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ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「輝くもの天より墜ち」(ハヤカワ文庫 SF)

数多い登場人物群の紹介に終始する前半は退屈ですが、異星を舞台に、監禁サスペンスものが始まる後半は、緊迫した展開で盛り上がります。宇宙人の苦痛から得られる麻薬、苦痛発生物質とか、感覚がらみの話を、錯綜した心理描写で綴ることで生まれている緊迫感には、「接続された女」終盤を思い出したり。

作者の凝った造りの短編には、正直苦手なものも多いのですが、本作は、読みやすく、主人公女性の道徳的な遺言で終わるラストを、作者の経歴と絡める誤読をせずとも(死の2年前、1985年作品な訳ですし)、普通に読める作品でした。

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