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SFマガジン2005年10月号「ロボット特集2005」

特集小説は2作。
ロバート・J・ソウヤー「脱ぎ捨てられた男」は、記憶コピー、とアイアンディティの問題、というディック頻出ネタを、人情オチで纏めるという、「いまどきこれかよ!(でも、ソウヤーだからなぁ)」な作品。ジェイムズ・パトリック・ケリー「ベルナルド・ハウス」はメイドロボものですが、童話モチーフものだと、象徴性が強まりすぎて、どうしても雰囲気に流され感。

特集以外だと、少々お久しぶりの浅倉久志コレクション。ハリィ・ハリスン「世界の週末のあくる日」は皮肉さたっぷりの会話小説。浅倉訳だけあって、すらすら読めて好印象。

インタビューが2つ。ロボット特集の瀬名秀明インタビューは月末刊行らしい「デカルトの密室」の解説みたいなもので、未読者にはサッパリ。アニメ雪風完結記念な、神林長平インタビュー。元祖セカイ系に落としこみたいインタビュアー東浩紀の意図が、作品を離れた作者のコメントなんて作品理解に意味無し、という立場を堅持する神林の前に撃沈するのが見所か?初出が「波状言論」だし、東ファン向けの記事か。

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映画「花都大戦 ツインズ・エフェクト2」

主役の軽さと、カンフー香港映画らしいイージーさで、何も気にせずに楽しめる映画。

メインの女性二人が同じなだけで、話とかは前作とは無関係な香港映画。

男が奴隷で女が支配階級という、中国時代劇世界で、心を病んだ女王の圧政に伝説の勇者が神剣持って立ち向かう、という話。な、訳で、話の主役は女性二人ではなく、ジャッキー・チェンの息子さん、ジェイシー・チェン。「マロは」とかいう台詞が似合いそうな、SMAP草薙君を思いっきり、ふくよかにした感じののっぺり顔で、(今後はともかく本作では)心優しいだけの凡才が「実は勇者」という役どころに似合っている顔付きだなぁ。

ドニー・イェン参加の香港映画だけあって、メインの女性二人が空を飛んでサマーソルトキック打ち合いの冒頭から派手派手のアクション。カラフルな布の投げ付け合いや、水を剣で切ったり、と映画「HERO」をパロっているのかな。長々とやらないので本家より好印象です。

のたのた動く特別出演ジャッキー・チェンVSワイヤーで滑空するドニー・イェンとの物語上の意味が全く無い、ただそこにいたから戦っただけ、というバトル(の割にこの映画の中で一番真剣)とか、女王のギャグとしか思えない必殺技豊胸光線とか、催眠術からの間抜けすぎる脱出法とか、盛りだくさんなところはサービス精神旺盛な香港映画らしくて、楽しいです。脚本は相当行き当たりばったりなのですが、それも、まじめに描くとフェミニズム図式臭くなる話を気楽に楽しめるようにしています。

最近観ていて辛くなる映画が多かったので、何も気にせずに純粋に楽しめる映画を観られたのは嬉しかったです。

2005.08.27銀座シネパトスにて鑑賞。

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SFマガジン2005年9月号「ハードSF作家競作特集」

せっかくカテゴリーSFマガジン作ったのに、次号が出てしまう時期にやっと読了したのは、藤崎慎吾インタビューに「ハイドゥナン」のネタバレを恐れていたせいもありますが、、、

「ハイドゥナン」刊行に合わせた、藤崎慎吾と、氏に近い位置付けの小説的には地味な日本SF作家×3(山本弘野尻抱介小川一水)の短編。短編だからしょうがないところもあるけれど、物語展開がSFでよくある感じなので、バイオ、パラレルワールド、ウラシマ効果、ナノマシン、を扱ったSFのリメイク臭がしてしまい、印象薄く。

田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」はエロに特徴なし。「そろそろワイドスクリーンバロックに」と執筆者紹介欄でコメントしてますけど、今月の宗教系未来兵器も十分変、で面白いです。山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を渡れ」第3話は「前回までのあらすじ」も全く理解不能な文章に。本編ももちろん同様。助けて。

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Siouxsie and the Banshees「Jigsaw Feeling」「Helter Skelter」「Nicotine Stain」/土岐麻子「ロマンチック」/m-flo loves LISA「Tripod Baby」

