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田中 ユタカ「ミミア姫 1」/高木 信孝「でじぱら 2」/フランク ミラー&リン・ヴァーリィ「300」/よしなが ふみ 「フラワー・オブ・ライフ 1」

最近読んだ漫画×4

田中 ユタカ「ミミア姫 1」(アフタヌーンKC)
テレパシーと飛行能力が当たり前の、超未来世界を舞台に、唯一の非能力者だった王女の話。

幸せ一杯のコミューン「雲の都」での生活が、緩く描かれているだけの、第1巻は、正直凡庸な癒し系ノリです。ただ、神話として、仄めかされる過去や、父親の話や、「雲の都」を守るサムライの存在は、世界の外、の不穏さを予感させます。もう少しつきあおうかな、といった感触です。



高木 信孝「でじぱら 2」 (電撃コミックス)
AV機器蘊蓄ものの2巻(1巻は未読)。

PlayStation3、コピーワンス、プロジェクタ、デジカメ等がお題になっています。蘊蓄は、美少女キャラ(鷹揚、眼鏡、ドジっ子の3人。デジカメの回で「画素数至上主義」のキャラにつっこみを入れたり、と複数居る意味はあり。)の口を借りて語られる、所謂ルポ・マンガのノリです。画質に拘りがない(髪の毛や文字の境界が綺麗と言われても・・・)ので、蘊蓄自体は、情報として役に立つわけではないのですが、陽性の蘊蓄語りものに特有な、暑苦しい愛情があって、(本人達が)楽しそうなのが、良いです。



フランク ミラー&リン・ヴァーリィ「300」(小学館プロダクション)
映画の原作。基本的な筋立ては、映画と同じながら、88ページというコンパクトな分量(分厚くするためか、ボードブック的な分厚い表紙を付けているので、やや、読みづらいです。)なので、映画版では、追加したものが多かったことがわかります。サイや、巨人の追加など、派手になって良かったものもありますが、疑問なものも。

敵の女性蔑視モチーフは原作には無いので、自分で戦うか/奴隷に戦わせるか、という対立の図式が、より明確になっています。映画での腹筋マッチョな描写が無く、主人公が、ナルシスティックに見えないせいもあって、ラストの自由云々の演説に、(映画版では、あまり感じられなかった)説得力があります。

特に、映画版との差を感じたのは、ラストでの、エフィアルテスへの台詞です。原作では、いかにも、フランク・ミラーらしい、皮肉になっているのですが、映画版では、ただの罵倒になってしまっていて、安っぽいです。映画字幕ということで、字幕製作者が解り易さを重視したのかもしれませんが。

原作>映画かな。



よしなが ふみ 「フラワー・オブ・ライフ 1」 (Wings comics)
骨随移植を受けた素直少年が主人公の、学園もの。

「ゼロ年代の想像力」の2回目で、取り上げるようなコメントがあったので、先入観の無いうちに読んでみようと思い、購入。

確かに、サブカルの人が取り上げたくなりそうな、同人マンガ製作の話など、オタク系のネタも入っていますが、あくまで傍流の扱い。本筋は、素直少年が友情をはぐくむ話です。軽いじめ、友情などを、シリアスに語ったりする部分と、コミカルな部分との、バランスの良さが印象的。基本的に、善人しか出てこない上に、苦悩も少ないので、読後感の爽やかな話として、纏まっています。正直、ドラマ性に、気負いが感じられる同作者の「大奥」よりも、好みの内容なので、続きも読む方向です。

ただ、3話の90頁や、4話の123頁などで、男性キャラクターの心情を、周りの女性キャラが代弁しているために、キャラクターが「男性化」女性に見えるのは、「Wings comics」らしいところでしょうか。女性にしか見えない女教師や、「おまけ」での、男性向けでのBL的なカップリング批判しているのに不自然さを感じたせいでもありますが。

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The Polyphonic Spree「The Fragile Army」/田村ゆかり 他「魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ02」/Gaudi + Nusrat Fateh Ali Khan「Dub Qawwali」

