SFマガジン2006年3月号「2005年度・英米SF賞受賞作特集」
ケリー・リンク「妖精のハンド・バッグ」☆1
元気おばあちゃん奇譚を、スクラブルねたの言葉遊びと順番シャッフルで読みにくくした意味が不明。作者の技術自慢に見えました。
チャイナ・ミエヴィル「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」☆0
レポートの断片を組み合わせて語った、落ち無しファンタジィ。
アイリーン・ガン「遺す言葉」☆1
父親の変な癖話。1行コメントは妙な味わいがあって面白かった。実話落ち、との説明は無粋の極みですが、作品自体に罪はないので。
山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
「自分でもわからない」を連発する語り手同様、読み手であるわたしにも意味がさっぱり。
夢枕獏「小角の城」☆0
改行を多用する文体で、このページ数だと、あまりにも短すぎ。1場面で終わってしまいます。
田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
キリスト教ネタで纏まってしまうのかな。SFというジャンルでは茶化され慣れている宗教だから、暴走の面白みに欠けてしまいます。
ブラッドリー・デントン「チップ軍曹」☆2
泣かせの定番な忠犬物ですが、兵隊さんっぽい、生真面目な語り口がいい奴感を出しています。
追記タイトル後ろの☆&数字は、S-Fマガジン考課表への投票値です。だいたい、発売翌月末公開のようで、今ですと、2006年2月号分まで見ることができ、わたし(ogalin)は2005年10月号分から参加しております。他の投票者と比べると明らかに合計点が低いのは、わたしの理解力&面白がり感性の劣化としか言いようが無く。
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