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SFマガジン2005年11月号「地球環境問題SF特集」

マイクル・クライトン「人類が直面する最大の課題」は講演採録で、宗教的思いこみとメディア扇動にとらわれた環境保護運動、の批判。いいたいことが明確ではあります。G・ディヴィッド・ノードリィ「エリカの海」も同じ感じなので、「環境保護運動」特集のほうが表題として適切かも。ジュディス・モフィット「ベアーズ・ベイビー」は異星人が支配した地球で動物保護をする学者の話。謎解展開は読ませますけど、テロ希望落ちはあんまりな気も。シリーズ物らしいですから、落ちってことじゃなく、第1章完ってことなのでしょうか?

特集以外は時代遅れ感が濃厚に漂う作多し。町井登志夫「進島日本、民詠歌」は、小泉と亀井を戯画する政治ネタを扱う手付きがいかにも古臭い、賞味期限の短そうなナンセンスもの。草上仁「ユビキタス」は携帯を止めて話をしよう的キャンペーンの広告みたいな記号的展開のショートショート。深堀骨<乳首の長い女ブームに異議あり>は、TBCの広告をみて思いついたのでしょうか。けれど、今時、落ちもなく、頭のおかしな人の話って、特に珍しいものでもありませんし…

先月号収録分は、メタフィクション落ちかもしれないけれど雰囲気はあるなぁと思っていた高野史緒「白鳥の騎士」後編は、ルードヴィッヒ、ワグナーの固有名詞遊びに意味がないことを明示した雰囲気小説に堕してしまい、なんとも後味が悪かったです。読みやすくはありますが。「罪火大戦ジャン・ゴーレ」は主人公が傍観中な引きの回なのでイマイチ。

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