、、、)はじめ、話が全く見えないので完全未知数。第1話は「コスモス荘」のufotableらしい、動画大盤振る舞いと、水橋かおり&関智一の安心キャストの勢いで観てしまいましたが。○△

15「これがわたしのご主人様」(木深夜)OP(奥井雅美)にしてはあっさり目の曲。ED(いずみ・みつき・安奈)声優合唱。
SF設定と緩いギャグをマイナスした、まほろまてぃっく製作チームの新作。悲しい過去で実はイイ話しにしたいからか、展開がトロい。男に感情移入できないので、浅野真澄、清水愛のイメージ通りの声だけだと...×。

16「スピードグラファー」(木深夜)OP(duranduran)は今回は無し。ED(湯川潮音)はUA系変なイントネーション女性アコースティック。
近未来ディストピアSF犯罪物ですが、人間を握りつぶす描写のトンガリぶりと似合わぬ説明台詞のダサさ。ROD石浜絵の綺麗さにもったいないお化けが出る、いつものGONZO節。EDの美少女をさっさと出せばいいのに。△×

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「メテオス」/「エレクトロプランクトン」

最近playしたゲーム。NintendoDS×2

「メテオス」
落ちゲー。「グンペイ」以外はろくにプレイできない落ちゲー音痴なので、正確な画面タップを高速で続けることを最も簡単なモードでも要求される修行ゲーにしか見えず、何を楽しめば良く解りませんでした。理不尽な修行を当然のように強いるのは、なんというか、いかにもSEGAゲーですなぁ、という気が(個性だとも言えるので悪口ではなく)。

「エレクトロプランクトン」
バーチャル水槽ってオサレ癒しものっぽい印象ありましたが(偏見だ)、そういう面もないではないけれど、それだけでもなく、テキトーに画面タップすると音が鳴る、シンセおもちゃ、といったところ。PCや据置機を含めれば珍しくないとはいえ、携帯出来るのは強みでしょうか。あんまり積極的に聴かない、エレクトロニカ(明解メロディ無くチャカポコしたシンセインスト。「オウテカ」「後期YMO」とか?)っぽい音になりますが、自分で操作するってこともあって、飽きずにボケーっと続けてしまいます。

ちょっと、ライフゲーム的な初期配置して(音楽という)反応を見る「タイヨウチュウ」、永久パターン造りがゲームっぽい「ハネンボウ」あたりが好み。

ファミコン音楽という飛び道具をリズムボックス的に使った、なんちゃってシーケンサー(?)「ツリガネムシ」も、テキトーに画面タップすると、(ただ音が出るだけじゃなく)音楽っぽい感じになるのが、楽器弾けない自分には演奏気分が堪能できて楽しいです。面セレクト時の音楽は今となってはsakusakuのブリッジを思い出してしまいますが、それだって、ファミコン音の強い個性が「記憶」を呼び起こすということでもあるわけで、音の面白さを再認識。最近、ちょっと今後音楽を聴いて驚くことが出来るのか不安になったこともあり、新しいCD買う気力が無くなっていた(「永遠にハードディスク内アーカイブ聴いてりゃいいのでは?疑惑」ともいう)のですが、「明日、CD屋行ってみよう、なんか買いに。」って気になりました。

マイクで音声キャプる「レックレック」「ボルボイス」「ナノカープ」あたりは、アイデアは面白いけれど(独りでやってるとちょっと淋しくなるんで)人に見せゲーかも。

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2005年4月期アニメ第1話感想その2

作業感は否めませんけれど。2005年4月期アニメ第1話感想その2

6「こいこい7」(日深夜)OP(こいこい7)は声優連呼ソング、ED(UPPER*SLOPE)はコブシ入りソウルバラード。
低脳ノリ、パンツとガンダムパロ付ハーレム物。ギャラクシーエンジェルでの空回り悪役キャラを連想させる後藤沙緒里の声好き向けか。△×。