最近聴いたiTMS

Siouxsie and the Banshees「Jigsaw Feeling」「Helter Skelter」「Nicotine Stain」
ネット通販の必殺技「リスナーはこんな商品も購入」リストや、「iMIX」(iTUNES収録楽曲をテーマ別に纏めたプレイリストで、いわば俺編集カセットテープのiTUNES版)経由で、80年代周辺をうろついていたら、「A Kiss in the Dreamhouse」ぐらいしか聴いていなかった、女声パンク・ゴスの親玉に行き当たり。キース・レヴィン的攻撃的なギターと女声なロックもいいな、と思いアップテンポ目の3曲を購入。映画「NANA」の中島美嘉に、1曲でいいからこんな感じの暗黒パンクがあったら、映画も行く気になるのですけど、、、

土岐麻子「ロマンチック」
今週の無料ダウンロード、太っ腹。オリジナルアルバムからの先行か。軽く打数の多い鼓笛隊的ドラムの上に、まったりピアノと大貫妙子風ボーカルの緩いノリは、以前のカバーアルバム同様。アルバムが楽しみ♪

m-flo loves LISA「Tripod Baby」
m-floは「Come Again」のせわしないリズムにLISAのハウス的大ざっぱさのあるウィスパーってスタイルが気に入っていて、そのせいでしょうけど、LISA脱退後の形式というか、著名な女性アーティストをボイスサンプル的に消費して自らを目立たせてくようなスタイルには、早口なだけのラップが(90年代前半HIPHOP的文脈から観ると)魅力的でないこともあり、なんかなぁって感じで興味が薄れていました。

が、新譜「beat space nine」では、1曲だけですがLISAとよりを戻しているので、他の曲も含めて、ちょこちょことアルバムを試聴。やっぱ、LISAが歌うキャッチーなメロディが印象に残りまくるハウス乗りと、ラップ展開とが交錯する「Come Again」的快作だったので、思わずこの曲、「Tripod Baby」だけつまみ食い。

LISAは凄い表現力のある歌い手ってわけではないと思いますが、m-floのような、打ち込みでジャンル横断的なごちゃごちゃしてて何を中心に聴けばよいのか解りにくい音には、(それだけだと飽きてしまうけど)化学調味料的わかりやすさの有るLISAのハウス的歌声って、うまく填ってたってな気がするんですが。

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映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」

(クローン大戦+SEEDディスティニー+ドラクエ3終盤)/10ぐらいの凡作

頭の弱いヒーローものがダラダラ続く前作「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」が好きだったのですが、エアカーびゅんびゅんの未来風景とか、冒頭の宇宙艦隊戦とかの映像は観ていて気持ち良い(それだって、絵柄のアメリカンぶりを許容できるならアニメ「クローン大戦」と同じなのですけど)ものの、お話のほうはいまいち。

坊やな少年が周りの無理解にめげて非行に走る悲劇、とゆー話なのですが、オビ・ワンはじめ、周りのジェダイさん達はひたすら鈍感バカに描かれている(前作と違って負けてばかりなためジェダイさん達は「バカだが強い」ですらないので、ただ間抜け感強し)ために、主人公の孤立が非行に走るほどに切実な動機に見えないので、納得できずにお話を見ることになる「悲劇」には、芝居がかった大仰さだけが鼻につきました。

他に主人公が苦悩する理由として、「母を失っているから恋人まで失いたくない」みたいなことを言ってますけれど、前々作の顔も違う頃の話なんてとうに忘れてるし(2005.05.25追記。と思ったら、「スターウォーズの鉄人」サイトで前作粗筋読むと、母死に話が有りました。粗筋を読み返しても母死にシーンは殆ど思い出せないぐらい完全に忘却していたので、「唐突だなぁ」と思ってましたが、とんだ勘違いでルーカス監督には申し訳有りませんでした。この映画の主人公より頭が弱いですね、わたし。ということなので、前作と続けて観ればorわたしみたいな記憶力薄弱でなければ、主人公の行動に説得力有るのかもしれません。2005.08.27追記2。さらに前作ラストで主人公が結婚していたことも今思い出しました。悪夢から目覚めてハッとするところ、結婚もしてないのに所帯じみた同衾ぶりに、未来の人たちはススンデルなぁ、と素で思ってました、新婚さん状態だとマリッジブルーの変形ってことになるのかな、わたしには分からない世界。)。

