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SFマガジン2006年9月号「ダン・シモンズ特集」

作品>作家性な、職人系の作り手の場合、評論・インタビューがつまらなくなるのは、音楽の場合と同じ。

ダン・シモンズ「アブの月、九日」☆0
「イリアム」の評価が低いですので、(単独小説としては、雰囲気ものに終始している)前日譚も楽しめませんでした。

ダン・シモンズ「カナカレデスとK2に登る」☆2
カマキリ型宇宙人と、山に登る話。危機を通り抜けて、友情を深める、という、ベタ過ぎる冒険小説展開と、バタ臭ぁ~い中村亮のイラスト(水野良太郎による、ハヤカワ文庫版キャプテン・フューチャーの挿絵を連想。)とが、マッチしていて、好印象です。

連載 朝松健「魔境」☆0
数ヶ月ぶりの連載で、設定、キャラが、不連続なのは、ちょっと。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
話が進まないかと思えば、また、ラストでしょうもないダジャレを…

草上仁「チューリング・テスト」☆0
宇宙船に乗って、表題ネタ。短編とはいえ、非常に作為的なパズル設定を持ってきておいて、オチが…。

連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
今回も、唯我論に、量子論とかの用語をはめ込んでいるだけ。ナノテクノロジー用語を、魔法も同然な便利用語として、使うのは今時のSFっぽくはあります(「イリアム」も…でしたし。)けど、地の文で「だろうか。」「かもしれない。」の連発は勘弁して欲しいところ。

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