« April 2006 | Main | June 2006 »

Theピーズ/日比谷野音

5/27 日比谷野外大音楽堂での2年前のDVDと同趣向のコンサート、に行ってきました。

今回も雨。。野外会場は(副流煙のおそれ無しってのは、非常に良いのですけれど、)傘禁止なので、フジ・ロック以来、久々にゴアテックス雨具を投入。雨といっても強い霧雨程度でしたし、時期的に寒いって訳でもありませんので、客を盛り上げる為の、ちょっとした演出といったところ。

「パープー」「タクシー」「デブ・ジャージ」といった、1st収録のポップ・パンク(帰りの電車内でiPOD内の「グレイテスト・ヒッツ Vol.2」を聴き返し。)から最新作「赤羽39」収録の中ではもっとも好きな「ノロマが走っていく」(聴けて良かったです。)まで、充実した演奏の約2時間半でした。

もちろん、今更、音楽的スタイルが変化したりするバンドでは無い訳で、基本はいつもの、ソリッドではあっても、(プログレ的)神経質さはないロック。終盤の「何様ランド」が、特に迫力ありました。前に観たときは、はるの声にハウリングがかかるような(音響的)聞きづらさがあったのですが、今回は聞き取りやすくて良かったです。

Pete TownshendWilco Johnson型の、リフをバリバリと弾きまくるアビさんのギターは健在。「脳ミソ」での、ちょっとだけ、ハード・ロック色の入ったギター・ソロが、特に、格好良かったです。アビさんは、「レコード作ろうよ」とか、相変わらずヘロヘロ(詩人の照れ隠しなんでしょうけれど)な、はるのMCをフォローするあたり、どこか、ほほえましい感じがするのもご愛嬌。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

SUEMITSU & THE SUEMITH 「Man Here Plays Mean Piano-A New Edition 4 Sony Music 」

風味堂の新曲「クラクション・ラヴ ~ONIISAN MOTTO GANBATTE~」が、派手なホーンと女性コーラスを多用していて、彼ら本来の魅力であるピアノが後ろに隠れてしまって、悲しい思いをしていた昨今(「Last Song」みたいなバラード路線ばかりになるのも拙い、とは思いますが。)

当方の、ピアノものへの飢餓感を癒すような曲が、TV-CMで掛かっていましたので、CD購入。

「Ben Folds Five」1stの流れを次ぐ、正統派ピアノ・ロック(思わず、iPOD内の「Sports&Wine」を検索して、聴き直してしまいました。)バラードなし、全曲ピアノ叩きまくりの元気路線という、ファースト・アルバムらしい直球ぶりには、好感が持てました。「Part of Your World」「Mini Cooper」といった、ポップな曲を、良く聴いています。

初期の佐野元春に、ヴォコーダーをかませたような、巻き舌の英語歌は、言葉より雰囲気を重視しているようで、聴きやすい反面、メロコアの歌のように聞き流しがちになってしまうのが、玉に瑕、といったところでしょうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「機神咆吼 デモンベイン」/「吾輩は主婦である」の第1話感想

2006年5月アニメ等第1話感想×2

「機神咆吼 デモンベイン」(木曜深夜 WOWOW)
スチーム・パンク+巨大ロボット+美少女?

第1話は、キャラ・設定・伏線説明以上の印象は残らず。魔法が存在する異世界の「普通」が解らないうちに、凡人のはずの主人公に、実は過去があって、世界最強の力を得てしまう、という展開は、いったい、凄いのか、凄くないのか、よく解らず、特殊能力のありがたみが受けとれませんでした。第1話の30分で、主役ロボ登場まで進めるために、仕方がないことなのかもしれませんが。

魔導書のほうの設定には、魅力もありそうですが、設定の上で展開する物語が弱いのは、どこか、燃えパターンをなぞった感があった「ガオガイガー」を連想する不自然さを感じました。とはいえ、エフェクト多用な絵は綺麗ですし、美少女ゲーム版は名作らしいので。△