そして、非行の見せ場が、深刻そうな顔して理屈を言う斬り合いで、主人公が「議長」に操られてることを観客に見せてしまうので、当人の切実さが芝居がかった間抜けにしか見えないところは、機動戦士ガンダムSEEDディスティニーの主人公?シンを連想してしまいましたけれど、群像劇なSEEDと違って主人公以外の視点を持ちにくい話なだけ、こちらの方が見ていて辛かったです。

ラストは万人が予想する通りの「過去の名作に続く」ドラクエ3オチですが、ファンサービスよりは、ラストバトルの結末とか繋げるための無理矢理感のほうが、気に掛かりました。エピ4でのルークと同じポーズで、オーウェンおじさんの片足を岩の上に載せた立ち姿には、ルークはこれを見て育ったんだなぁ、と感慨有るシーンもありましたけど。ドラクエ3終盤もアイテム名が懐かしいだけでゲームとして面白いかというと疑問ですし、こんなもんでいいのかな。

2005.08.20渋東シネタワーにて鑑賞

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藤崎慎吾「ハイドゥナン」(ハヤカワSFシリーズJコレクション)

「蛍女」の時は、院生だったキャラが、助教授になるくらい後の話で、話も独立しているので、前作を読んでいる必要はないですけれど、気に入っていた

「科学的な作り話が聞きたいのかね」(下巻304ぺージ)
な、南方教授の怪理論説明キャラが健在なのは嬉しかったです。

沖縄沈没、エウロパ生命探査、巫女との精神感応、マントルに住む微生物、といった多彩なネタが怪理論で纏まって科学の言葉を使った伝奇とでもいうべき大法螺が展開されます。人間原理もメタフィクションも無し、な地に足ついたSFの懐かしい味です。

とはいえ、単なる往年のSF焼き直しって訳ではなく、海底資源問題で中国(潜水艦「先駆者」ってネーミングにはちょっと笑い。)と対立があったりするのも当世風。ですが、むしろ、主人公側の科学者達が、世界を救ったり、大発見をしたりしていても、あまり深刻ぶらずに、自分の担当分野を日常的にこなしていく感が現代的だなぁ、と感じました(その分ドラマ的盛り上がりに欠けてしまう訳ですが)。大上段ぶった理想に説得力はないけれど、善意がないわけじゃないという、微妙な立ち位置は、ウッドストックではなく、フジロックの時代のSF小説ならでは、な気が。

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Rick Wakeman「The Six Wives Of Henry VIII」/John Williams and the Boston Pops Orchestra「StarWars:Main Title」

最近買ったiTMS
2chプログレ板の良スレッド「iTMSにプログレがほとんど無い件について」あたりを参考に、iTMSパワーサーチで遊んでいたら、Rick Wakemanの1973年のソロ「The Six Wives Of Henry VIII」(青池保子「イヴの息子たち」でタイトルだけ知っていた)」を発見。

「ピンクフロイド」や「キャメル」とかだと、10分以上の大作をアルバム単位でのみ購入可にすることで、1曲150円と、アルバム1500円とを両立していることが多いので、7分曲×6個アルバム900円は正直村価格なのかも、と思い、アルバムごと購入。

作品自体は、キーボード主体のインストロックで、ジャムロック/クラブカルチャー的お洒落感とは全く無縁の、これぞプログレって感じの大仰さが(この種の音楽を久々に聴いたってこともあり)、気持ちよいです。弾きまくりハモンド〜いかにも合成音って感じのシンセ〜ゴスペル臭い合唱コーラスという、めまぐるしい展開が面白い「Catherine of Aragon」が、好印象。きらびや〜かなピアノにはどうしてもクラシックぱくり感が漂ってしまいますが。

さて、プログレつながりで、「カンサス」「ボストン」検索していたら、John Williams and the Boston Pops Orchestra 「Best of the Boston Pops Orchestra」が引っ掛かったので、「StarWars:Main Title」1曲のみ購入。

この人は要するに、この曲だろ、と思うので。「Main Title」ってことになってるけど、SWエピ4の叙勲シーンで掛かる「栄光の間とエンドタイトル」っぽい終わりかただったのは少々意外でした(大昔に聴いたLP二枚組サントラの曖昧な記憶しかないもので)。

