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Maroon 5「It Won't Be Soon Before Long」/平野綾、加藤絵美里、福原香織、遠藤綾「もってけ! セーラーふく」

最近聴いた曲

Maroon 5「It Won't Be Soon Before Long」
2nd。前作を気に入っていたので、アルバムごとiTMS買い。前作で好みだった、攻撃的なロックは「Better That We Break」ぐらいですが、ソリッド感が薄れた感じ。作品の中心は、「If I Never See Your Face Again」に代表されるナイル・ロジャースがプロデュースした風のギター・カッティングと、安っぽいキーボードの曲で、(意図的なダサさなのかもしれませんが)80年代臭いです。彼らの定番でもある、「Better That We Break」あたりのピアノ伴奏のロッカ・バラード路線は嫌いじゃないのですが。



平野綾、加藤絵美里、福原香織、遠藤綾「もってけ! セーラーふく」
アニメ「らき☆すた」のOP。ギャラクシーエンジェルのOP曲を連想するような、早口言葉的にナンセンス歌詞を詰め込んだ合唱ソングですが、強力なベースが心地良い曲。縦ノリロック風のc/w曲「かえして! ニーソックス」での吐き出すようなラップは、平野綾だと思うのですが、エンディングでの歌真似同様、器用な人ですねぇ、という印象。

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YOUR SONG IS GOOD「HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!」/FRUITY「SONGS」

YOUR SONG IS GOOD(以下、Y.S.I.G.)の新譜と関連作

Y.S.I.G.「HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!」
冒頭の、縦のりメンバー紹介曲「ウイッス!ウイッス!ウイッス!」から、前作「FEVER」路線の、陽気な合唱のり。で、キャッチーな(どこかで聴いたような)メロディが、楽しい南国風。

ジャズ系インスト音楽にありがちな、ホーンの自己主張が少なく、緩いメロディ担当なので、聴きやすいのが良いところ、と「6人は南をめざす」を聴いて、思いました。

レア・グルーブ風(?)にオルガン弾きまくる、「THE HOT」や、地元ソング(?)な歌詞も嬉しい「あいつによろしく」も良し。



FRUITY「SONGS」
特典目当てに、Y.S.I.G.のSINGLEを、DISK UNIONで購入したら、Y.S.I.G.リーダーのサイトウJxJxジュンが、昔スカパンクを遣っていた時代のバンド「FRUITY」のCDを見つけたので、同時購入。パンク→ファンキー音楽、ということで、Paul Wellerにおける、The Jam末期と、The Style Councilみたいなものかな、っと思って聴いてみました。

「ンカッ、ンカッ」という、レゲェ系ギター・カッティングが混じった「LOOSE SCREW」のような曲が入るものの、基本は「TOP 40 AGE」「ROCK STEADY STEW」CYNDELLA BOY」といった、正統派の、縦のりメロ・コアが中心で、Y.S.I.G.とは、かなり別物でした。

縦のりロックは、最近ご無沙汰だったこともあり、楽しく聴けましたが、ジャンルにしては完成度が高いとしても、エルレガーデンで、高品質メロコアが可能なことは、判っていますので、驚きは、有りませんでした。

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SFマガジン2007年6月号「異色作家特集 II」

露、中、墨の作家の作風が、英米SFの主流と違うのは、「異色作家」だから、ではないと思うので、「非英語圏作家特集」でも、別に良かった気が。

ミハイル・ヴェレル「パリに行きたい」☆2
パリ・マニアの一生。他の事に頓着しない、マニアっぷりが、極端で、楽しいです。

ヴァジム・シェフネル「沈黙のすみれ」☆2
奥さんの奇癖に、旦那が悶える話を、コミカルに。病院のエピソードも、本筋から浮いている感はありますけれど、微笑ましく、はあります。

夏笳「カルメン」☆1
特殊能力者女子との学園友情もの。ラノベ臭いです。

ロベルト・ロペス・モレーノ「秘密」☆0
超知性との出会いもの。短編の割りに、意味不明散文詩的な文章が多いので、本作独自の個性が出るまではいかず、図式的な印象です。

連載 夢枕獏「小角の城」☆1
流石に、忍者バトルは盛り上がります。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
「ヒトラー」ねた以外、特に新展開はありません。

連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
バトルとかあって、反復者とのメインストーリーに続くのでしょうか?

