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映画「グラインドハウス」

気楽に観るには、悪くない。

かつて、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」という、Q・タランティーノ&R・ロドリゲスの映画がありました。タランティーノ演じる変態キャラが、車中、饒舌に語り倒すパートと、そのキャラが死んだ後、ラテン乗りのバンパイア狩りが始まるパート、という、どこまでがタランティーノ主導で、どこからがロドリゲス主導なのかが、非常に分かり易い映画でした。

本作は、同じく、タランティーノ&ロドリゲスのコンビ作品です。

「フロム・・・」での、転調の意図は、2本立て名画座風味ということと思いますが、本作では、各パートが「DEATH PROOF」/「PLANET TERROR」と、それぞれ独立したタイトルが付き、間に架空予告編を挟んだり、フィルム消失という設定で、話が飛ぶ趣向を挟んだり、さらにイベント色が、強くなっています(「DEATH PROOF」の安直過ぎるラストといい、「あまり、シリアスに取るなよ」との意味かも)。

本編間に挟まれる架空予告編では、「マチェーテ」(映画「スパイキッズ」シリーズの便利屋伯父さんが、自分を騙したギャング達を、山刀で殺しまくる話。)が、畳み掛けるようなテンポで、(予告編だけ)面白そうな感じです。

ロドリゲスの「PLANET TERROR」は、無限に弾が出る拳銃で、ゾンビを撃ちまくる映画。リーダー格の保安官や、医者家族など、キャラクターが非常に多い映画の割りに混乱しないのは流石、といったところ。主役の、天才的な拳銃使いと、別れた恋人というキャラ立ての、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」を連想するようなダサさが、味わいになっています。「極道兵器」ばりの義足描写や、タランティーノ演じる、腐った睾丸キャラなど、作り物然としたゾンビ描写は、汚いけれど、気持ち悪くは無いので、あまり抵抗感無く見ることが出来ました。

タランティーノ作の「DEATH PROOF」は、自動車バトルもの、というより、殺人鬼を女子がタコ殴りする話(未見なので、イメージ語りですが、ラス・メイヤー風?)。蘊蓄長台詞や、顔のアップ多用や、昔のポップスがBGMなところは、いかにもタランティーノ作品、といった感じ(カート・ラッセル、という、お懐かしや感のある役者を使うところも?)。スピード感有る映像は、タランティーノの得意分野なので、車という題材は、適所かも。

2007.08.27 ヴァージンTOHOシネマズ 六本木シネマズにて鑑賞。

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「田村ゆかり2007 Summer * Sweet Milky Way *」

楽しい夏祭り

3時間弱。

「なのはStrikers」名台詞「頭、冷やそうか」のもじりや、当日放送分ラジオでの愚痴との連動や、着ぐるみ弄り、といったMCが、何時もの、ゆかりん節で、最高なのは、当然のこととして。

会場に近づくにつれて、ゆかり茶屋のピンク色の袋(を持った人)が増えてくる風景に出会うだけで、嬉しくなってくるお祭り的わくわく感と、その感覚を裏切らない、(相変わらずの)楽しさが、素晴らしいコンサートでした。

今回の伴奏は、ドラムが入るバンド編成の曲もあれば、カラオケもあり、という構成で、バンド乗りと、ドラムに歌が消されてしまうことも無い、良いバランスでした。(冒頭の数曲、ヘッド・セット・マイクの設定が微妙でしたが、中盤以降は調整も問題なかったですし。マイクで手が塞がらないので、両手を使った振り付けが観られたのは、ヘッドセットのおかげですから。)

選曲のほうは、「Honey Moon」「惑星のランデブー」「fancy baby doll」といった、各アルバム一元気の良い曲が続く終盤で、観客揃って”飛び”続けるのには、夏祭り的な楽しさがありました(アンコールでの浴衣姿も、”夏”っぽいですし)。とはいえ、少々、体力的に厳しいところもありましたので、「Melody」「Love♥Parade」といった、ハウス色の強い、ミディアム・テンポの曲が入るのが、嬉しかったです。