最近聴いた音楽。SummerSonicが楽しみ

The Polyphonic Spree「The Fragile Army」
3rd。2nd同様、ファンファーレ的なホーンを交えた、大合唱ソフトロック。

表題曲「The Fragile Army」や、「Guaranteed Nightlite」といった、ドラマチックなサビを大合唱する作風は健在で、聴いていて、非常に盛り上がります。

Gospel Choir等の大合唱系音楽は、大好きなのですが、盛り上がりパターンが一種類なので、飽きやすいという欠点が有ることが多いのですが。本作の場合、(彼らにしては)速いテンポの縦ノリ曲「Running Away」やら、アコギやピアノを中心にしたバラード系の「We Crawl」と、とか、ポップな中でバラエティに富んでいるので、飽きにくい作りになっています。

Timetableも発表された「SummerSonic07」2日目を、彼らメインで観に行くつもりですので、楽しみです。(2日目だけ参戦。一応、11:00 BLUE MAN GROUP~13:15 THE POLYPHONIC SPREE~15:10 POLYSICS~16:45 MANIC STREET PREACHERS~17:30 the pillows~20:05THE OFFSPRING、を目論んでいますが、どうなることやら。)



田村ゆかり 他「魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ02」
本編は、16話で、やっと話が動き出した(前作A'sなら、第1話で来ていた地点という気が・・・)「StrikerS」ですが、こちらは、番外編ドラマCD。

(設定説明が忙しい)本編では、描いている暇が無い、キャラの心情描写を中心になっています。第14.5話 「機動六課 家族の肖像」という副題通り、「なのはママ」「フェイトママ」(これだけでも面白い設定だと思うのですが・・・)と、子供たちとの甘甘な交流が心地よいです。

挿入歌3曲のうち、田村ゆかり「あなたの笑顔に」は、ゲームボーイのエンディングを想起させるシンプルなメロディの曲です。綺麗な曲ですが、メロディがシンプルな分、声量が求められるような曲は、ゆかりんの弱点、という気も。声量勝負の歌い上げバラードなら、水樹奈々「Present」が、安心して聴くことができました。


Gaudi + Nusrat Fateh Ali Khan「Dub Qawwali」
伴奏が安っぽくなりがちな民族音楽/ワールド・ミュージックを、クラブ音楽味を追加して聴きやすくした、Salif Keita「Remixes From Moffou」を、気に入っていたので、パキスタンの民族音楽Qawwaliと、クラブ音楽Dubとの融合作品を購入(Nusrat作品は、「Swan Song」ぐらいしか聴いたことがないのですけれど)。

残念ながら、弦楽器で強力なリズムを作っている原曲に、レゲエのリズムまで、足してしまった曲は、ちょっと五月蠅すぎる印象です。さすがに、無理があるのかもしれません(もっとも、無理矢理レゲエと合体させる2Stepみたいな音楽もあるから、実用性については、解りませんが)。

むしろ、リズムの弱い、歌い上げる原曲を使った曲が、面白かったです。クラフトワークの曲のような伴奏をつけた「Dil De Rog Muka Ja Mahi」や、Nusrat Fateh Ali Khanの、凛々しい声が印象的な、「Jab Teri Dhum Main Raha Karte They」といった曲では、リズム同士の競合が無く、気持ちよく聴くことができました。

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SFマガジン2007年8月号「ワールドコン特集 II」

椎名誠のエッセイが、一番面白い気がしてしまうのは・・・

パオロ・バチガルピ「イエローカードマン」☆2
作者の他作と同様に、アジアンなエキゾチックさを、アクセントに、没落・貧乏もの、ならではのドラマ性で、ベタに盛り上がります。

ジェフ・ライマン「ポル・ポトの美しい娘」☆0
わがまま娘の改心話として、普通に纏まっています。が。架空の大金持ちの話として成立する話で、必要性が見えないので、歴史上の固有名詞を引きに使う、あざとさが、不快でした。

ニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」☆1
「グローイング・アップ」「ぼくがハリーズ・バーガーをやめたいきさつ」?短いから、記号的印象。

