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映画「真夜中の弥次さん喜多さん」

2005.04.02新宿ジョイシネマ1にて鑑賞

奇抜さが面白いが、ラストが惜しい映画。

クドカン、ZAZENBOYS(ギター・インスト中心で弱点の歌がないので良かった。エンドタイトルでのP.I.L「アルバム」風唱法はジョン・ライドン好きにはポイント高し)、有名人キャストが珍獣っぽく存在感重視で登場する、といったサブカルのりな、「サバイブスタイル5」と同種の映画。ただ、登場時インパクトだけに終わらないように冒頭のバイク疾走シーンの痛快さはすごく期待させるし、山口先輩、阿部サダヲ、森下愛子といったクドカン組の人達らしいインパクト台詞の応酬やミュージカル仕立て、とか趣向が凝らされていて、滑っている感激強の「サバイブスタイル5」より序盤の印象は全然良かったのですが、、、映画全体だと今一でした。

全6章立ての話なのですが、テンション高く「わはははは」不条理がずーっと続く「弥次喜多inDEEP」っぽいノリ(何回かコミックビームで読んだだけですが)の最終話「魂の宿」が長すぎ。しかも、存在感はあっても偉そうなカリスマ性に欠けてる、長瀬智也と小池栄子(神様役とかは彼女には向かない気が、、、)とのバトルでは、現実と幻想、生と死についても文学的台詞に深みを与えるまではいかず、存在感の塊である荒川良々版「マルコヴィッチの穴」終盤風画面のインパクトに負けてしまってます。

唐突に変な物を出すゴングショー的ネタ話は、物語ラストがそれまでの変な物たちの存在理由になるというか、映画館を出たときの最終的印象を決定づけるので、ラストが今一なまま終わってしまうと、意味づけされない「変」が在っただけになってしまいます。そうすると、映画自体の感想も「荒川良々が変だったなぁ」になってしまって、「サバイブスタイル5」と同じ。それじゃもったいない映画な気もするのですが。

タイムリーなことに、正月見逃してしまった「タイガー&ドラゴン」再放送(2005.04.03)観たところ、まんま「木更津キャッツアイ」ぶっさんな、逆切れしつつシリアスも見せる岡田准一(大河臭さ炸裂なNHK正月ドラマ「大化の改新」では魅力を発揮できなかったけれど)はやっぱ良いなぁ、と思ったりしたので、宮藤官九郎作品自体は嫌いじゃないんだけれど。岡田や西田敏行みたいな、登場時インパクトだけでなく、演技的なものを見せてくれる人がいないとラストがしまらない、ってことかも。

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