ラストは、(あと、一曲ぐらい演れる時間を使って)手を振り続けて、退場。覗き込む、といいますか、客席の一人一人と目を合わせるかのように首を傾けながら、丁寧に手を振る、律儀さを観ていますと、いつものことながら、感傷的になってしまいます。マンネリになりつつある、「めろ~ん」(客席ウェーブ)を続けているのも、3階席の客が感じる(かもしれない)疎外感への配慮もあるのでしょうし。

2007.08.26 パシフィコ横浜にて鑑賞。

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藤崎 慎吾「鯨の王」(文藝春秋)

巨大鯨が襲ってくる話。

巻末に、作者と、主人公のモデルとなった鯨類学者との対談が付いていて、蘊蓄・取材臭の強い作品かと危惧していましたが、特に、そんなこともなく、活劇が中心となった、普通の娯楽小説になっています。

出会ったばかりの筈のキャラ同士が、妙に物わかりが良かったり、鯨の骨を飾るマンガ的な悪人描写だったりして、お話にチープさがありますが、それも、少年冒険小説っぽい味になっています。何より、原子力潜水艦に組み込まれた対鯨用の新兵器「音響照明弾」やら、イルカと鮫の神経系を組み込んだ潜水艇「ドルフィンシャーク」、といった、ケレン味のある設定の連打が、読んでいて楽しかったです。

冒頭の「スキャナーズ」ばりの脳爆発など、映画っぽい(「ストーンエイジCOP」の作者らしい)ビジュアルイメージも健在。海洋基地に閉じこめられた隊員を襲う巨大化海洋生物という展開も、映画「ディープ・ブルー」っぽいですし。物語的必然を無視して姿を現すシーンなどにも、怪獣映画的仁義を感じて、ニヤニヤしながら、読了することができました。

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V.A.「SUMMER SONIC iTunes Music Card」/Reverend and the Makers「Heavyweight Champion of the World」/TIM DELAUGHTER他「THUMBSUCKER ORIGINAL SCORE」

SUMMER SONIC 07関連曲

V.A.「SUMMER SONIC iTunes Music Card」
SUMMER SONIC 07の入場時、タイムテーブルと同時に貰った、出演者×10のコンピレーションCDパスワード。有り難い試みでありますが、正直、観るステージを選ぶためには、事前配布して欲しかったり。

1曲目 Ben Westbeech「So Good Today」
ブレイクビーツに、裏声のんびりフォークという、好みの音。Yanokamiといい、会場が離れていることもあって、「Beach Stage」は、敬遠していたのですが、足を伸ばすべきだったかなぁ。

2曲目 Bonde Do Role「Office Boy(Architecture in Helsinki Remix)」
Rolling Stones風ギターに、姉御ラップ+かけ声。

3曲目 CSS「Let's Make Love and Listen to Death From Above」
舌足らずな白人女子のラップ風+ピコピコ。

4曲目 Curly Giraffe「Little Leeway Time」
弾き語りフォーク+小鳥のさえずり、川のせせらぎ効果音。

5曲目 Enter Shikari「Jonny Sniper」
ファンファーレから始まって、絶叫+クリアなカッティングと、スラッシュ系分厚いリフを交互に繰り返すギター+分厚いシンセ+Billy Braggを連想するような、朗々とした歌、という、超ごった煮ぶりが面白いです。

6曲目 Locksley「Don't Make Me Wait」
ギターかき鳴らしロックで、歌は、初期Beatles系。この曲は好きですが、(「THE FRATELLIS」的に)曲が弱いと、途端に印象が薄くなりそうな・・・

