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「sakerock」"フォーフレッシュメン スペシャル"

ライブに、行ってきました。

Guestのeastern youthは、坊主頭が印象的な3ピースバンド。ゆっくり目のドラムに、ちょっと、billy braggを思わせる、朗々とした絶叫パンク。はっきりしたメロディが無いので、ギターが歪み一辺倒の曲は、単調でした。ギターがフレーズを弾いているラスト2曲は、良かったです

sakerockは、アルバムのジャケットでも着ている白スーツ衣装で登場。曲も2nd収録曲中心。手数の多いJazz系のドラムのテンションが高かったせいでしょうか、CDに比べ、演奏がタイト(時間も短い)なのが、印象的でした。

ハマケンのトロンボーンも、アルバムのような、ふらつき感は無く、生真面目な感じに好感が持てました。もっとも、「エイトメロディーズ」あたりでは、息切れしていたみたいでしたが。まぁ、ハマケンは、吹いていない時は、スキャットかコントで、休みなしだから、疲れるのも仕方ないところではありますが。

1曲1曲が短いせいか、ラストの「生活」まで、2回のアンコール休憩を挟んで1時間半、というボリュームには、もう少し、聞きたかったところですが…。

恵比寿LIQUIDROOMにて、2/24鑑賞。

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SFマガジン2007年3月号「2006年度・英米SF受賞作特集」

パオロ・バチガルピ「カロリーマン」☆1
バイオ企業による農業支配話は、ありきたりながら、主人公らのインド描写は、味になっています。

デイヴィッド・D・レヴァイン「トゥク・トゥク・トゥク」☆1
異星人とセールスマンの話。話の無理矢理さが、どこか、「おまかせ!レスキュー」のような読後感でした。

連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
いつもの「かもしれない。」の連発と、断片的な時代物描写。

連載 朝松健「魔京」☆0
山田氏のと、続けて読むと、面白いような、錯覚があります。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆1
筒井「最高級有機質肥料」の正統後継者的展開です。今となっては、インモラルとは言えない題材ですけれど、逆に、気負わない、悪ふざけ感が、楽しいです。

コリイ・ドクトロウ「I:ロボット」☆1
冷戦時代の米ソっぽい国家関係での亡命話。「マジック・キングダムで落ちぶれて」での、「ディズニーランド」の扱い方同様、アメリカっぽいものを茶化すのが好きな作者にとっては、アシモフのロボ3原則も、敵なのかも。

小説以外では、SF magazine gallery 山口晃「メカごころ落書き帖」が、宮武一貴風筆致のメカで、「宇宙徳利」、とか変な物を描いていて、楽しいです。

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布袋寅泰「SOUL SESSIONS」

「KILL BILL」ネタの「BATTLE FUNKASTIC」が良。

布袋寅泰が1曲毎にゲストを集めたアルバム。

吐き出すようなボーカルにギターリフという、いわゆる、布袋ソロのようなスタイルを取っている曲は、vs 中村達也 「カラス」ぐらい。基本的には、ゲストを中心とした曲に、布袋がギタリストとして、参加するような形の作品です。

色々なジャンルのゲストを集めているため、バラードやら、U.Kとか連想しそうな、バイオリンとの弦楽器バトルなインスト(vs 葉加瀬太郎「ボルサリーノ」)まで、バラエティに富んでいて、飽きさせません。ゲストに、個性の強い歌声が多く、布袋より、ゲストの曲、といった印象になっています。

町蔵名義のほうがしっくり来るような、絶叫フォーク調の、vs 町田康「タンタルスの誤読」、エルヴィス風甘いボーカルの、vs BRIAN SETZER「TAKE A CHANCE ON LOVE」、特徴的な歌い方のvs 井上陽水「東へ西へ」あたりは、特に。

本作中のベストは、映画「KILL BILL」での使用が印象深い「新・仁義なき戦い」のテーマのキャッチーなフレーズをバックに、ラップというスタイルの、vs RIP SLYME「BATTLE FUNKASTIC」。ヒップホップならではのサンプリング/ネタ感が、楽しいです。「ホテイ!カモン」とのラップと共に、現れるギター・ソロには、爆笑しました。布袋のギター・ソロ自体は、俗っぽいフレーズが多く、アルバム全体で続けて聴くと、ダサい印象なのですが、この曲のように、ネタと思って聴くと、ダサさが、かえって味になっています。

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チャールズ・ストロス「アイアン・サンライズ」/虚淵玄「Fate/Zero Vol.1 第四次聖杯戦争秘話」

最近読んだ本

チャールズ・ストロス「アイアン・サンライズ」(ハヤカワ文庫SF)
「シンギュラリティ・スカイ」の続編。冒頭の、ボランティアの核爆弾処理班や、戦争ブロガーの過去話は面白かったのですが…本筋の対秘密結社戦は、アイデアの密度も平凡な割に長すぎ。というより、(ネタが変とはいえ、)スペオペですし、1月以上かけてダラダラ読んだのが失敗で、サクサク読むべきだったのかも。

