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映画「チェコ人形アニメの巨匠たち」

ダイジェスト

監督名→代表作のダイジェスト→「XX監督は、ディズニー並に偉大」等の賛美→次の監督名という展開が1時間強。ペネシュ「パットとマット」が映ったのは嬉しかったですが。

映画に関するドキュメンタリと聞いていたので、作者の意図とか時代性とかに絡めて、創作物(映画)の意義を主張する展開を予期していたのですけれど(ドキュメンタるのに必要っていいますか。例えば、昔、観たシュバンクマイエルのドキュメンタリでは、「俺の作品はシュルレアリズム芸術!」と主張していて、主張自体に納得できるかは別として、なるほど感は有りました)。本作の場合、只、賛美してるだけで主張がないので、ファン向けのDVD特典映像といった感じ。単独作品としての見応えは有りませんでした。

とはいえ、ストーリー性が希薄で、観ていて眠くなる作品も多いチェコ・アニメの場合、綺麗なシーンがダイジェストで次々と出てくるってのは、観ていて楽しいですし、別作品での人形の使い回し等、時系列でダイジェストした本作ならではの発見もありました。

見応えは、同時上映短編の方に。

ポヤル「りんごのお姫様」は、王子、精霊、悪の魔法使い、という定番キャラのお伽噺。ラストの勝利から受ける印象が、愛の奇跡というより、美人は強い、という感じなのが笑えました。コミカルなオチも良し。

バルタ「ゴーレム」パイロット版は、風景が人間の顔に変わり、さらに粘土に変わって崩れ落ちるという、現実崩壊感描写だけ、の未完作。観ていて吐き気がする(面白くないという意味で無く、言葉本来の意味で)ような、バッド・トリップ感が強烈でした。

ラストのバルタ新作予告編は、おもちゃ設定も色遣いもトイ・ストーリー風かな。

2008.12.22ユーロスペース1にて鑑賞。

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