ベンジャミン・ローザンバウム「あなたの空の彼方の家」☆0
再読しても、よく解らない雰囲気話。

連載 夢枕獏「小角の城」☆0
「飛び加藤」の小話。小話が、「続く」なのは・・・

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
(忘れていましたが)、八嫌士の話。物語は動かず。

イアン・マクドナルド「ジンの花嫁」☆0
AIの話や、インド神固有名詞が、目を引きますが、風味程度です。本筋は、夫婦もの、定番。

小説以外として、宇野常寛「ゼロ年代の想像力」☆0
劇場版「エヴァンゲリオン」をネタに、オタクの(「電波男」系)、脳内世界で居直り批判。劇場版のラストにからめて、「他者と向き合え」、お説教や、単なる、時間ものジャンル(「仮面ライダー電王」「時をかける少女」)を、時間改変できない→脳内世界で好き勝手批判っぽく、語ったりしているのには、(フィクションを、まずは、楽しむ為ではなく、評論のために観る)、愛のないサブカル臭が。

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平野綾ら「らき☆すた エンディングテーマ集 ~ある日のカラオケボックス~」/Beastie Boys「The Mix-Up」/AkoyA Afrobeat「P.D.P/President Dey Pass」

最近聴いた曲

平野綾、加藤英美里、福原香織、遠藤綾「らき☆すた エンディングテーマ集 ~ある日のカラオケボックス~」
オタク向けの、「あるある」ネタを気楽に眺め続けていますが、面白いのかは微妙なアニメ「らき☆すた」内で、一番楽しみにしていた、週替わりのエンディング曲を纏めたもの。

主役を演じる平野綾の曲が中心。「勝利だ!アクマイザー3」が、懐かしいというのもありますが、それだけではなく。キャラ声で、喉が壊れんばかりに(原典の影山ヒロノブ風に)絶叫する「Cha-La Head-Cha-La」や、端正な歌唱と、キャラ声とが交錯する「それが、愛でしょう」では、設定に会わせて歌う、平野綾の器用さが、キャラソンならではの楽しさを出していて、魅力的です。



Beastie Boys「The Mix-Up」
キーボードを加えたジャズ・ファンク集(「TO THE 5 BOROUGHS」以来、の新作ってことになるのかな)。

インスト系自体は、旧作「Ill Communication」あたりでも、何曲か、入っていましたし、驚きはないですが。「B for My Name」「Off the Grid」といった曲は、反復グルーブによる快楽性を重視した(「太陽にほえろ」のB.G.Mを連想するような)作りなので、インストものにありがちな演奏力自慢にならず、聴きやすいです。



AkoyA Afrobeat「P.D.P/President Dey Pass」
アフロビートものの新作。

「B.F.B.F」や、アルバム表題曲の後半部は、元祖Fela Kutiのアフロビートより、テンポを高速にして、ホーン隊の音を綺麗に揃えたような感じ。ボーカルの声質が、Felaと似たタイプのせいか、「Antibalas Afrobeat Orchestra」や、「Nomo」「KOKOLO」といった、他のアフロビート系のグループより、Fela直系の音に聞こえます(故人であるFelaの新作が無い以上、似ている音楽を作ることが、そんなに悪いことじゃない、ってのはFela信者の甘さでしょうか)。

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「Touch the Dead」(Nintendo DS)ファースト・インプレッション

リロードの苦しさが、意外と楽しい

Nintendo DSのシューティング・ゲーム。

時たま発症する、「シューティング・ゲーム(できれば縦)がやりたい」病が、再発したこともあり、秋葉原メッセサンオーカオス館(久しぶりに、行ったら、移転していたのですね)にて、購入。

敵はゾンビ(タイトルからして「・・・Dead」なので)、主人公は五分刈り筋肉男(海外ゲームなので)という、分かりやすい世界観のシューティングゲームです。ゲーム画面のポリゴンキャラは、セガ・サターンを彷彿させる汚さですが、Nintendo DSですし、こんなところかも。

1st Stageをなんとか、クリアした時点での、ファーストインプレッションです。

ゲームのタイプとしては、「スターブレード」型の固定画面&強制画面移動の中、画面をポイントする、シューティング・ゲームですが、リロードで回復する弾数制限があるため、銃型コントローラ無きガンシューといった風情です。