7曲目 Madina Lake「Here I Stand」
ちょっと、ハード・ロック入ったメロコアです。定番の気持ち良さが有ります。

8曲目 Maximo Park「Our Velocity」
やや、カマっぽい男性ボーカル+ピコピコです。

9曲目 OCEANLANE「Walk Along」
ボーカルが裏声ぎみの、メロコア。軽快です。

10曲目 Unkle featuring Ian Astbury「Burn My Shadow」
元カルトのVoを迎えたデジタル伴奏。Doors系の重苦しい雰囲気が有りますけれど、ゲスト・ヴォーカル主導の曲になってしまっています。



Reverend and the Makers「Heavyweight Champion of the World」
今週のiTMS Free Download曲ですが、Summersonic07出場者でもあるので、合わせて聴きました。英国産っぽい歌い方の、白人ファンク風味に、Duran Duranを連想しました。


TIM DELAUGHTER/THE POLYPHONIC SPREE「THUMBSUCKER ORIGINAL SCORE」
SUMMERSONIC 07のLiveが素晴らしかった、THE POLYPHONIC SPREEのリーダーTIM DELAUGHTERが、メンバーと共に作った、サントラ。映画のほうは、「指しゃぶり」という題で、サンダンス映画ということですと、「駄目な僕」系?でしょうか。

「Scream & Shout」など、アコースティック楽器&綺麗なコーラスを中心としたところは、本隊と同じですが、新作と較べて、音圧低めの作風で自己主張が少ないのは、サントラという性格上でしょうか。ただ、ラストの「Move Away and Shine」は感動的な曲調が、彼ららしいスケールのある佳曲です。(2Version収録されているのですけれど、)、特に、「 (In a Dream Version) 」の方では、電子ノイズと、ドラムがしっかり入ったこともあり、疾走感があって、聴き応えがあります。また、Liveが観たいなぁ。

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映画「インランド・エンパイア」

タワーレコードで、サントラ購入してから感想書こうと思っていたら、入荷予定無しとのことで、残念。

映画製作を題材とした、映画。

前作「マルホランド・ドライブ」同様、寝てしまいました、それも、メタ・レベル構造の説明をしていたっぽい序盤で、寝てしまったので、意味不明なまま、観ることに。
前作の場合、寝てしまったとはいえ、巻き込まれ系の主人公には、かなり共感できたので、観やすかったのですが、本作の主人公は、神経質そうな感じが、厳しいこともあり、観ていて、辛かったです。映画内映画の画面と、普通の画面を、画質・音質を違えつつシャッフルしているのだろうな、とは思いましたが、(象徴であろう、ウサギ人形のパートを含め、)意図は、全く理解できませんでした。

それでも、終盤、死に際の主人公に、ホームレスが色々語るパートや、肉感的な女性が、Carole Kingの初期名曲「Locomotion」をバックに、エロチックに踊るパート等には、妙に、引きつけられるところが、ありましたけど。

2007.07.28恵比寿ガーデンシネマ1にて鑑賞。

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Summersonic07(2007.08.12 千葉マリンスタジアム&幕張メッセ)

当日のメモ書きを、再編集。

08:15記
海浜幕張駅到着。雲一つ無い青空。もう、陽射しが厳しいです。日陰に寝転んでいる人がそここに。前日からの継続組か。リストバンド交換場所には行列なくすぐに交換できます。メッセ入口の物販所には千人規模の行列が。入場待機列(こちらは500人程度?)に並びます。2年前のフジロックと比較しても、若い人が多いように見えるのは、疎外感から来る、わたしの僻みでしょうか。

10:40記
9時入場開始、実際に入れたのは、20分後。腹ごしらえに、サマソニ限定焼津丼というのを食べる。具は、鮪の頬肉あげ。柔らかく、中々の味。
開始まで、時間が余っていましたので、千円/10分のマッサージ。痛いだけで今いち。