「吾輩は主婦である」(月~金昼 TBS)
カッコ付けと自嘲を行き来する及川光博と、どんくさい元アイドル(今回は斉藤由貴ですかぁ)の、カップルもの。たまり場の喫茶店のつくりといい、どうしたって「マンハッタン・ラブ・ストーリー」を連想してしまいます。家族愛も入っているとはいえ、「ラブストーリーやスポ根や成長物語とかいった、結末のある物語に、宮藤気分脚本が合わないんだろう、というのが、失恋にせよ、結婚にせよ、結論を要求する恋愛モチーフの「マンハッタン・ラブ・ストーリー」に乗り切れなかったわたしの感想」なのですが、同じことになりそうな気が。

30分とはいえ、毎日(全40回ってことは週5×2ヶ月)ってのも、アニメの消化ノルマが厳しい昨今、気が重いです。唐突さでテンションを上げる作風ゆえに、話の連続性に乏しい、宮藤官九郎作品を観続けるためには、何か、視聴継続のモチベーションとなるコアになるものが欲しいのですが、キャラ紹介の第1話には見あたらず。

「練馬大根ブラザース」ばりに唐突ミュージカル入り、ということで、「悲しみよ、こんにちは」を思い起こさせる、斉藤由貴「ほわほわ」とした歌声は健在ですが、似たような音楽は、声優系でたくさん摂取していますし…(人格入れ替わり物らしく、設定の面白さで化けるかもしれませんので、設定が出てくるまでは付き合いましょうか)△×

| | Comments (0) | TrackBack (0)

マイクル・スワンウィック「グリュフォンの卵」

SFM掲載「時の軍勢」以外は初見の短編集。

登場人物同士に相互理解が全く無いまま話が進んで、オチ無く終わる、ロード・ムービー風小説が多くて、ちょっと苦手の造り。幻覚・精神改造系ネタも多いですし、70年代カルチャーを引きずり系?R・ゼラズニィ系の、神話的イメージを多用する作風ともいえますが、文章とかの雰囲気で酔わす叙情性が有るってわけでもないので、読み飛ばしがちに読了してしまいました。

ファーストコンタクトもの「スロー・ライフ」、タイム・パトロールもの「ティラノザウルスのスケルツォ」といった、SF的にベタなオチが付いていますと、読後感も良いのですけれど(わたしが、保守的な安心感を求めているだけかも)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

アフリカン・フェスタ2006

去年同様、日比谷公園で5/20,21の両日、開催中の「アフリカン・フェスタ2006」の1日目に行ってきました。

台風一過、といった感じの、暑いですけれど、風が強く気持ちが良いお天気の中、サモサ(揚げ餃子)やチキンを食べつつ、雑貨屋を観て歩く(Img001コースター
を買いました)だけで、そこそこ楽しいです。

サテライトステージでの、ジェンベを伴奏にした、吉本"レナ隊員"多香美のアフリカダンス鑑賞。ダンスの手作り感に、Congotronics 2付属DVDでの踊りを思い出したり。

続いて、サテライトステージコンゴ音楽の「タブレカ」は、ドラム、パーカッション、拍子木?と打楽器多数と、邦人ギター&キーボードという、ワールドミュージック的編成のバンド。、パーカッションの人がドラムに代わった「ポレポレ」での、手数の多いパーカッション的ドラム叩きが、特に面白かったです

メインステージに移って、「D'Gary」のコンサートは、始まったとたんに、豪雨で中断。参加者のテント待避ぶりに、フジロック2日目の惨状を思い出しつつ、撤収。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

牧野由依「ユーフォリア」

ネタ的購入アニメ(とはいえ、気に入ってはいます。いなきゃ買いません)音楽その2。
「FictionJunction YUUKA」「ROUND TABLE featuring Nino」等をはじめ、ビクター系アニソンがiTMSに入ってきています。iTMS本格参入?CDとほぼ同時リリースなのが嬉しかったので、ご祝儀買い。坂本真綾の新曲とかも、よろしくお願いします。

