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ポール・J・マコーリィ「4000億の星の群れ」(ハヤカワ文庫SF)

軍人に邪魔をされつつ、知性が有るんだか無いんだか?な、異星人とのファースト・コンタクトに苦労する、不定期エスパーの話。で、それが、中盤まで、G・ベンフォードの「タイムスケープ」以外の作品に通じる地味さで続きます。なので、タイトルの派手さは一体、、、と思っていたら、終盤、やや唐突に壮大なスケールの異星人の秘密が明かされてくのには驚きました。タイトルに偽り無しです。設定朗読チックな展開ですが、主人公らのドラマと設定とを無理矢理リンクさせていて80年代SFらしい、SFのくせに小説っぽさに気配りした感があるので、シラけずに読めて善かったです。

ちょっと、人物描写にジェンダーもの臭い図式性があるので、そこら変嫌いな人(わたしもそう)にはそこが難点ですが、ラストで宇宙の真理を知るような「本格SF」っぽいやつを、久しぶりに読んだ気分になったことも確かです。

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