この、リロードが曲者で、非常に時間が掛かり、その隙に、すぐ、やられてしまいます。リロードを、出来るだけ避ける必要があるので、無駄弾を撃つのは論外。弾数を節約すべく、ゾンビの弱点である頭を狙って撃っても、まだ、弾が足りない、といった局面も多いです。そこで、まず、前衛だけを倒して、動きの遅いデブキャラが近づいてくるまでの間に、リロードを行う、といった戦略(?)が、必要になってきます。

最初は、要リロード時間の長さに、「クソゲーか?」とも思いましたが、リロードが間に合った時には、「してやったり」感があって、意外と、楽しめています。

もっとも、1st Stageの段階で、この体たらくですから、チートコード的なものが欲しい、いうのも正直なところなのですけれど・・・

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映画「300(スリーハンドレッド)」

敵は幾万有りとても~♪的痛快さはありますが・・・

歴史物。フランク・ミラー原作という点に惹かれて、観てみました。

金髪マッチョの主人公軍団が、悪い(奴隷制と女性蔑視)有色人種の群れを、バッサバッサとなぎ倒す(だけの)展開の映画でした。

奴隷制の話とかは、真面目に受け取ると、(作品内暴力を正当化しようとする意図が)嫌らしい構図です。ただ、議会を仕切る裏切り者を、結局、暴力で排除していく終盤の展開は、歴史固有名詞が、「男の美学」を正当化するための言い訳で有ることがあからさまです。「男の美学」大好きな、フランク・ミラー作品らしい、っちゃらしいので、目くじらを立てる気には、なりませんでした。

原作漫画は未読ですが、ナレーションの多用をはじめ、顔の陰影を強調したカットや、死体が樹になっているところや、忍者風の親衛隊など、フランク・ミラー作品っぽいなぁ、と思わせるところは、多く、原作の漫画に、忠実な映画化なのかもしれません。
合戦シーンが、横から見るシーンが多いせいか、NHK大河ドラマの合戦シーンっぽい大味さなのは、残念なところですが、巨人、犀、象といった、敵が繰り出す秘密兵器に、あっさり勝つところは、意外性があって、面白かったですし、まぁまぁの映画といった印象(2時間を切るコンパクトな上映時間にプラス修正を付けて)。

2007.07.14 池袋HUMAXシネマズ4にて鑑賞。

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ジョン・コートニー・グリムウッド「サムサーラ・ジャンクション」(ハヤカワ文庫SF)

宗教が支配する世界の、SFハードボイルドって、やたら既読感が・・・

謎の神父が、日本人少女娼婦を買う冒頭や、喋る銃(「リナックス・ゲイツ・チューリング社製」(P.44))と主人公との掛け合いとか、「まるで、安っぽいテツオだ」(P.142って、塚本晋也の映画の方?)とか、小ネタが多くて良いのですが・・・

後半は、未来描写が少なくなったせいか、設定説明が無いのに、主人公に魅力がないせいか、話に閉塞感が漂います。思い出したように入る、Sex&Violence描写も、一気に読むと限らない小説では、引きにはならず(B級映画っぽくはありますけど。)

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「時空警察ヴェッカーシグナ」/「スカイガールズ」/「ぽてまよ」/「さよなら絶望先生」/「おじいさん先生」/「CODE-E」/「もえたん」の第1話感想

2007年7月期アニメ等第1話感想。「さよなら絶望先生」「もえたん」は、気楽にニヤニヤ出来そうです。

7.「時空警察ヴェッカーシグナ」(金曜深夜 MX)
OP:「RING.」(奥井雅美)デジロック風伴奏に、コブシのきいた女子ボーカル。
ED:「MY PRECIOUS FRIENDS」(葉月あい、彩月貴央、鮎川穂乃果、しほの涼)女子合唱。
内容:実写。アイドル女子によるタイムパトロールもの?冒頭の殺陣はそれなりでしたが、本筋無関係のサービスかも。主人公の女子たちは、エンディングで流れるオフショット時の笑顔に較べて、本編での演技が不自然すぎ。喫茶店マスター役の渡洋史にも、特に思い入れは無いので。×

8.「スカイガールズ」(木曜深夜 TVK)
OP:「Virgin's high!」(MELL)デジロック
ED:「True Blue」(後藤沙緒里)線の細い女子ボーカル
内容:パワーローダー少女で、「トップガン」?入隊決意まで、の段取り的な第1話には、絵が綺麗という以外に印象は薄く。堀江由衣声の入隊勧誘が、非常に胡散臭そうに聞こえました。△×

