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SFマガジン2007年6月号「異色作家特集 II」

露、中、墨の作家の作風が、英米SFの主流と違うのは、「異色作家」だから、ではないと思うので、「非英語圏作家特集」でも、別に良かった気が。

ミハイル・ヴェレル「パリに行きたい」☆2
パリ・マニアの一生。他の事に頓着しない、マニアっぷりが、極端で、楽しいです。

ヴァジム・シェフネル「沈黙のすみれ」☆2
奥さんの奇癖に、旦那が悶える話を、コミカルに。病院のエピソードも、本筋から浮いている感はありますけれど、微笑ましく、はあります。

夏笳「カルメン」☆1
特殊能力者女子との学園友情もの。ラノベ臭いです。

ロベルト・ロペス・モレーノ「秘密」☆0
超知性との出会いもの。短編の割りに、意味不明散文詩的な文章が多いので、本作独自の個性が出るまではいかず、図式的な印象です。

連載 夢枕獏「小角の城」☆1
流石に、忍者バトルは盛り上がります。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
「ヒトラー」ねた以外、特に新展開はありません。

連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
バトルとかあって、反復者とのメインストーリーに続くのでしょうか?

小説以外では、前号に続き、第2回日本SF評論賞優秀賞、海老原豊「グレッグ・イーガンとスパイラル・ダンスを」☆0。作中引用された、村上陽一郎は、判り易いパラダイム論が好きな人でしたけれど、カッコいいキーワードが少ないので理論武装用には、向かない気がします。ラストで、「サイボーグ・フェミニズム」が出てくるのが、唐突で、選考委員ウケ狙い?と思ってしまうのは、穿ち過ぎ?

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