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映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」

メタ「ウルトラ」

かつて、昭和「ウルトラマン」本放送時=少年時代の夢を忘れ、大人になっていたダイゴ達が、夢と共に、ウルトラマンだったパラレル・ワールドの記憶を取り戻し、変身する、という、ややメタっぽい、お話。

パラレル・ワールドのウルトラ兄弟がやってくるという設定は、ULTRASEVEN Xと同じ。キャラクタを流用しつつ、旧作設定との辻褄合わせを避けるのに、便利ですね。パラレル・ワールドのウルトラという説明のために、メタ「ウルトラ」的要素を持つメビウスを、導入に使っています。メタをベタに居直ってしまっているのは、どうか、という気もしましたが、劇場版というお祭りなら、有りかな。メビウスの「帰りマン兄さん」ネタは、思わず笑いましたし。

お話が、「諦めずに頑張ることの素晴らしさ」を訴えることは、(子供の方を向いているべき)ウルトラらしい、と思う反面、ダイゴアスカ我夢3人それぞれの、過去の挫折と立ち直りを、97分の尺で説明しているために、他の部分は、相当、駆け足になってしまっています。観ている最中は、強引過ぎるハッピーエンドのほうにあっけにとられていたので、あまり気になりませんでしたけど、戦いの原因である、影法師と赤い靴履いてた女の子の話は、かなり説明不足。一つのお話として成立していない気が(DVDでの補完を、前提としているのかも)。

戦闘シーンは、右側にウルトラを、左側に怪獣を配置する、という、TVウルトラで見慣れた構図が中心で観やすく。ラストの8首ドラゴン風巨大怪獣ギガキマイラの周りを、CGウルトラマンが飛び回る映像も、視点をあまり動かさない造りで、主観視点映像が苦手な自分には、嬉しかったです。強敵扱いのパンドンは兎も角、ゲスラという意表をつくセレクトも、素直に「懐かしい」と思えて好印象でした。

ウルトラをメタに観ることを許容できるなら、劇場版らしいお祭り感は楽しめる、といったところです。

2008.09.13 ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘にて鑑賞。

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