ポーティスヘッド 「サード」
ベスの声と重苦しく無機質な伴奏で、期待通り。
待望のの3rdアルバム。
ハンマー・ビートというのでしょうか、列車が走る音のような単調なビートが強調されているのが、特徴的で、過去作のようなダブ色が減って、効果音的に前衛音楽っぽいシンセが加わっていることもあり、極めて無機質な伴奏のアルバムです。
ただ、ポーティスヘッドの場合、ベス・ギボンズの不安定な声が紡ぐメロディが中心にあって、それを取り囲む伴奏は、重苦しく無機質で有る程、不安が引き立って良いので、本作の味付けも問題無く、期待通りといったところ。トリッキーやマッシブ・アタックといった、グルーブ感を強調したクラブ音楽寄りの所謂トリップ・ホップ勢は苦手でも、彼らだけは聴けるのは、この(ある種プログレ的な)メロディ重視構造の音楽だからかと。
本作中では、重いギターカッティングが格好良い「ウィ・キャリー・オン」や、終盤では、ベスらしい悲鳴も聴ける「スレッズ」、メロディが印象に残る「マジック・ドアーズ」を、特に気に入っています。
iTunesMusicStoreで見つけて、反射的に買ってしまったけれど、限定盤どうしようかなぁ…
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