10時からスタートする、ソニック・ステージは、中規模のライブハウス格。
1番手の「Good Dog Happy Men」は、細身の男の子による、引っ張るようなボーカルの、BUMP OF CHICKEN風ギターロックながら、Vo,&g,B,Ds,Ds&Percという編成は一寸、珍しいかも。黒縁眼鏡のバスドラムばりばりの体力系ロック・ドラムVS手数の多いジャズ・ドラム風の伊藤大地(Sakerockでの演奏より、勢い強めの印象)という、性格の違う、ツイン・ドラムの叩き合いが、風変わりです。特に、ラストのツイン・ドラム・ソロは、叩き合う二人シルエットを照らし出すスポットライトの演出もあいまって、魅力的でした。

11:59記
マウンテン・ステージに移動。野球のグラウンド内野ぐらいの広さ。モニター映像やMCもあって、マリン・ステージに次ぐ、2ndステージという位置づけのよう。)
「BLUE MAN GROUP」は、デジタル・エフェクトの掛かった太鼓・木琴をドンドコ叩く、(青塗り顔の)メンバーと、ロック伴奏。パントマイムは、配管用プラスチックを、叩いている時と、ロック・スターの振り付けネタ(ナレーションが付いていて、分かり易かったです)ぐらいです。ラストの女性ボーカルや、ドンドコ太鼓といい、ハウス的大味さがあって、(音楽だけなら)30分というボリュームが、ちょうど良いのかも。

12:55記
ソニック・ステージに戻って「TILLY AND THE WALL」を観ました。蛍光ピンクのミニスカ女子ボーカル(振付有)&ギター&キーボード&ドラム・レス打込み、のミディアム・テンポのポップスという秋葉系。ラストの曲とか、歌主導のポップですのに、ボーカルがくぐもってしまった音響が残念でした。ドラムが無い所為か、足踏みを多用していて、特に、ぽっちゃり系の紫服女子による、切れのないダンサーが足踏みで、リズムを取っているのには、映画「バッファロー66」での、ボウリング場のシーンを連想したり。

オムライスを食します。溶き卵をスクランブル・エッグ程度に火を通して、ご飯に載せたもの。たまごとドミグラソースで、味としては十分ですのに、追加のマヨネーズが、くどくて閉口。

14:40記
目当ての、「THE POLYPHONIC SPREE」を観ました。1曲目の「Running Away」から、エンジン全開といった感じ。やたら両手を広げるリーダー(ちょっと、最近のタケカワユキヒデ似)も、ハンド・マイク片手に拳振り上げまくり&首振りまくり(首振りを揃えるのが格好良い)コーラス隊も、フルート吹いていない時は吠えている女子も、ハープ振り回して盛り上がるメンバーも、ツイン・バイオリンも、常に、力いっぱいの歌と演奏ぶり。アルバム以上の高揚感で、30分強を走り抜けた感じに大満足。

リーダーの白装束に背負った日の丸(&Perc.の人の、日の丸鉢巻き)には、一寸、驚きましたが、冒頭の切り紙ハートマークと同様、「Sun」のイメージというだけの意味で、使っているのでしょう。

その後、マリン・ステージへ向かってみるも、暑さのあまりUターン。冷房の効いたダンス・ステージで「Goose」のラスト1曲だけ観ました。実用ダンスビートで、メロ無し煽り系男性ボーカル。

ソニック・ステージに戻って「Brett Anderson」を観ました。もこもこしたボーカルに、歪まないギターとドスドスとしたドラムという、洋楽ロックらしい感じ。

16:20記
アイランド・ステージで、「POLYSICS」。けたたましいのは、アルバムと変わらず。ラストの、カヨがボーカルの曲のように、ボップな曲調ですと、煩いギターも良いアクセント。カヨは、ライブ終了後、観客側に顔も向けずにスタスタと退場していく、ツンぶりも良。

再度、マリン・ステージに向かい、ラフティ焼きそばを食す。肉が柔らかく煮えていて、味付けもくどくありません。

「BLOC PARTY」のラスト1,2曲だけ、観ました。ひっぱたくようなドラムが印象的聞きやすいロック。マリン・ステージは、芝生のためにグラウンドでは、水以外は、持ち込み禁止ということなので、水買いに退場。再入場して、ファウルポールぐらいの場所に、陣取ります。

