SFマガジン2007年3月号「2006年度・英米SF受賞作特集」
パオロ・バチガルピ「カロリーマン」☆1
バイオ企業による農業支配話は、ありきたりながら、主人公らのインド描写は、味になっています。
デイヴィッド・D・レヴァイン「トゥク・トゥク・トゥク」☆1
異星人とセールスマンの話。話の無理矢理さが、どこか、「おまかせ!レスキュー」のような読後感でした。
連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
いつもの「かもしれない。」の連発と、断片的な時代物描写。
連載 朝松健「魔京」☆0
山田氏のと、続けて読むと、面白いような、錯覚があります。
連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆1
筒井「最高級有機質肥料」の正統後継者的展開です。今となっては、インモラルとは言えない題材ですけれど、逆に、気負わない、悪ふざけ感が、楽しいです。
コリイ・ドクトロウ「I:ロボット」☆1
冷戦時代の米ソっぽい国家関係での亡命話。「マジック・キングダムで落ちぶれて」での、「ディズニーランド」の扱い方同様、アメリカっぽいものを茶化すのが好きな作者にとっては、アシモフのロボ3原則も、敵なのかも。
小説以外では、SF magazine gallery 山口晃「メカごころ落書き帖」が、宮武一貴風筆致のメカで、「宇宙徳利」、とか変な物を描いていて、楽しいです。
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