さて、表題曲は、アニメ「ARIA」2nd seasonのOP。水がボヨンボヨンいっている(JAPANにあったような)シンセ音で作られた、チャカポコしたリズムをバックにして、ちょっと飯島真理を連想させる、伸びの良いアニメ綺麗声。バック音が複雑のせいか、歌い上げても、大仰なバラード路線になっていないところが良いです。

2曲目「雨降花」は、ちょっと歌詞の湿っぽさと、サビの歌い上げ方に、70年代フォークが入った感じ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

平野綾 茅原実里 後藤邑子「ハレ晴レユカイ」

ネタ的購入(とはいえ、気に入ってはいます。いなきゃ買ってません)アニメ音楽その1。

わたしのような奴の味方とは思えない、VIPPER(アニメが好きな訳じゃなくて、お祭りが好きな人たちでしょ。偏見?)に、協力する義理はない、と思いましたが。

アニメ自体も、今期、観続けている何作かに該当しているとはいえ、絶賛する気にもなれず。キャラクターデザインからのブレが無いのは、凄いとは思いますけれど、昔は、キャラ・デザから逸脱して個性を出すことこそが凄い作画だったような気がして、あんまり、京アニ神作画、と持ち上げる気にもなれないので、作り手へのご祝儀買い、というわけでもないのですが。

ただ、主人公同様、朝比奈みくるへのセクハラを毎週申し訳ない、と思いつつも傍観していることに、非常に罪悪感を感じていたので、ある種の免罪符として購入。アニメイトにて。

表題曲は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」EDで聴いたとおりの、分厚いキーボードと、後藤邑子のへなへな声がアクセントになった、声優合唱ソング。2曲目「うぇるかむUNKNOWN」には、80年代風シンセドラムも加わって、さらにクドさ上昇。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

映画「小さき勇者たち~ガメラ~」

おとぎ話としての徹底ぶりは好み

上映前の予告編が、夏休みの子供向け映画ではなく、大塚愛とジャニーズ主役の映画でした。子供&ファミリーや、ジャンル映画愛好家に向けではなく、一般若者客向け?

一般向けだとすれば、平成3部作同様、「ローレライ」的な、ガンダム的設定リアリティ付与するのかな、突ッ込ミどころ/減点ポイントが見えなくなりますし…と思いきや、「リアリティ」路線には、完全に背を向け、怪獣の出自や「ガメラは子供の味方」である理由の客観的描写はゼロです。

お話は、主人公がトトと名付けて育てた亀がガメラだったという、「のび太の恐竜」型子供と動物話。主人公にとってのトトと、客観的存在としてのガメラは別の概念として、描いていて、怪獣「ガメラ」のほうは、結局、子供映画(「子供向け」の映画ということではなくて「主人公が子供」の映画)の背景に終始していますので、リアリティの無さが映画の欠点にはなっていません。

映画のクライマックスは、怪獣戦ではなく、怪獣戦の背後で行われる、子供たちによる、成長アイテムバケツリレーと人間の盾です。ですが、子供たちがその行動に至った理由について、説明台詞もなければ、聖なる光とかいった(観客を納得させる)超自然的な説明描写もありません。説明を拒否した、善なる物」としか言いえない何かになっています。命令を受けた自衛隊(≒大人)が子供の声の前に立ち止まってしまう、という、善き物に周りが納得する展開ですし、リアリティ云々は置いておいて、一種のおとぎ話として観るべき作品なのでしょう。

冒頭の、先代ガメラ対ギャオス戦では、リアル風描写をしていますから、クライマックスでもリアル描写が出来なかったということはないと思うのです。が、あえてドングリまなこ、ぬいぐるみっぽ(く、生物感ヌメヌメ、テカテカの無)い肌、という子供の思いが届きそうな、可愛い姿のまま最終形態。父親(≒大人)の「もうトトじゃなくガメラ」という台詞から、説得力を奪っています。