18:40記
「MANIC STREET PREACHERS」は、クリアなギターと、客演奏のサックスの綺麗な音色で、CheapTrick的な聴きやすさ。1stを当時聴いただけなので、「You Love Us」「Motown Junk」となじみのある曲を聴けたのは、嬉しいところ。

中座して「the pillows」へ。早足で、(「Cyndi Lauper」が、「ハイスクールはダンステリア」を歌っていますのに、一瞬、足を止めましたものの)、通り抜けて、アイランド・ステージに辿り着いたものの、寝てしまい、気が付いたら「スケアクロウ」。(Theピーズのときに較べますと)ハードロック風に、どすどすしたシンイチロウのドラムと、さわやかな声のロック。

21:00記
ダンス・ステージにて、「UNKLE」を、2、3曲聴くものの、類型的デジタルロックっぽかったですので、退出。

焼きおにぎりだし茶づけ(焼いています?という感はありましたものの、さらっと食べやすい)と豚串(少々、胃にもたれる)を食べました。
マウンテン・ステージで、「AVENGED SEVENFOLD」ツイン・リード・ギターと、朗々と、歌うボーカルといい、古典的ヘビメタ。疲れているせいか爆睡。

続き「THE OFFSPRING」。意外と、ハードロック的ソロ。観客の合唱の大きさに驚きつつも、曲の単調さに眠くなりましたので、30分程で中座。

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SFマガジン2007年9月号「カートヴォネガット追悼特集」

、最近、ヴォネガットの「スラップスティック」を、再読してみましたが、気取った文章が、性に合わないことを再確認。もっとも、村上春樹伊坂孝太郎のせいで、その種の気取りに食傷しているってだけかもしれませんけど。

円城塔「Boy's Surface」☆0
本題である、数学者の架空体系ネタを、普通に提示するならともかく、「僕」の語りしか出てこない抽象的な世界で、メタレベル話をされても薄っぺらいだけ。

連載 朝松健「魔京」☆0
普通に時代伝奇しています(今月号掲載作の中では、一番読ませる作品なのですが・・・)。

連載 田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」☆0
惑星脱出の議論のみで、結論は次回持ち越し、という引きの回。

連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
「わからない」「理解できない」の連発と、終盤の情報トンチキ理論。

小説以外として、宇野常寛「ゼロ年代の想像力」☆0
一芸能力者対戦バトルものが隆盛した背景は、実際のゲームの隆盛(「遊戯王」とか)だと思うので、現実認識と結びつけて論じた今回も、牽強付会な印象を受けました。本当に、東浩紀を批判したい為だけに、論拠を探しているような文章に見えます。

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田村ゆかり「Beautiful Amulet」/The DoorsThe Doors「Hello, I Love You」&「「L.A. Woman」/BONNIE PINK「A Perfect Sky (Philharmonic Flava)」

最近聴いた曲

田村ゆかり「Beautiful Amulet」
4曲入りシングル。疾走感のある表題曲は、ゆかりん曲では、珍しいつくり。「魔法少女リリカルなのはStrikerS」第2エンディングなので、この曲調は、「・・・StrikerS」の終盤が16話ばりの、ハードなバトル中心になる予兆なのかも(やっぱり、殺し合いになった「アイドルマスターXENOGLOSSIA」程、殺伐としなければ、良いのですが・・・)。
c/wでは、重苦しいピアノを伴奏にした、(お得意の)雰囲気系バラード「Jelly Fish」が、声に張りがあって、聴き応えがありました。

The Doors「Hello, I Love You (Adam Freeland Fabric Mix)」「L.A. Woman (Paul Oakenfold Remix) 」
Jim Morrison顔ジャケ画像のインパクトに釣られて、「The Very Best of The Doors」から、Bonus Trackとして収録されたリミックス2曲を、iTMS買い。

