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映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」

(クローン大戦+SEEDディスティニー+ドラクエ3終盤)/10ぐらいの凡作

頭の弱いヒーローものがダラダラ続く前作「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」が好きだったのですが、エアカーびゅんびゅんの未来風景とか、冒頭の宇宙艦隊戦とかの映像は観ていて気持ち良い(それだって、絵柄のアメリカンぶりを許容できるならアニメ「クローン大戦」と同じなのですけど)ものの、お話のほうはいまいち。

坊やな少年が周りの無理解にめげて非行に走る悲劇、とゆー話なのですが、オビ・ワンはじめ、周りのジェダイさん達はひたすら鈍感バカに描かれている(前作と違って負けてばかりなためジェダイさん達は「バカだが強い」ですらないので、ただ間抜け感強し)ために、主人公の孤立が非行に走るほどに切実な動機に見えないので、納得できずにお話を見ることになる「悲劇」には、芝居がかった大仰さだけが鼻につきました。

他に主人公が苦悩する理由として、「母を失っているから恋人まで失いたくない」みたいなことを言ってますけれど、前々作の顔も違う頃の話なんてとうに忘れてるし(2005.05.25追記。と思ったら、「スターウォーズの鉄人」サイトで前作粗筋読むと、母死に話が有りました。粗筋を読み返しても母死にシーンは殆ど思い出せないぐらい完全に忘却していたので、「唐突だなぁ」と思ってましたが、とんだ勘違いでルーカス監督には申し訳有りませんでした。この映画の主人公より頭が弱いですね、わたし。ということなので、前作と続けて観ればorわたしみたいな記憶力薄弱でなければ、主人公の行動に説得力有るのかもしれません。2005.08.27追記2。さらに前作ラストで主人公が結婚していたことも今思い出しました。悪夢から目覚めてハッとするところ、結婚もしてないのに所帯じみた同衾ぶりに、未来の人たちはススンデルなぁ、と素で思ってました、新婚さん状態だとマリッジブルーの変形ってことになるのかな、わたしには分からない世界。)。

そして、非行の見せ場が、深刻そうな顔して理屈を言う斬り合いで、主人公が「議長」に操られてることを観客に見せてしまうので、当人の切実さが芝居がかった間抜けにしか見えないところは、機動戦士ガンダムSEEDディスティニーの主人公?シンを連想してしまいましたけれど、群像劇なSEEDと違って主人公以外の視点を持ちにくい話なだけ、こちらの方が見ていて辛かったです。

ラストは万人が予想する通りの「過去の名作に続く」ドラクエ3オチですが、ファンサービスよりは、ラストバトルの結末とか繋げるための無理矢理感のほうが、気に掛かりました。エピ4でのルークと同じポーズで、オーウェンおじさんの片足を岩の上に載せた立ち姿には、ルークはこれを見て育ったんだなぁ、と感慨有るシーンもありましたけど。ドラクエ3終盤もアイテム名が懐かしいだけでゲームとして面白いかというと疑問ですし、こんなもんでいいのかな。

2005.08.20渋東シネタワーにて鑑賞

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Tracked on 2005.09.05 at 11:35 PM

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