9.「ぽてまよ」(土曜深夜 TVK)
OP:「片道きゃっちぼーる」(mosaic.wav)ピコピコシンセに非人間的な女性ボーカル。曲はポップ。
ED:「うたたね」(茶太)透き通った声のバラード。
内容:美少女型小動物と飼い主の話。動物を学校で暴れさせても、全く罰されないまま、続いていく不自然さが、「かわいい」を免罪符にしているようで、気色悪かったです。4コマまんがとして、続いていく時間の一部を、シチュエーションを切り取って紹介するのなら(作品の外で落とし前は付いているのだろうと予想できるので)ともかく、アニメは続くものなので、違和感が拭えず。アイキャッチ的に入る、蟻や蜘蛛の描写も意味不明。×

10.「さよなら絶望先生」(土曜深夜 TVK)
OP:「人として軸がぶれている」(大槻ケンヂ、野中藍、井上麻里奈、小林ゆう、沢城みゆき、新谷良子)大槻の絶叫とクラシック風ピアノ・ロック。
ED:「絶世美人」(野中藍、井上麻里奈、小林ゆう、新谷良子)昭和歌謡風。
内容:言葉を題材にした学園ギャグ。「ぱにぽにだっしゅ」等の、新房昭之監督作品に共通する、白っぽく、気取ったデザイン風の画面が、直線的で、のっぺりとした色遣いの原作の絵柄とマッチしています。「ネギま!?」のような萌えアニメ内では、あざとい(or照れ隠しが痛々しい)だけの印象だった、背景落書ネタも、本作では、本編での自嘲的ノリと整合しているので、追加のギャグとして、素直に笑えました。原作未読だからかもしれませんが、○△

11.「おじいさん先生」(土曜深夜 日テレ)
ED:「おじいさん先生」(sakerock)星野源の木訥とした歌。
内容:実写。不良と老教師もの。ピエール瀧の大仰なバラエティ風の演技は、老「教師」を嘲笑しているつもりだと思うのですが、「老」いていることを嘲笑しているように見えてしまって、不快。千原ジュニアとかが、出ている段階でバラエティと割り切るべきかも。×

12.「CODE-E」(日曜深夜 MX-TV)
OP:「E☆スキャンダル」(かの香織)まったり、アコースティックギター(ウクレレ?)+ジャズ風インスト。
ED:「きみからの奇跡」(名塚佳織)不安定な音程の女子歌。
内容:電子機器に影響を与える、特異体質の女の子の話。特異体質が何故問題なのか、を明かさないまま第1話が終わってしまうため、ストレスが溜まりました。×

13.「もえたん」(月曜深夜 TVK)
ED:「魔法少女マジカルたん!」(田村ゆかり&戸松遥&名塚佳織)オールディズなロックンロール風女子合唱。
内容:原作である、オタ系文章の英語訳ネタも随所に交えつつ、魔法少女もののパロディ。マスコット役の小野坂昌也とロリ系ヒロイン:田村ゆかりとの、熟練の掛け合いで、テンポ良く進みます。オタ系自虐ネタは、作り手の照れ隠しとして提示されると、痛々しくなりますが、開き直った「それしかできない人の、唯一の持ちネタ」的な徹底ぶりのおかげで、笑えるものになっています。○△

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The Pop Group「Idealists In Distress From Bristol」/たいらいさお「復活のイデオン」/TETSU「炎のさだめ」/美郷あき「君が空だった」

The Pop Group「Idealists In Distress From Bristol」
未発表Live集。元はブートレグを、一部メンバーが公認(ジャケットには他のメンバーに宛てて「please contact」って記載が。Theスターリンのビデオで当時のメンバー紹介に「現在:連絡取れず」ってのがありましたが、20年も経つと、連絡取るのって、大変なのでしょうかね。)したもの、とのこと。

「The Pop Group」は、「P.i.L」と並んで、ロックの極北の一つとして良く聴いていたので、未発表曲が聴けるのは、それだけで嬉しいです。ブートというと音質が不安でしたが、バラツキはあるものの、「Mirano」での音源とかは、3rdに収録されたLive音源より良いくらいの印象で、全然許容範囲です。

