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奈須きのこ「Decoration Disorder Disconnection 1」(kodansya box)

ゲームの方が…

ゲーム「Fate」の作者による小説。(kodansya boxの箱入りソフトカバーという装丁は、どうも、ボラれている気がしてしまって、馴染めません。)

強い女同士が戦う伝奇バトル物+傍観者の善人青年、の構造は、同じ作者の「空の境界」を連想させます。会話がやたら多く、視点人物変えまくりの一人称視点のせいで、会話文だらけ。状況描写など、(登場人物の誰が喋っているのかの説明を、画像で行う、)美少女ゲームの場合では、目立たない、小説の基礎部分の不在が、気になってしまいました。叙述トリックも、記憶障害の主人公と、一人称視点変更連発というスタイルなら、簡単ですけど、作為性しか感じられませんし。

「Fate」や、「Air」をアニメ版という、別メディアで客観的に眺めたときに、(悪いところが有るわけではないのに、)妙に冷めてしか見れずにいます(「Air」の録画分溜まりっぱなし…)。ゲームの、「Fate」や、「Air」美凪シナリオをプレイしているときに感じた、感動は、スペース・キーを連打して、没入して読み進む、一人称美少女ゲームという、環境を前提にしていたなぁ、と、思ったものですが…小説、という別メディアでも、状況は同じでした。

作者が、バンド作品のほうが…と、言われてしまう、ミック・ジャガーのソロ・アルバム的な、共同製作したゲーム作品に向いている才能なのかも、って、「Fate」の次が見たい、ってだけでもありますが、>わたし。


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