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雑誌「SFJapan 2005winter号」を読みました。


数頁しかない夢枕獏の連載と、さらに薄い火浦功の連載を呼んでも、春号と本号との間に1号出ていたのかどうかの判別は不可能な「SFJapan 2005winter号」。ですが、読切メインの雑誌ですので、特に問題はなく。

不定期連載ながら、今回は1話完結の宮部みゆき「ドリームバスター3」
親による児童虐待にまわりは傍観するしかない、って話は苦手です(「ひぐらしのく頃に」北条沙都子シナリオもそうでしたが、)。フィクションに対して第3者でいることに罪悪感を感じるからかな。作品自体の出来はいつもの宮部クオリティ。

分載山田正紀「神獣聖戦 ディープタイム(前編)」
「魔術師」ラスト(「R.O.D」10巻の作者顔出し番外編で怒られるなら、シリーズ途中で続きを書くのがつまらなく思えた、小説内で書いたりする小説は卒倒ものかも)に納得できなかったことを思い出しつつ。
20年ぶりの「最終話」は作中世界も20年後というと、「神狩り2」的危険な香りもしますが、忘れかけていたキャラ名やキーワードがなんとも懐かしいです。読み返しましょうか(3巻が本棚に見当たらないのですが…)。


特集の、「恋愛SFに涙する」は、要するに泣かせ話?ということで、梶尾真治メイン。小説の「時の”風”に吹かれて」はもう、この人なら手癖で書けるんじゃ…な、タイムトラベル、過去へのノスタルジィ、自己犠牲の泣き三題噺(イラストはわかつきめぐみっていうのも…)で印象は薄いのですが、インタビューでの「映画『この胸いっぱいの愛を』のノベライズでタイムパラドックスを出そうとしたら、製作委員会に『それだけはやめて』って言われてやめた」という話には驚き。製作委員会の影響力のほうに。

特集関連作という扱いの、桜庭一樹「A」は、「接続された女」へのオマージュ?かもですが、そのことが言い訳にならず、破綻無くちゃんと読ませる小説になっているところはさすが。

小説以外では、あいかわらず快調ななかせよしみ「エリカさんの狂発明日記」と、MY FAVORITE SF(イラストエッセイ)で中臣亮が、「スタータイド・ライジング」のサイボーグ・イルカを描いていたのが印象に残りました。

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