SFマガジン2006年4月号「創刊600号記念特大号」
神林長平「ジャムになった男」☆1
雪風の綺麗な終わり方と比べてしまうと、蛇足感の否めなかった「グッドラック」の続き。いかにも神林らしい、対話劇。
森岡浩之「変転」☆0
星界の紋章シリーズのサブキャラ外伝。本編の物語を進める時の煩雑物とならないよう、外伝で世界観を広げる、っていうならともかく、本編で物語が全く進んでいない本シリーズでやられても…
菅浩江「天つ風 博物館惑星・余話」☆0
芸術という抽象的なものを直接的に扱っているせいか、人間ドラマ関係の図式性に陳腐さが漂います。
北野勇作「カメリ、テレビに出る」☆2
曖昧になりがちな、不可思議設定をそのまま描く話なのに、キャラクターのおかげか、明快さがあるのは、このシリーズの持ち味。
野尻抱介「大風呂敷と蜘蛛の糸」☆0
架空宇宙開発もの。登場人物の宇宙開発への熱意が、宗教的なソレにしか見えないってのが、わたしの場合、この種の話を面白がれない理由。
飛浩隆「クローゼット 廃園の天使」
単なる電脳ホラーに見えてしまうのは、電子書籍版「グラン・ヴァカンスI」が積ん読のまま、だからでしょうか。
コニー・ウィリス「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」☆0
ついて行けない固有名詞ネタに、「リメイク」を連想してしまいました。
R・A・ラファティ「1873年のテレビドラマ」☆0
架空ドラマの池田憲章的紹介。この作者にしては読みやすかったです。
テリー・ビッスン「オールモスト・ホーム」☆0
アニメ「しにがみのバラッド」第1話にも感じた、「子供」「死」といった感動記号の露骨な出し方に食傷。
ジョージ・R・R・マーティン「グラス・フラワー」☆0
雰囲気もの、という印象以外はなく。
グレッグ・イーガン「プランク・ダイヴ」☆1
個人ドラマと、SF設定とを強引に結びつけるいつもの作風。設定が理解できなかったので、何もわからないくせに偉そうな悪役のプロスペロに共感してしまったため、読後感はあまり良くありませんでしたが。
連載 夢枕獏「小角の城☆0
また、断片。
連載田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
妄導犬とか、また変な設定が入ってきて、面白くなるかも。
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