SWエピ3もそろそろ観に行かなきゃなぁ。

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TV「アストロ球団」/映画「魁!!クロマティ高校」/映画「姑獲鳥の夏」

「映像化不可能」と思われていただけのことはある、無理無理感に脱力な実写版×3

TV「アストロ球団」(水深夜)
ゲスト出演にしては長い古田の台詞のつたなさはともかく、野球シーンの素人っぽさと、キャストの薄っぺらさは、バラエティ臭さ炸裂。冒頭の包帯撒いて登場とか、原作準拠だったと思いますが、少年マンガならではの勢いで通り過ぎていたものを、安っぽい画像で見せられると、悲しすぎ。×

映画「魁!!クロマティ高校」2005.08.13渋谷シネセゾンにて鑑賞。
前半のキャラ紹介パート、後半のオリジナルパートともに、のっぺりした展開で、ひたすらハズしていた印象。勿論、アニメ「あずまんが大王」「苺ましまろ」と同じく、間の悪さを脱力系ギャグにしている4コマ的作品を、時間の流れが一定の映像にコンバートすることの難しさ、という問題の前に轟沈してます。

本作と同じ山口監督による漫☆画太郎「地獄甲子園」の映像化はDVD買うくらいに面白がっていましたし、野球勝負ものと、不良ものの違いはあるとはいえ、往年の少年マンガ的なものに対する(シドヴィシャス版「マイウェイ」的)悪意あるカバーな作品ってところでは共通している訳で期待していたんですが、「地獄甲子園」では、カバーの映像化という再解釈の再解釈の中で消えそうになる「往年の少年マンガ的なもの」を主演坂口拓の暑苦しさが体現していたところが良かったのか、と。本作の場合、淡々としてる主人公が、普通の人っぽくて、フレディやメカ沢よりも実は異常なのに淡々としてる、ように見えないのでした。
笑いについては特に鈍感なわたしが笑えないのはともかく、ゴリラ繋がりで出した「宇宙猿人ゴリ」をただの敵役としてしか使わないところは、オタク系とは縁遠いギャグセンスな感じにはスノッブ臭さも漂うのは×。

映画「姑獲鳥の夏」2005.08.14新宿シネマミラノにて鑑賞。
京極堂から民族学がらみの蘊蓄とか偉そうな詭弁とか抜いたら、変人っぽさが減ってしまい、同じ堤真一が演じた「ローレライ」の敵キャラみたく、何故かカリスマだけはある「名探偵」に堕してしまった印象。名探偵を魅力的に見せる装置役である関口役の永瀬正敏が、無能オドオド君度がない普通の人っぽいせいもあり、キャラの魅力が激減してるのは、話自体はアレな、このシリーズの映像化としては拙いでしょう。榎木津のパロディであったTRICK上田次郎役からの連想されたキャスティング?な阿部寛は好きな俳優ですけれど、残念ながら、榎木津のイメージである「無敵の王子様」っぽさは無いわけで。現実の人間に求めるのは酷かもしれませんが。

原作イメージと違っても別な魅力が有ればよいのですが、、原作を離れて江戸川乱歩的耽美ばりばりってほど強烈な映像もない(三輪ひとみの死体画像ぐらい?)し、関口メインの悲恋ものとして観せたいのかな、とも思いますけれど、原田知世のヒロインも特に惹かれるものがない(裏設定以外)普通の人なのが痛いところで、何を喜んで観ればよいのかよく分かりませんでした。


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本田透「キラ×キラ 僕と先輩とへんないきもの」/紫堂恭子「不死鳥のタマゴ(1)」

藤崎慎吾「ハイドゥナン(上)」の合間に読んだ本×2。

本田透「キラ×キラ 僕と先輩とへんないきもの」(二見ブルーベリー文庫)
本田”電波男”透氏の新作は、アニメ「グリーン・グリーン」風設定の学園もの軽ポルノ。各章一人づつ登場しては消えていくヒロインが多すぎて、ツンデレとかメイドとかいった、萌え属性以外に個性はみられないせいで、薄味な印象。むしろ、金田朋子や金田まひるの声が似合いそうな頭弱い系ハイテンションな「へんないきもの」こと、錦蛇兎呂が一番目立ってしまっています。それはそれでいいのかな。