曲は、未発表曲や、Vocal;Mark Stewartのソロ・アルバムに入っている「Liberty City」なんかも、やっていますが、基本的には1st,2ndアルバム収録曲です。低音モコモコのDubバージョンみたいなものだった1stの収録曲が、2nd同様の明快な音になっているのが、良いです。Live音源ということで、悲鳴のようなMarkのVocalの音量が小さくなっている分だけ、ベースの音が大きくて、(前衛音楽というよりは)硬質なファンクという印象が強くなり、(今の耳でも)聴き易い音楽になっています。

コーラスと手拍子が入って、ポップになった「Don't Sell Your Dreams」や、The Slitsの嬌声が入って賑やかになった、「Shake The Foundations」なんかは、正規版にはなかったタイプの音源で、面白いです。



たいらいさお「復活のイデオン」/TETSU「炎のさだめ」/美郷あき「君が空だった」
iTMSに、サンライズのアニメ関連楽曲が入った記念に、曲として気に入っていた、「伝説巨神イデオン」OP、「装甲騎兵ボトムズ」OP、「舞-HiME」EDを購入。
改めて聴いてみて、「復活のイデオン」って、こんなに、ホーン中心の曲だったんだなぁ、1980年らしいなぁと思ったり、どこかバタ臭いTETSUの歌い方に、「織田哲郎」の変名という話に納得したり、間奏のベタなギター・ソロが、「君が空だった」のロッカ・バラード色を強めているなぁ、と思ったり。

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「ななついろ★ドロップス」/「BUZZER BEATER」/「ドージンワーク」/「School Days」/「ZOMBIE-LOAN」/「ムシウタ」の第1話感想

2007年7月期アニメ第1話感想×6。中では、「School Days」が好印象

1.「ななついろ★ドロップス」(月曜深夜 TVK)
OP:「Shining stars bless☆」(詩月カオリ)ネオアコ風ギター+サビは、KOTOKO風声エフェクト。
ED:「mo・o!」(LOVERIN TAMBURIN)分厚いキーボードと、キンキンした女性ボーカル。
内容:魔法少女もの。架空設定をエンディングのテロップで説明するのは斬新ですが、本編は「いわゆる魔法少女もの」の設定を普通にこなして終了。お付きのマスコットだけでなく、ヒロイン自身も視点キャラなため、ヒロインに思い入れしにくいです。×

2.「BUZZER BEATER」(火曜深夜 日テレ)
OP:「ヒデヨシのテーマ”SC”」ホーンの目立つジャズ。
ED:「Home」(Pay Money To My Pain)ひずんだギターを伴奏に英語詞ロッカバラード。
内容:NBAを宇宙人に置き換えた、バスケもの。「スラムダンク」を読んだときも思いましたが、バスケって、試合自体にドラマ性が薄い気がして、スコアボードの数字だけで、試合展開を示すつくりに、馴染めず。×

3.「ドージンワーク」(水曜深夜 TVK)
OP:「い~じゃん!友情」(MAKI)女子ロック。
ED:「夢みる乙女」(水橋 舞)パンチのある女子ボーカルにシンセホーンの賑やかな曲
内容:同人誌製作者内幕もの。第1話は即売会の紹介で、蘊蓄中心になるのかな。主人公の拝金キャラに、演じている浅野真澄のキャラほどは、インパクトが無いこともあり、本編15分という短い時間では、見所が見えませんでした。後半15分の声優顔出し企画は、出演声優自身が好きなら・・・ですけれど。△×

4.「School Days」(火曜深夜 TVK)
ED:「ウソツキ」(CooRie)細い声で、歌い上げバラード。
内容:現時点では、初々しい三角関係もの(陰惨な展開になる、との評判ですが)。架空設定の無い学園もので、第1話での主要登場人物を絞ったため、世話女房系ヒロイン「世界」(名前。もう一人のヒロインが、「言葉」ってのも、スゴいセンス。ギャルゲーでは、珍妙名前のキャラが多いとはいえ。)の心情に、入り込みやすかったです。○△