子供>大人な展開は、他にも、子供を助けるシーンでの父親による「助けてくれる存在であるガメラが戦ってくれている間に逃げるべき」「ここにいて、おまえが死んでガメラが喜ぶのか」といった、ある程度説得力のある主張が、単に主人公が必死、ということだけで否定されてしまう徹底ぶりです。

そんな、子供>大人な展開の映画ですと、大人が、「馬鹿な大人」に見えてしまう、という欠点があります。が、本作での大人が「馬鹿な大人」に堕していないのは、北野映画とか、わたしの観る邦画への出演が多い、津田寛治演じる父親(と隣人役の寺島進)に、子供の対立概念ではない大人の説得力があるからでしょうか。(2006.05.12分「恋するハニカミ」にて、15歳年下とデートする津田が本作中での定食屋のシーンを思わせるチャーハン調理を披露していました。冒頭に本作の紹介が入っていて、映画宣伝目的もあるのでしょうが…ある種、羞恥プレイのような番組に出るとは、それこそ「大人の余裕」か。)

ラスト、主人公の台詞が、「さよならガメラ」で、「さよなら、トト」でないのは、ガメラとは上映時間と共にさよならであっても、トトとの説明不要な繋がりは永遠だから、ということで、最後まで、説明のない「おとぎ話」ぶりが、徹底しています。

序盤は、うっとうしい行動をしていた子供が、最後には物わかりが良くなる、といった、成長展開も無く、最初から最後まで、トトとの交流が大事、一本槍で突き進み、逆に世界こそ変わるべき、という、フォーガットン的信念最強映画は好みなので、気に入った映画です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

栗コーダー・カルテット「ウルトラセブンの歌」

「ウクレレ・ウルトラマン」の中の一曲。iTMS試聴で、気に入ったので、つまみ食い。

まったり懐メロ、という退廃的な企画ものではありますけれど。

さすがは、「あずまんが大王」「ぺとぺとさん」のアニメーション版で、変わった音を出していた、栗コーダーカルテットというべきでしょうか、単なる、ウクレレ演奏ってだけではありません。低音部で、ホルン?みたいな音を使ってリズムを取ったり、3番では、お得意のリコーダーが入ったり、と、多彩で飽きのこない造りなので、よく聴いています。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」(角川文庫)

聖杯とか、フリーメーソンとか、死海文書とかの西洋史ウンチク+通俗ミステリ。

そりゃ、ダ・ヴィンチが未来人だったり、聖杯の力でアーサー王を召還したり、といった、SF・伝奇っぽい展開は期待しておりませんでしたが。

でも、ただの歴史的アイテムでしかない聖杯探しを、登場人物たちに必死にやらせるためには、特殊な理由を置くか、滑稽なキャラにするかしかないせいなのか、不自然さが目立つ話でした。

観光地トラベルミステリのような不自然な展開なのは、「悪人」「謎の人」「ヒロイン」という枠組みを全く逸脱しない、類型的な内面描写でいっぱいな、海外ベストセラー小説ということで、諦めるにしても、ウンチク以外には、他の部分にも全く魅力がありません。話を引っ張るためにダイイング・メッセージとかの暗号を多用していますが、暗号の出し方&解き方が非常に恣意的です。読んでいて「なるほど!」と感心するではなく、「それが正解なの、フーン。」という感じに終始しました。

ウンチクの方も、わたしが世界史に疎いせいも当然ありますけれど、強引な展開と小説キャラの会話による説明が下手なこともあって、楽しめず。古美術+歴史+ミステリという類似ジャンルだった、高橋克彦「写楽殺人事件」にあった気がする、小さな謎が組み合わさって大きな絵が生まれていくような驚きはありませんでした。

唯一、荒俣宏による巻末解説に、「俺の方が知ってるぜ、ふふん♪」的な稚気が感じられて、好印象でした。


| | Comments (0) | TrackBack (1)