紫堂恭子「不死鳥のタマゴ(1)」(あすかコミックスDX)
前作「王国の鍵」に引き続き、今回も安心のハイ・ファンタジィ。「戦後」の住民対立という社会的内容は魔法じゃ解決しないでしょうから、終盤はまた重くなりそうですが、第1巻では珍生物「ちゅん」が、「グラン・ローヴァ物語」を思わせる愛すべき厄介者キャラなので、話を明るくしています。

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「 田村ゆかりファンクラブイベント2005 『めぐりあい川崎』」に行ってきました。

開始2時間前に来た「そろそろイベントやるんで、コミケ行ってる奴は移動を開始しろ」といった内容の、「ゆかり王国伝書鳩(メールサービス)」に大笑いしつつ、フジロックみたいな同時進行型イベントにもこういう呼び込みあれば便利だなぁ、と思いつつ、会場の川崎市教育文化会館へ。

いわゆるライブ的なものは11月までお預け。そのため、定番の質問コーナー以外は、壇上でのイントロ当てクイズ、ファンの合唱、「ロマンス」などの振付講座、伝言ゲームといった参加型「レクリエーション」で、こういう機会はほとんど無い引きこもり系な人間なこともあり新鮮な体験ができて、楽しかったです。

もちろん、本来なら50人ぐらいを対象に会議室でやるような内容ですし、それを2000人規模のホールでやるのは無茶ではあるのですが、そこまでしてアットホームさに拘った誠実さ、特に2階席組への配慮には感服しました。っていうか、「2階の糞席だからチケット捨て」みたいなWEB言説を気にしてるってのはホントなのだろうなぁ。と。

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RAY BARBEE「IN FULL VIEW」/サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」/Carole King「The Living Room Tour」

最近聴いたCD×3

RAY BARBEE「IN FULL VIEW」
スケーターの音楽っていうと、「Suicidal Tendencies」やら、初期Beastie Boysみたいなうるさいのを連想してしまうわたしは古いのだなぁ、と痛感。スケボー・ゲームでおなじみ「トニー・ホーク」の仲間のスケーターによる副業的音楽らしいけれど、細やかさの無いゴンチチか、元気のないデパペペか、と思うようなまったりギターつま弾きインストに、打ち込みリズム(のループっぽさが一応現代性か。)のゆるゆるインストのミニアルバム。「THERE S A PROPER TIME AND FROCEDURE FOR EVERY MATTER」「GOOD HOPE」「in full view」。あたりがギターのフレーズが印象的。他の曲ではバックの音数に埋もれてしまっている感もあるのが、宅録少年風。

サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」
最新シングルをフジロック2005ご祝儀買い。相変わらずタイトルの連呼以外は、「僕ら」「昨日の自分」とか、女々しい男歌手が使いそうなポエム君ワードに満ちているしタイトル連呼のサビだけは物凄くキャッチーなのですが、曲全体として見ると、実は歌いにくい歌なのかも。表題曲以外はフォークな弾き語りで地味。

Carole King「The Living Room Tour」
職業作曲家時代から、最新作「Love Makes the World」までを総括した弾き語りライブ盤()で、「Will You Love Me Tomorrow」観客の大合唱が、この人の曲調のせいもあり、ゴスペルクワイアっぽく盛り上がります。声は朴訥で艶の無いしゃがれ声ですけど、33年前ののライブ盤「The Carnegie Hall Concert -June 18 1971」やDVD「In Concert」ん時から、この人はこんな感じだから違和感はなく。

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土岐麻子「September/Human Nature/(I Can't Get No) Satisfaction」/Paul McCartney&U2「Sergent Pepper's Lonely Hearts Club Band」/クレイジー・ケン・バンド「タイガー&ドラゴン」/Youssou N'dour 「Best of Youssou N'dour」

100万曲ったって20曲×5万人、普通じゃん。最近聴いたiTMS購入21曲の感想。

土岐麻子「September/Human Nature/(I Can't Get No) Satisfaction」カバーものミニアルバム2作「standards 土岐麻子ジャズを歌う」「standards〜土岐麻子ジャズを歌う」「STANDARDS on the sofa〜土岐麻子ジャズを歌う」からつまみ食い。ボブ・ジェームスっぽい甘々エレピに載せたボサノバ風EW&F「September」、MichealJackson「Human Nature」といい、ふにゃふにゃの歌声に、どこが「満足できない」なんだ、と言いたくなる、弦バックの囁き系「(I Can't Get No) Satisfaction」。といい、緩みまくり。なので出勤時の電車内で聴くとヤル気がなくなるので、帰宅時ヘヴィローテーションに。