「Hello, I Love You」冒頭の「Hello」を、サンプリングで延々繰り返すネタは、Jim Morrisonのように、声に特徴がある場合には、うまく嵌ります。もう1曲、「L.A. Woman (Paul Oakenfold Remix) 」は、ハウス的反復が強調されたR&Bで、Primal Scream「Screamadelica」収録曲を連想するような、気持ち良さがあります。

BONNIE PINK「A Perfect Sky (Philharmonic Flava)」
アルバム「Thinking Out Loud」に収録された、シングル曲の伴奏換えをiTMS買い。Philharmonicとはいいながら、後半は、ゲーム音楽風の(安っぽい荘厳系)キーボード伴奏が出てくるので、BONNIE PINKの歌のおねぇさん的美声と相まって、「佐藤ひろ美」を思い出すような、聴きやすさがあります。

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アルフレッド・ベスター「ゴーレム100」(未来の文学)

読みやすいアシッド小説

タイポ・グラフィックや、アメコミ絵物語やら、ロールシャッハテスト風謎画像やら、トリップ描写の乱舞していて、正直解らない部分が多い小説。けれど、基本的に良識人な主人公のカップルが、謎に取り組んでいるという構造は良く解るので、(解らないことを含めて)読みやすい小説になっています。

トリップ画像に進化ネタも絡んだ、映画「2001年宇宙の旅」ラスト的なノリが、加速していく終盤は、読んでいて、かなり、気持ち良かったです(わたしが、A・C・クラーク系に劇甘なこともありますが)。あと、スーパーマン「鳥だ、飛行機だ」のもじりが延々と続くギャグ(?)には、メタSF的味わいもありました。


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面影ラッキーホール 「パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた...夏」/田村ゆかり、戸松遥、名塚佳織「魔法少女マジカルたん!」

最近聴いた曲

面影ラッキーホール 「パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた...夏」
「面影」「ラッキーホール」を題材に「愛は怖い」と語る、末井昭の名文「ラッキーホール」「東京爆発小僧」に収録。わたしの中ではP・K・ディック「暗闇のスキャナー」作者のノート、と並ぶ、泣ける文章。)を連想させる名前のグループ。iTMSにて購入。

ナヨっとした歌い方の男性歌い上げボーカルと、ブラス伴奏による、懐かしい歌謡曲風。
表題曲は、キャッチーなサビの所為もありますが、あざとい造りの表題の割に、聴き易いです。歌詞の主人公に、反省、後悔の言葉が無く、言い訳ばかりのところが、(キャラとして)それっぽいだけでなく、作詞者の視点から、安直に教条的な断罪(=曲中主人公の反省)をさせない節度には、末井昭や、ディックに通じるような、共感から一歩離れた優しさがあります。

曲内具体的な名詞が多いのも、(曲の)情けないシチュエーションをうまく表現していて、歌詞として面白いところ。「代紋TAKE2」は、やや、古すぎる気もしますが、c/wの「おみそしるあっためてのみなね」(同棲ネタのバラード。ギターのフレーズが印象的です。)や、湘南の風「純愛歌」にも登場する「パチンコ」は、現代を象徴する逃避として、説得力のあるワードなのかも、しれません。



田村ゆかり、戸松遥、名塚佳織「魔法少女マジカルたん!」
快調に、ネタ的なエロ描写を続けている深夜アニメ「もえたん」のOP。OPで使用されていない2番には、キャラ声語りも入っているのが、いかにもアニメ曲らしいですし、早口で、アルファベットを歌うところは、聴いていて気持ちが良いです。

c/w「Winkles Twinkle」は、田村ゆかりのソロなのが、ファンには嬉しいところ。曲は、やや高速目のエレ・ポという、美少女アニメ関連曲の定番を手堅く。歌詞に英語が多いのも、英語教師役という本アニメには、嵌っています。

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