5.「ZOMBIE-LOAN」(火曜深夜 テレ朝)
ED:「チェインリング」(ムック)ハードロック色の強い演奏に、ビジュアル系歌。
内容:美少年×2の妖怪退治もの。超常能力をかさに着て、視点役のヒロインに冷酷な言葉を吐く主人公の独善性は、Clamp「東京バビロン」あたりを連想してしまい、(女子向け作品では定番なのかもしれませんが、)観ていて、辛いものがありました。×

6.「ムシウタ」(木曜深夜 WOWOW)
OP:「ムシウタ」(赤月)説教臭い歌詞と硬質の女子ボーカル。
ED:「サヨナラ」(佐藤ひろ美)歌のおねぇさん的な、伸びのある歌唱は健在。
内容:学園を舞台にした、巨大昆虫召還バトルもの。WOWOWらしく、ぷに系ヒロインをはじめ、絵は綺麗なのですが。キャラ中心の悲恋ものに行くのか、設定バトル中心になるのか、不明な第1話段階での、実験アニメ風イメージ描写を多様するのには、(制作側の自己満足になるのでは?という)不安が。田村ゆかり演じるツインテールキャラは、話の本筋には、関わらなそう?浅沼晋太郎による予告が面白かったので△

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YOUR SONG IS GOOD「HOTな! HOTな! HOTな! HOTな! HOTな! HOTな!ツアー」

7/1 渋谷「AX」にて、新譜を引っ提げたツアーの最終日を、観てきました。

YOUR SONG IS GOOD(以下、Y.S.I.G.)が所属する、カクバリズム・レーベルの角張社長による前説からスタート(アンコール時にも、前説で登場。ファン目線でのスタッフといった風情に好感が持てました)。

今まで観たのは、2回(タワレコでのイベントフジロック)とも、1時間弱のイベントだったので、新譜を中心に2時間半以上、という分量は、さすがワンマンといったところでしょうか。新譜のみならず、過去作で気に入っていた「Jump Up! Shimbashi Jump Up!」をやってくれたのは嬉しかったです。

やはり、巨体でオルガン弾きまくりという、JxJxのキャラは、絵になるなぁ、というのが第一印象。

Y.S.I.G.の演奏自体は、CDに較べて、タイト目で、序盤、音圧の高さに息苦しくなる瞬間もあり、正直、「WALKIN' WALKIN」のような緩い曲で、ホッとするような感じだったりもしましたが、後半、「6人は南をめざす」「ブガルー超特急」あたりからは、テンションの高さと同時に、バンドらしいグルーヴ感あって、素晴らしかったです。(「スペシャボーイズ」でもお馴染み?メンバー弄りを中心としたJxJxのトークは、手慣れたノリで楽しかったです。)

Y.S.I.G.の演奏終了後、客出し時のDJ「MU-STARS」を少しだけ、観ていました。Clash「Rock The Casbah」をかけつつ、一部音を消して、客にレスポンスさせたりしていたのは、DJが盛り上げる、ってこういうことを指すのか、と思って、ちょっと新鮮でした(次の日、休みなら、もう少し観ていたかったんですが・・・)。

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Linkin Park「Minutes to Midnight」

デス声で歌い上げるサビのキャッチーさが魅力な、ラウド・ロック・バンドの3rd。

縦ノリの「Given Up」、水戸黄門型のビートがドラマチックな「No More Sorrow」といった曲は従来路線で、好み。

ですが、前作「METEORA」と較べると、ラウド・ロック風の曲の割合は減ってしまった感があります。

U2「With Or Without You」風盛り上げバラード「Shadow Of The Day」、アーメン連呼の「Hands Held High」といったところが、新趣向でしょうか。「What I've Done」のP.V.が、飽食デブ白人少年と餓鬼体型の子供とを対比させたり、工場と動物とを対比させたりする、という、あまりにも図式的な社会批判風だったりしますし、説教路線に行きたいのかも。(FPSのデモか、と思った初期作品のP.V.の雰囲気からはずいぶん遠くへ行ってしまった感があります)。もっとも、サビのキャッチーさえあれば、それでいい気もしますが。

P.V.動画、国内版ボーナストラック、歌詞対訳のPDFファイル付きとはいえ、iTMSで、2200円は値頃感に欠けるのも、印象が今一な理由。

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