小説以外では、前号に続き、第2回日本SF評論賞優秀賞、海老原豊「グレッグ・イーガンとスパイラル・ダンスを」☆0。作中引用された、村上陽一郎は、判り易いパラダイム論が好きな人でしたけれど、カッコいいキーワードが少ないので理論武装用には、向かない気がします。ラストで、「サイボーグ・フェミニズム」が出てくるのが、唐突で、選考委員ウケ狙い?と思ってしまうのは、穿ち過ぎ?

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グレッグ・イーガン「ひとりっ子」(ハヤカワ文庫SF)

第3短編集。
SFマガジン掲載時にも、過去SFのガジェットを連想させた、表題作もそうでしたが、G・A・エフィンジャーのモディ風、人格改造を題材にした「行動原理」や、I・ワトソン「マーシャン・インカ」を連想させる「決断者」といった、SFガジェットから、(短編なこともあり、やや強引に)自由意志テーマに結びつけてゆく話が連発。ですので、第2短編集を読んだときと、同様の感想になってしまいました。

そんな中、史実ネタの中篇「オラクル」が、史実ネタ作品特有の、作中の意味不明な細部描写が、図式臭さを消していて、好印象でした。

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田村ゆかり「星空のSpica」

第6話「進展」でも、ドラマ無しで設定解説が続く極端さには、このまま行ってしまったほうが楽しいかも、って気分になる「魔法少女リリカルなのはStrikerS」のED入りシングル。アニメEDで使われていない曲後半も、「Sweet Darlin'」的な、情熱的な歌いっぷり。

c/wの「Melody」は、定番のハウス伴奏の中、平原まこと(って綾香パパですか?)によるクラリネットの人力っぽさが、良いアクセントになっている佳曲です。歌詞カードの歌詞に無い、「~ぃ」という語尾を加えた(ため、言葉の意味が変わって、説教臭さが減少している)、ゆかりんの歌い方にも、好感度高し。

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河合克敏「とめはねっ! 鈴里高校書道部1」/石川賢「戦国忍法秘録 五右衛門」

最近読んだマンガ

河合克敏「とめはねっ! 鈴里高校書道部1」(ヤングサンデーコミックス)
高校書道部を舞台にした学園もの。
前作、「モンキーターン」は、初期の訓練校編より後のプロ選手になってからが、キャラクターより、取材薀蓄が主となった展開に馴染めず、脱落してしまいました。ですので、本作のような、お話メインの学園もの展開の中で、さりげなく薀蓄を語っていくぐらいのバランスが、好みです。1巻では、「帯をギュッとね!」で、面白かった乙淵ふね戦を髣髴とさせる、女子柔道バトルのサービスがあるのも、楽しいところです。

石川賢「戦国忍法秘録 五右衛門」(SPコミックス)
巨大な爪を生やした石川五右衛門が、信長と戦う話。
「武蔵伝」の後に描かれたものの、作者急逝で未完となった作品です。が、石川版「魔界転生」序盤を髣髴させる忍者バトルの後、幻術士果心居士と、ロボット風プレートメールを纏った伊賀鉄鋼組が登場し、謎仏像のアップで終わる1巻は、まるで、いつもの石川賢の作品みたいな、オープン・エンド。(遺作だから、と持ち上げる気は無いですが、)石川賢は、最後まで、石川賢だった、とはいえそうです。

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ダン・シモンズ「オリュンポス(上・下)」(海外SFノヴェルズ)

楽しみどころ不明

「イリアム」の続き。主人公たちが、無知を馬鹿にされながら、世界設定を教えてもらうパートが延々と続く、受動的なお話。だらだら読んでいたせいもあって、延々馬鹿にされていた気分です。

世界設定の説明も、物語内の理由が殆ど無いまま、「世界設定は、実はこうでした」と云われるだけなので、「ふーん」と思うだけで、感心できません。設定の理由は、神話や古典からの「見立て」にあると思うので、「見立て」が判る人には、答え合わせ的な面白さがあるのかもしれません。が、教養の無い、わたしには、ひたすら辛い読書でした。

設定説明パート以外は、大体、ギリシャ戦争&対ロボット篭城戦パートですが、ナノマシン、量子、メタフィクションの、現代SF3大ご都合主義設定を使うのはともかく、ピンチからのテレポート脱出と、死者復活が大安売りなので、活劇として、盛り上がらないです。「ハイペリオン」のSFベストアルバム的なアイデア連打も無ければ、「エンディミオン」のベタに泣ける(キンタロス@電王が出てきそうな)展開も無いため、「見立て」以外の(物語としての)楽しみどころが不明で、そのくせ、分量だけはある小説ですので、義務感で読了しました。悲しいです。

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