Paul McCartney&U2「Sergent Pepper's Lonely Hearts Club Band」LIVE8時のテイク。U2どこにいるの?って感じで、元気にシャウト。大名曲ですし、お祭り向きではあります。

クレイジー・ケン・バンド「タイガー&ドラゴン」アルバムテイク用なので、歌謡ショー仕立ての前説有り。印象的な曲なので、歌声の存在感の弱さもこの曲についてはさほど、気になりません。

Youssou N'dour 「Best of Youssou N'dour」名曲「7seconds」だけ、と思い込んでいた「Guide」を聴き返したら他の曲も威勢のいい変則リズムが面白いなぁ、と思ってたところだったので、ワールドミュージックコーナーで見かけたベスト盤を16曲1500円なのでアルバムごと衝動買い。グリオ節のきついバラードが多めで、元気なのは「set」ぐらいだったのは残念でした。


携帯待ち受け画像を使ったことがない(反応が重くなるので。)せいか、音楽聴きながらジャケット画像がiPODで見られるっていうこと自体、なんか嬉しかった、ってのもiTMS好印象の原因かも。

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「シネマ秘宝館27・万国博覧会にようこそ!!」へ行ってきました。

ロフトプラスワンに行くのは二度目になります。頭角戦隊アタマイザー5ではあまり印象が良くなかった酒徳監督らがホストを務める自主映画上映会と、壇上に監督を上げての挨拶舞台トークショー企画「シネマ秘宝館」、その昼の部を観てきました。「韓国まんが祭りグランプリ2004」同様の3部構成で、感想も似たような感じかなぁ。

アニメの「闘拳巫女こぶしちゃん」OPはWEBで話題になったときに見てましたが、全長版は、はじめて。相変わらずひしゃげた絵で良く動いていて、話もきれいにまとまっていて、完成度高かったです。

あとは、酒徳監督の「リアルNINTENDOGS」をはじめとして、戦隊ものやセラムンがらみ、、往時のふぁんろーどの投稿のような、リッチマンムービーズ「魁!!ホグワーツ」(ヒロイン役の人はハイキックでの足の上がり方も高く、素人臭さが無い立ち回りぶりが良かったです。)とか、着ぐるみで愛地球博に出掛ける「Z会編集 地球の歩き方」とか、パロディ系一発ネタ多し。5分ぐらいの掌編ならありかな。20分程かけられてしまうとネタの馬鹿馬鹿しさだけで観るのは厳しいです。最後の「タクラビジョンVOL.6」だけはマッド・ムービーというか、80年代アニメ映像とかに別文脈の台詞をかぶせる、という奴で、さすがにこの種のものは食傷気味なのでした。というか、「ときメモ」「スト2」ネタ出されると、単に懐かしさのほうが先に立ってしまうということもあります。常連さんには人気があるようでしたけど。

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アップルストア渋谷へ行ってきました。&iTMS初体験

「iPODの値段には、iTMS代が入ってるんだから、iTMS来る前に買ったら負け」という、何の根拠もない縛りを解く日が来ました(買った後でiTMSスタート記念新製品が出たらやだな、というのも有りました)。渋谷に用も有ったので本日開店の直営店へ。(マルイから教会へ上ってく坂の途中、駅からも近い場所です。)

開店記念ということで、大混雑でしたが、入り口にLP大のジャケットがディスプレイされていたりして、音楽ものメインのつくり。アップルゆかりのU2やBeckとかの大御所のなか、your song is goodもディスプレイされていて、好みのアーティストが入っていると嬉しくなります。

2階立ての小さなビルですが、iPod備品(シュラの高級イヤホンとかも)は結構有った気が。

GAPとか連想させるさわやか半袖店員の説明を聞いて、iPODとiTunesMusicCard(クレジットカード使わずに済むならそれにこしたこと無いじゃん。Webmoneyとかと同じスクラッチカード裏にパスワードタイプです。)を買って帰ってきました。

