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映画「ダニー・ザ・ドッグ」

凡作。

戦闘マシーンが人の優しさに触れて改心、という、ジェット・リーの感情表現力に配慮したベタな展開のアクション映画でした。本作と同じく、リュック・ベッソン製作のジェット・リー主演映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」と同じような印象。

アクションシーンは、「ジェット・リーは無敵」が前提だし、しょうがないのですけれど、意味不明狂気笑いと、仏頂面と、キレる系怒りんぼ、といった肉体派フランス人雑魚に人間味が全く無いため、勝っても、敵を倒したっていうより障害物を排除したって感じになっていて、カタルシスに欠けています。あるいは、映画で喚起される「感情」が、わたしと、この映画が対象としているフランス人とは全然違うのかも、と、絶対敵が待ち伏せていそうな不安かき立て音楽なのに、心の安らぎシーンだったりする音楽(マッシブ・アタック)に感じました。

アクションに味気がないのは、話の方を見て欲しいってことなのかもしれませんが、過去を徐々に思い出していく描写と、ジェット・リーの表現力で「改心」過程を見せるためにお約束的手続きを踏む必要があったため、戦闘もダレ場もなく、ただただ説明的描写ばかりが続く退屈さなので、話として観るにも辛く。

老師的な役回りが板につきまくりのモーガン・フリーマンが、本作では陽気なピアニスト系老師を演じていて、その陽気さはジェット・リーのマシーン振りと良い対比にはなっているものの、それは、記号的老師表現ってことでもあるので、「記号」を超える存在感を映画にもたらすまでには至らず。

要は、映画としてはアレな訳ですがが、「ジェット・リーは無敵」アクションを観てるだけである程度楽しいのも確かなんで、まぁ、「凡作」かな。

2005.06.25新宿ピカデリー3にて鑑賞。

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Tracked on 2005.06.30 at 01:56 PM

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