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映画「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」

苦手なギャグ映画で楽しめず

 

「スクール・オブ・ロック」同様、ロックを勉強するジャック・ブラックの話。

 

冒頭の家族ねたシーンが、ザ・フーのロック・オペラ「トミー」映画版の冒頭っぽくて、他の箇所でもザ・フーねたはあるものの、他のロック固有名詞は、ヴァン・ヘイレン等、ハード・ロック方面ばかりで異彩を放ってしまっていることもあり、引用に敬意を払う生真面目なロックお勉強感に、かなり、引いてしまいました。

 

内容は、相棒カイル・ガスとのバンド、テネイシャスDの話ということになっているのですが、演奏シーンは、ドラム無しのアコギ2本で、オペラ的にリズム感無く、歌い上げるだけなので、あまり、ロックという感じはせず、(足踏みとかでリズム取ったりすれば、だいぶ違う筈ですけど。リズム無頓着なのは、ハードロック趣向だからかなぁ)音楽的魅力は伝わってきませんでした。

 

音楽を肴にしたギャグ映画として観ようとすると、作中、カイル・ガスの、ハゲが見張って失敗するエピソードが2度あるのですが、悲惨なだけで笑えないし、その話を後に繋げないので、辛さを乗り越える、コミカルな成功物語にもなっていなくて、単に意味不明のダレ場になってしまっています。ジャック・ブラック側主導のシーンと量的なバランスを取ったってことかもしれませんが、ジャック・ブラック側も、特訓で失敗するエピソードの後、特に笑われずににヒーロー一直線なので、演奏家キャラの下品なギャグものとして、観るべきか、コミカルな成功物語として観るべきかは、最後までよく解りませんでした。

 

ジャック・ブラックだけがヒーローで、カイル・ガスだけ笑われ役な差別構造は、「スクール・オブ・ロック」の気弱家主との関係を思い出してしまい、観ていて辛かったです。終盤のカーチェイスも、「ブルース・ブラザース」をリスペクトしたいだけに見えて、楽しめませんでしたし。

 

正直、一番笑えたのは冒頭のTHXパロディなのですけれど、わたしが(映画ネタの映画内パロディ)観ていないだけでありがちな、映画のロゴねたなんでしょうから、その点を持ち上げる気にもなれず。

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