さっそく、iTunesでクレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」150円(約30曲のアルバム1800円のが割安では有るんですが、ライブで聴いたときに印象に残った曲が特に無かったので、まずは)と、EW&F「セプテンバー」のカバー1曲のためにアルバム買おうか迷っ(て買わなかっ)た土岐麻子が、iTMSのトップページでも特集されていた(前記の店頭ディスプレイにもあったなぁ土岐麻子)ので、衝動クリック。150円だと、罪悪感無くできます。

iTMSはプログレはピンク・フロイドばっか充実し過ぎじゃない?とか、フェラ・クティ検索してるのに息子のフェミが出てくるとか、気になるとこも有りますが、まずは、応援ということで。

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ポール・J・マコーリィ「4000億の星の群れ」(ハヤカワ文庫SF)

軍人に邪魔をされつつ、知性が有るんだか無いんだか?な、異星人とのファースト・コンタクトに苦労する、不定期エスパーの話。で、それが、中盤まで、G・ベンフォードの「タイムスケープ」以外の作品に通じる地味さで続きます。なので、タイトルの派手さは一体、、、と思っていたら、終盤、やや唐突に壮大なスケールの異星人の秘密が明かされてくのには驚きました。タイトルに偽り無しです。設定朗読チックな展開ですが、主人公らのドラマと設定とを無理矢理リンクさせていて80年代SFらしい、SFのくせに小説っぽさに気配りした感があるので、シラけずに読めて善かったです。

ちょっと、人物描写にジェンダーもの臭い図式性があるので、そこら変嫌いな人(わたしもそう)にはそこが難点ですが、ラストで宇宙の真理を知るような「本格SF」っぽいやつを、久しぶりに読んだ気分になったことも確かです。

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フジロック2005余談

音楽以外について思ったことです。

橋に止まったトンボ、川の水が綺麗写真は会場にて撮ったものです。普段出不精なもので、こういった自然ありげなところで、ゆったり出来たのはよかったです。ロックなどをライブハウスで聴く場合、開演待ち時間に喫煙者からの伏流煙攻撃を受けることは避けられないのですが、こういう空の下な環境だと、ダメージが少なくなるのも有り難かったです。

結局、宿や帰宅後に家から更新する形になってしまいましたが、AIR-EDGEでモブログ更新とか当初は考えていたのです。が、普段のわたしの生活圏(新宿〜秋葉原)では殆ど観ない「圏外」状態で、メールは殆ど繋がらなかったのは、ちと、残念。地方だとwillcomさん弱いのか、協賛がdocomoさんだからなのか、は解りませんが。ま、雨の中、それどころではない局面も多かったのですけれど。

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フジロック2005へろへろの最終日

出発時刻が遅かったため、会場行バスに乗るまで、1時間以上かかり、グリーン到着時に「ザ・ナック」が最後の曲を始めようとしているところでした。その曲だけ聞ければ良い気もするので、ゲット・ザ・ナックのジャケと変わってないスクリーン映像での若々しい動きに、「息子さんですか?」とか思いつつ名曲「マイ・シャローナ」を聴く。
初めて通った、ヘブン・オレンジ直通通路の森の中の小道的居心地の良さに感激しつつ、ホワイトの「あふらりんぼ」を横耳で聴きつつ移動。ドンドコしたビートなどバックがしっかりと奇声女子を支えていて自然体女子を珍しがるだけではないのだなぁ、とCD試聴時とは印象変わりました。スリッツ〜シュガーキューブスの系譜?か。

ヘブンにて「スペシャルアザース」は相変わらずの人力反復グルーブ。野外で聴く、キーボードの柔らかい音はいいですね。終盤のギター機材トラブル?で間が悪くなったのが惜しいですが、繋ぎのソロパート、こそ本来の意味でのアドリブって気もしますしから、これはこれであり。

帰り用に荷物を全部持って動いたこともあり、気力の限界に達したので、(休憩出来ればだいぶ違ったとは思うけど、)、名残惜しいが、グリーンでの「エゴラッピン」1曲めを聴きながら退散。転びやすく、跳ねやすく、銀杏のような臭いを出し始めた泥道に、耐えられなくなったと言うのも有ります。美しい自然への思い入れだけじゃなく、この汚さや不便さも楽しめるか、それでもそのアクトが見たいってほどの思い入れが無いと、辛いと言うのが正直なところ。キース・レヴィン入りのPILが来るとかなら行っちゃうかな。うーん。

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