琉球アンダーグラウンド「シマデリカ」

沖縄音楽+テクノ。タワレコで試聴して、購入。

「染みなし」「シマデリック・サウンド・システム」といった、沖縄音楽を主軸に、ブレイクビーツを足したような曲が基本構成です。打ち込み物ならではの、わかりやすい快感原則があって、単調で起伏に乏しい、という民族音楽のとっつきにくさを中和していて、非常に聴きやすいです。同じくテクノ+民族音楽だった、SALIF KEITAのREMIXES FROM MOFFOUに通じる、門外漢にもわかりやすい楽しさがあるので、良く聴いています。

逆に、三線や島歌は効果音的に入っているだけという、「2%の沖縄と98%のトランス」といった体の「サーティーンス・ムーン」「セコ」といった曲もあります。正直、般若心経+テクノの「HOSANNA」とか、やっていたJuno Reactorと同じく、単に、景気が良いだけのテクノでは?とも思いますが、(たまに聴く分には)テクノも嫌いじゃないですし、これはこれでアリ。

さすがに、レゲエ・ダブ+沖縄な「黄金の花」や、ジプシー・キングス+沖縄な「汗水節」、サイケデリック・ロック+沖縄な「永良部の子守歌」となりますと、(面白いですけど)考えオチの1発ネタっぽくなっていますが。

あと、歌詞カードに日本語訳が付いていたのには、ちょっとびっくり。洋楽みたい。でも、アイヌ語の「ウポポ・サンケ」と違って、表意文字である漢字が元歌詞にも使われていますし、訳は無くても、だいたい解りそうな気もしますけど。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

YOUR SONG IS GOOD×BEAT CRUSADERS「BOOOTSY」

ライナーノーツの対談によると、「BEAT CRUSADERS」周辺では良くあるらしい、半分ずつ製作のスプリット・アルバムというもの。SFでいう、エースダブルみたいな、ジャンル自体のファンが期待できる場合ならではの産物でしょうか。

ラテン系インストバンドの「YOUR SONG IS GOOD」は、メロコア~パワーポップな「BEAT CRUSADERS」とはジャンルも全然違いますから、ジャンル自体のファンが期待できるのか解りませんが。

わたしの場合も、旧譜が(というよりライブが)気に入っていた「YOUR SONG IS GOOD」目当ての購入なのですが、そういった、どちらかだけのファンが買うケースが多いんじゃ…

わたしの場合、目当てでない、「BEAT CRUSADERS」側の曲には、高品質ではあるものの個性が無いのは、パワーポップという型が出来すぎたジャンルだからでしょうか、という感想のみ。

もっとも、わたしの場合「BEAT CRUSADERS」で聴いていたのは、アニメ「BECK」の主題歌「HIT IN THE USA」ぐらいなのですが。その「HIT IN THE USA」「YOUR SONG IS GOOD」による、カバーバージョンを含む全6曲。「YOUR SONG IS GOOD」版のカバーは、元曲に比べて、ゆっくり目のお祭りソングになっています。

「YOUR SONG IS GOOD」ソロ曲、「JUMP UP! SHIMBASHI! JUMP UP!」も、彼らの「WALKIN' WALKIN'」を思わせる、バンドの楽しさが伝わってくるようなファンキーな曲調が良かったです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

田村ゆかり Concert Tour 2006* fancy baby doll *

昨年同様、春の新曲おひろめ会。伴奏は、去年のようなライブではなく、低温ブースト気味のカラオケだったので、Spark Plugで聴いているときのようでしたが、歌を潰すような音量ではなかったので、問題なし。

いつものように、派手な「惑星のランデブー」とかで跳んで終わりにせず、ラストを、バラードの「優しい夜に」で締める展開はちょっと意外でしたが、歌詞から、「THANK YOU (FOR THE MUSIC)」的な意味あいを読み取れる曲で終わるってのも良い感じ。

開演前のB.G.M.にCECIL「super"shomin"car」とかが使われていたのも、好きな曲なので、ちょっと嬉しかったです。もっとも、本人トークによると、別な曲をかけたかった、とのことでしたが。

