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SFマガジン2007年4月号「『ベストSF2006』上位作家競作」

『ベストSF2006』本体では、小説以外の投票ルールが未整理なせいか、浅倉久志萩尾望都への扱いが、投票者ごとに違うのが、気持ち悪く。

飛浩隆「空の園丁(仮)」☆0
第二部冒頭の抜粋なので、当然、未完。年上の女と少年もの。微エロな、雰囲気は、あります。

ジーン・ウルフ「迷える巡礼」☆0
隠喩が理解できないと、「イリアム」風の、ギリシャ時空SFでした。カタカナ翻訳語で、理解できるネタなのでしょうか?

山本弘「七パーセントのテンムー」☆0
ネタになっている脳科学がらみの実験の話から、自意識の不確かさ、の話への結びつけが唐突すぎて、説明的印象を受けました。短編ですから、仕方が無い面もありますが。

小川一水「千歳の坂も」☆1
不死をテーマに、お得意の架空役所もので、手堅い出来。ラストで提示されるSF的風景が、安っぽいのが難点ですが。

連載 夢枕獏「小角の城」☆0
バトルが開始するところで、終わり。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
新章突入とはいえ、新展開というより、繋ぎ。☆0

チャールズ・ストロス「ローグ・ファーム」☆1
「脳をください」と言いながら、歩く九本足とか、相変わらず、ネタだけは風変わりで良いです。短編が吉な作者かも。

林譲治「大使の孤独」☆1
ファースト・コンタクトものを絡めた、懐かしい「SFミステリ」の味。絶望王レムより楽天的、というのは酷。

小説以外では、新連載エッセイ「笑う犬」は、読みやすい文章が、椎名誠らしい作りです。

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