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SFマガジン2006年10月号「現代女性作家特集/スター・トレック特集」

おブンガクな雰囲気ものばかり続く、特集にはゲンナリ

ケリー・リンク「しばしの沈黙」☆0
フィクション内フィクションや、時間軸入れ替えといった仕掛けと、おはなしとの関連が見えずに、技巧自慢ばかりが鼻につく印象なのは、作者の他作と似ています。雰囲気もの、1つめ。

アイリーン・ガン「-先端を追い求めて」
作者インタビュウ。ビル・ゲイツ「ワード」のプレゼンをした話とか、マイクロソフト元社員ねた(っていうか、ビル・ゲイツねた)は、ツカミには美味しいネタですねぇ。

マーゴ・ラナガン「地上の働き手」☆0
かんしゃく持ちの老人と子供だけの家庭は、アメリカ田舎ホラーの定番なのでしょうか。短いので、仕方が無い面もありますが…雰囲気もの、2つめ。

リズ・ウィリアムス「天使と天文学者」☆0
ヨハネス・ケプラーを主人公に、科学と魔法が未分化な世界の話。アーサー・ケストラーによるケプラーの伝記ノリでしょうか。雰囲気もの、3つめ。

ジャスティナ・ロブスン「小熊座」☆0
パラレル・ワールド/多世界解釈を、別居夫婦の比喩とした、って意図はあるのでしょうけど…雰囲気もの4つめ。☆0

ここまでが、現代女性作家特集。

連載夢枕獏「小角の城」☆-1
果心居士の挿話を1つ説明して終わり。この分量ではあまりに読み応えがない。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
引きで終わり。☆0

巻末の、「スター・トレック特集」は、BMR編集者の丸屋九兵衛氏監修。ということで、同氏によるbmr誌の連載エッセイ「雑学王」と似たノリ。ファンダム系の人が真面目に作りそうな、緻密な設定の説明ではなくて、ブリッジ・クルーの人種配分の変遷を説明したりする、アメリカ文化としてのスター・トレックにスポットを当てています。声優座談会も、作品世界の話ではなく、俳優と吹替担当との距離が話題の中心(カークではなくシャトナー矢島正明ということ)となっていて、舶来品の輸入手段として、の位置づけで、なされています。

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