7「創聖のアクエリオン」(月深夜)EDはスキャット。
ラーゼフォン臭さ炸裂の難解&前世トンデモ系世界設定ながら、少年が偶然ロボにのって大活躍な、オーソドックス第1話をきっちりと。勢いが落ちなければ&アルジュナ的電波ノリが(少なくとも主人公)には伝搬しなければ。○△。

8「うえきの法則」(月夕)OP(島谷ひとみ)変コブシ女性ボーカルに変速ビート。ED(嘉陽愛子)音圧薄い変リズムにバラード。
少年マンガ伝奇バトル。メッセージがあまりにも記号的過ぎて、裏の意図を感じずに観るのは厳しい。×

9「エレメンタルジェイド」(火夕)OP(サヴィッジジーニアス)懐かしユーロビート。ED(黒田倫弘)男声なよバラード。
中期FF〜sceあたりのRPG臭いメカ入りファンタジィ。石田彰の少年声が(第一話に限ってはだけど)不自然さをかなり中和しているからか、過剰設定の大盤振る舞いが勢いに繋がっている。○△

10「こみっくパーティ」(月深夜)OP(中山愛梨紗)エコーのきつい80年代末期型ガールズポップ。ED(元田恵美)打込ホーン音ばりばりの80年代末期型ガールズポップ。
第1話はギャグも入れつつイイ話だったけれど、ゲームやってないとさすがに同人ネタというメタ度高いギャルゲー原作ものに付いていくのは困難。△×。

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映画「真夜中の弥次さん喜多さん」

2005.04.02新宿ジョイシネマ1にて鑑賞

奇抜さが面白いが、ラストが惜しい映画。

クドカン、ZAZENBOYS(ギター・インスト中心で弱点の歌がないので良かった。エンドタイトルでのP.I.L「アルバム」風唱法はジョン・ライドン好きにはポイント高し)、有名人キャストが珍獣っぽく存在感重視で登場する、といったサブカルのりな、「サバイブスタイル5」と同種の映画。ただ、登場時インパクトだけに終わらないように冒頭のバイク疾走シーンの痛快さはすごく期待させるし、山口先輩、阿部サダヲ、森下愛子といったクドカン組の人達らしいインパクト台詞の応酬やミュージカル仕立て、とか趣向が凝らされていて、滑っている感激強の「サバイブスタイル5」より序盤の印象は全然良かったのですが、、、映画全体だと今一でした。

全6章立ての話なのですが、テンション高く「わはははは」不条理がずーっと続く「弥次喜多inDEEP」っぽいノリ(何回かコミックビームで読んだだけですが)の最終話「魂の宿」が長すぎ。しかも、存在感はあっても偉そうなカリスマ性に欠けてる、長瀬智也と小池栄子(神様役とかは彼女には向かない気が、、、)とのバトルでは、現実と幻想、生と死についても文学的台詞に深みを与えるまではいかず、存在感の塊である荒川良々版「マルコヴィッチの穴」終盤風画面のインパクトに負けてしまってます。

唐突に変な物を出すゴングショー的ネタ話は、物語ラストがそれまでの変な物たちの存在理由になるというか、映画館を出たときの最終的印象を決定づけるので、ラストが今一なまま終わってしまうと、意味づけされない「変」が在っただけになってしまいます。そうすると、映画自体の感想も「荒川良々が変だったなぁ」になってしまって、「サバイブスタイル5」と同じ。それじゃもったいない映画な気もするのですが。

タイムリーなことに、正月見逃してしまった「タイガー&ドラゴン」再放送(2005.04.03)観たところ、まんま「木更津キャッツアイ」ぶっさんな、逆切れしつつシリアスも見せる岡田准一(大河臭さ炸裂なNHK正月ドラマ「大化の改新」では魅力を発揮できなかったけれど)はやっぱ良いなぁ、と思ったりしたので、宮藤官九郎作品自体は嫌いじゃないんだけれど。岡田や西田敏行みたいな、登場時インパクトだけでなく、演技的なものを見せてくれる人がいないとラストがしまらない、ってことかも。

