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SFマガジン2005年7月号「ぼくたちのリアル・フィクション2」/ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟2 天の果実」

SFマガジン2005年7月号「ぼくたちのリアル・フィクション2」
前回特集の桜坂洋小説に近いノリ、のセカイへの違和感少女話ばかり、4つも続くと、食傷。桜坂氏も続投なのでしょうがないか。「涼宮ハルヒの憂鬱」や大友克洋「宇宙パトロール・シゲマ」的な、架空設定を妄想という扱いにして、その妄想を抱いている人の心を描く、ってな物語の場合だと、架空セカイの設定って、象徴ですらなくて、心底どうでも良い背景なので、架空設定をマトモに取り合ってSFとして読むには辛い。
その中では、家族関係の重苦しさが昔の日本文学臭く、その分だけ小説として普通に読める、平山瑞穂「野天の人」が良かったかな。

特集以外では、連載「罪火大戦ジャン・ゴーレ」は毎回、話が転々として、新聞小説的に飽きさせないなあ。

ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟2 天の果実」
基本的には、前巻と同じ娯楽SFなれど、最終話「天の果実」ラストでの〈鋼の後家蜘蛛〉の挫折泣きっぷり、はいかにも70年代臭く、かつてのマーティンの作風を思い出す作り。

それにしても、<氷と炎の歌>第1巻の「栗本薫氏絶賛」並に読者をドン引きさせる(栗本氏が一概に悪い訳じゃないけれど、独自の世界にはネガティブなイメージ持っている人も多いと思うので)、「お前が馬鹿なら買え」と言わんばかりの帯の惹句は、勘弁してほしかったなぁ。マーティンの宣伝にもなっていないんじゃ...

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