虚淵玄「Fate/Zero Vol.1 第四次聖杯戦争秘話」(TYPE MOON)
「Fate/stay night」の前日譚。作者の虚淵玄は、初読。小説としては…という不安もありましたが、Fate本編を書いた奈須きのこの文章より、遙かに客観的で、読みやすい文章(菊池秀行「D」風の、大仰な言い回しはありますけれど。)なので、助かりました。
対戦結果が判っている前日譚、メインキャラの切嗣・綺礼が根暗キャラ、ということで、どうしてもつきまとう閉塞感を吹き飛ばす、征服王イスカンダルの、陽気な豪傑キャラっぷりが、読んでいて楽しいです。

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奈須きのこ「Decoration Disorder Disconnection 1」(kodansya box)

ゲームの方が…

ゲーム「Fate」の作者による小説。(kodansya boxの箱入りソフトカバーという装丁は、どうも、ボラれている気がしてしまって、馴染めません。)

強い女同士が戦う伝奇バトル物+傍観者の善人青年、の構造は、同じ作者の「空の境界」を連想させます。会話がやたら多く、視点人物変えまくりの一人称視点のせいで、会話文だらけ。状況描写など、(登場人物の誰が喋っているのかの説明を、画像で行う、)美少女ゲームの場合では、目立たない、小説の基礎部分の不在が、気になってしまいました。叙述トリックも、記憶障害の主人公と、一人称視点変更連発というスタイルなら、簡単ですけど、作為性しか感じられませんし。

「Fate」や、「Air」をアニメ版という、別メディアで客観的に眺めたときに、(悪いところが有るわけではないのに、)妙に冷めてしか見れずにいます(「Air」の録画分溜まりっぱなし…)。ゲームの、「Fate」や、「Air」美凪シナリオをプレイしているときに感じた、感動は、スペース・キーを連打して、没入して読み進む、一人称美少女ゲームという、環境を前提にしていたなぁ、と、思ったものですが…小説、という別メディアでも、状況は同じでした。

作者が、バンド作品のほうが…と、言われてしまう、ミック・ジャガーのソロ・アルバム的な、共同製作したゲーム作品に向いている才能なのかも、って、「Fate」の次が見たい、ってだけでもありますが、>わたし。


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「Project BLUE 地球SOS」/「仮面ライダー電王」/「古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー」の第1話感想

先行放送で「ジャイアント・ロボ」「MOONLIGHT MILE」第1話も観ましたが、話が見えない…

14.「Project BLUE 地球SOS」(TVK 水曜深夜)
ED:「風の産声」(solua)バラード
内容:国連軍と科学者が、地球侵略者と戦う話。秘密兵器や、UFOや、白衣で偉そうな科学者像以上に、レトロ臭を漂わすのは、話の展開の遅さ。リアル系の絵柄のせいで、表情の変化に乏しいので、「科学少年」「美人秘書」「パイロット」「科学者」といった、役割だけの存在に見えてしまいます。展開が遅く、キャラが無いので、ひたすら地味です。ただ、地味なのは、人格ある「敵」が出てこないため、侵略物ではなく、災害っぽく見えているせいでもあります。「敵」キャラ登場で、盛り上がるかも。題材好み加点して、△

15.「仮面ライダー電王」(テレビ朝日 日曜朝)
OP:climax Jump(AAA DEN-O form)合唱ユーロビート
内容:苛められっ子が、俺様ちゃんノリの陽気な召還モンスター(関俊彦が、好演)との掛け合いで成長していく話。現代と過去を画面分割で見せるタイム・パラドックス描写といい、謎で引っ張らない展開といい、判りやすい。喫茶店の間取りとか、「龍騎」っぽいのも好印象です。△

16.「古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー」(テレビ朝日 日曜朝)
OP:「小さな僕らの大きなハート」(ICHIKO):パンチのある女声に、子供合いの手。
ED:「恐竜マッスル」(佐藤弘道)体操の歌なので、テンポはゆっくり。
内容:カード・バトル物。設定説明を、ファンタジィ的謎の力で誤魔化すのではなく、召還アイテムの開発経緯まで、説明するのに好感を持ちました。説明台詞や、タイムボカン的三悪編成の敵キャラは、ちょっと古いセンスともいえますが。逆に、主役恐竜がトリケラトプスなのは、現代的な善玉感の表現かも(おもちゃのCMは、ティラノザウルスなのに…)。CG恐竜同士の戦いは、派手でしたが、EDでの恐竜体操のインパクトの前に食われてしまった感もあります。△×

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