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2005年4月期アニメ第1話感想その1

3月最終話まで付き合ったのが、「厳窟王」「AIR」だけだったりする落ちこぼれぶりで、どっちかというと、OPED曲のチェックに近くなってしまっている2005年4月期アニメ第1話感想その1×5

「英國戀物語エマ」(土深夜)
OP(梁邦彦)ED(東京リコーダーオーケストラ)は雰囲気曲インスト
くすんだ色使いとアコースティックな音楽と冬間由美の声で雰囲気を作った、地味な家政婦と貴族の坊ちゃんが身分違いの恋愛話。一話は綺麗にまとまっていました。ただ、お茶殻使って掃除といった家政婦うんちく、英国ネタ描写が無くなると、話もゆっくりさが退屈さになりそうな気も、、、△。

「ふしぎ星のふたご姫」(土朝)OP(FLIPFLAP)は歌のおねぇさん系 ED(ファイン☆レイン)は声優ブンチャッチャ。
ファンタジィ世界でのコミカル魔法少女もの。説明をあえて省きキャラ描写に回してテンポ良く。△○

「おねがいマイメロディ」(日朝)
OP(高橋美佳子)は声優歌に、音圧薄いリズムボックスが妙に合っている。ED(まいめろでぃーず)は合唱系。
プリキュア風学園描写とサンリオぬるま湯ワールド組み合わせの無理矢理感。どちらも好きじゃないと引っかかり無し。×。

「メルヘブン」(日朝)OP(ガーネットクロウ)は歌詞の大仰さがOPっぽいビーイング女子ロック。ED(小松未歩)はビーイング女子バラード。
レアアイテム取り合い召還バトルもの。武上純希シリーズ構成らしい架空設定に愛がない手堅い子供向け。何の理由もなく異世界で超人になってしまう逃避型ファンタジィを明示するのは製作者の悪意か。×

「IZUMO 猛き剣の閃記」(土深夜)
OP(小枝)はI've系?アッパーギャルゲー主題歌。ED(クローバー)は女子合唱でなく、パート別輪唱。
幼なじみが起こしに来る×2が冒頭。ギャルゲー記号を混ぜたために異世界に行くまでに1話かかってしまう展開の遅さ。×

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ウィル・マッカーシー「アグレッサー・シックス」

最近読んだSF。

地味リタリーSF。ラスト50ページまで苦行。

表紙のプレイガールQな感じと、ミリタリーSFという売り文句をみれば、秘密兵器&「ここは俺に任せろ」の痛快冒険のりかと思いきや、、、

エイリアンの思考をシミュレートする主人公チームの試行錯誤と、敗北直前の宇宙軍人のささくれ立った心情描写が延々と続く、地味というか、辛気臭い小説でした。作者の人物描写が下手なせいか、あるいは主人公らがシミュレートしているエイリアンの思考の異質さを際立たせる意図か、何も起こっておらず、変わったアイデアがある訳でもないのに、非常に読みにくい小説になっています。

ラスト50ページで謎が明かされ話は解決しますが、キャラ描写がろくにされていないのと、それまでのウダウダした展開と謎の間に関係が全くないので、唐突すぎる「終わり。」を突き付けられた印象。主人公が戦場トラウマとか、「宇宙戦艦ヤマト」ばりに唐突に出てくる戦争批判も前後とつながっていないので、単に言ってみただけに終わってるし。

訳者後書きによると、エンジニア上がりで、ハードSFアイデアを他の小説やノンフィクションで展開している作者が、地上戦を宇宙に置き換え型戦争SFへのアンチな意図で書いた小説らしい(いまさら、スペオペの安直さ批判かぁ)ので、小説方面が下手という、「ハードSF作家」の弱点ばかりが強調されてしまった結果かも。

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