トークのほうは、かしましラジオでの名言「そんくらいググレよ。そして納得しろ。何でも質問するな。」に触れたのが、ツボにはまりました。総じて、いつもどおりの楽しさ。

2006.05.04 東京厚生年金会館にて鑑賞。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ジェラルド・ピーノ&ザ・ハートビーツ「ヘヴィー・ヘヴィー・ヘヴィー」

Fela Kutiに影響を与えた、という触れ込みの、西アフリカは、シェラ・レオネの人の作。70年代産の2作品からの編集盤。

歌がFela程、露骨なアジテーション節ではなく、たまに奇声をあげるぐらいの、普通の歌になっているせいか、1曲5,6分でコンパクトに纏まっているせいか、Felaというより、70年代のJames Brownを思わせるオルガンを中心にしたファンク。JBの「Funky Drummer」を意識したソロパートが続く「people to the people」「Sex Machine」風リズム・ギターが印象的な「shake hands」なんか特に。

曲が短く、耳障りなホーン隊もいませんので、FelaやJBタイプのグルーブ感が有る音楽の中では、非常に聴きやすいのが良いです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

SFマガジン2006年6月号「ヤング・アダルト・ノベル」特集

特集は、(海外の)ヤング・アダルト・ノベルです。ハヤカワ的には、国産品はリアル・フィクション表記だからでしょうか。

ニール・ゲイマン「サンバード」☆1
食ネタの奇譚。手堅く纏まっています。

ティム・プラット「魔女の自転車」☆0
思春期の僕、理解者の彼女、いじめっ子ライバルの世界観、ファンタジィ設定は説明無く、少年の孤独感演出みたいなものに終始していますので、「ファントム」に掲載してもおかしくないようなノリ。

クリストファー・バルザック「少年が死体で見つかって」☆0
ギクシャクした家庭環境と少年の孤独感が中心の話。架空設定は味付けな、「ファントム」へ行け、その2。

特集外の浅倉久志セレクションは、キット・リード「ダ・ヴィンチさん」☆1
こちらもギクシャクした家庭環境と少女の苦悩話ですが、フィクションならではのラストに開放感があって、読後感を良くしています。

山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
イーガンまで登場する、フィクションと現実とを強引に繋げる毒電波展開は「神狩り2」を思わせるノリ。

夢枕獏「小角の城」☆0
やっと今までの話が繋がりそうで良かったです。

田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
根性兵器とは、しょーもないネタを。笑ってしまいましたが。

ケリー・リンク「ザ・ホルトラク」☆1
「カナダ」に対しての米国人の距離感を、現実と幻想との距離に喩える、不条理入り日常物。正直、映画版「サウスパーク」や、「ボウリング・フォー・コロンバイン」を観ただけ、という、「カナダ」認識の薄い、わたしでは、実感するの難しい話です。淡々と読ませる気もしましたが、訳「柴田元幸」ということで認識に修正が入っているかもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

映画「映画監督になる方法」

前作観たときの感想と同じく、「空耳アワー」映像的味わい。テンパった状態の、冴えない男→エロにつられて→ダジャレねた→変な顔!、という唐突な展開が、(「空耳アワー」の場合は30秒ですが)90分続くような快作。

本筋は、自主映画業界ネタをからめたドキュメンタリー/私小説型自主映画作家の話。

主人公「俺、かわいそう!」という台詞が象徴的ですけれど、自称天才監督の自己正当化というか責任転嫁の他人罵倒芸が前半の見所です。酷い奴な主人公が嫌みに見えないのは、尊大さに衒いが無く、挫折しても自己を疑うことがないからということもあります。が、より、理由として大きいのは、前半の溜まった鬱屈が、後半、映画製作の旅以降の暴走につながっているせいでしょうか。暴走としか言いようのない、唐突な展開の続きっぷりには、驚くことしきり。

2006.04.21 渋谷シネ・ラ・セットにて鑑賞。

当日は、シネマ秘宝館の斉藤館長とのトークショー付。自主映画”監督”の話という主催者側の意図がわかっていなかった序盤では、空回り感がありましたが、後半は途中で止めが入る程の饒舌ぶり。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« April 2006 | Main | June 2006 »