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映画「銀色の髪のアギト」

絵が綺麗で話はグダグダ、なGONZO印アニメと割り切って観たので意外と楽しめました。

文明崩壊後未来で古代文明復活による破滅をエコロジー森存在が阻む、というナウシカ風のお話。

ナウシカ王蟲と違ってるのは、エコ存在には明確な人格があって、しかも彼らの行動が物語中で肯定されないところ。作中、自分たちの言うことを聞かないと世界が滅ぶ、と言って主人公たちはそれに従うのですが、それが正しいとも、彼らが真実を知りうる存在という説明も作中ではなされないので信憑性無し。

設定的にも王蟲みたいな大地精霊ではなく、暴走した生物実験の末裔という悪イメージだし、気持ちの悪いギョロ目&非人間的な金田朋子声なので、「プリンス・オブ・エジプト」みたく、自分らに都合の良いことを言って人間どもを騙しているような胡散臭さがあります。古代文明復活側は行動論理も否定されないままエコ存在に負けて退場しているので、植物生命が人類を支配している世界で、人類最後の抵抗を洗脳した奴隷に同士打ちさせて完勝、というバッドエンドな感じ。

中盤で少し描かれていた、主人公のお嫁さんになりたがっていた友達の妹とヒロインとの三角関係がうやむやになると同時に、十二国記風に植物が人間(風?生物)を生みはじめて、人間の結婚/生殖といったことが不要になっていくことが示されてて、バッドエンドとして一本筋が通っているような気がしたので納得。

2006.01.15 新宿シネマミラノにて鑑賞。

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