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桜庭一樹「推定少女」/デイヴィッド・エディングス「ベルガリアード物語1 予言の守護者」

最近読んだ小説×2

桜庭一樹「推定少女」
桜庭2冊目。いちおう、宇宙人の架空設定も在るものの、特にその描写はなく、主人公の幻覚とも取れる書きぶり。で、メインは義父にレイプされそうになって家出した少女の話。ゲーマーや秋葉原が(肯定的に)出てくるところは新味でしょうが、居場所のなさに苦悩する青春小説、として手堅くフォーマット通りなだけな気も。

少女の苦悩と少年の苦悩の比較で、北村龍平監督の文章引用してる、あとがきには苦笑。映画秘宝でもそのビッグマウスぶりが面白がられた北村監督は少年の一般的な例ではないと思うけれど。

デイヴィッド・エディングス「ベルガリアード物語1 予言の守護者」
ファンタジィ・ブックガイドでも(「指輪物語の亜流だが、良くできている」だったかな。本作解説では他作の話ばっかりしてますけど、、、)評価していた作品が再刊されていたので1巻目を試し読み。ファンタジィ読書経験値が低いせいか、少々辛かったです。

伝説の魔法使いや、ハイレベル一芸能力者とクエストをする、秘められた能力を持った少年話。超ありがちパターンのRPGファンタジィというか、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」or「冒険王ビイト」のように見えてしまいました。特に、第1巻ではサブキャラが強すぎて、主人公はくっついているだけで話が終わってしまうという、盛り上がりに欠ける展開だったこともあり、ダメージを受けない強制イベント状態でルール説明、というRPG最初の30分を400頁使って読まされた感が強かったです。

「指輪物語」でのガンダルフのような得体の知れないところがなく、老師度が高いだけのベルガラスのキャラに顕著ですが、キャラもかなり類型的。娯楽小説系キャラながらトラウマや闇をそれぞれ抱えていた<氷と炎の歌>の説得力が懐かしくなってしまったわたしには、2巻目を読むモチベーションに欠けます(同じくありがちだなぁという気はしても、国産ならではの読みやすさ&会話の楽しさで「西の善き魔女」は続巻も読み続けているので、わたしの小説読み体力が減少してるってことでもあるのですが。)

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