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フジロックフェスティバル2009(2日目のみ)

フェラの曲を演ってくれたのが嬉しく
雑記。

少々寝坊してしまい、5:45出発10:30会場入。前日雨が降ったせいか、湯沢温泉駅でのバス待ち時間は蒸し暑かったですが、会場は山故の快適さ。

1つ目は、トム・フロインドFIELD OF HEAVENにて。
アコースティック・トリオ。膝置きのスライド・ギターが印象的。

次が本命の、シェウン・クティ+フェラズ・エジプト80を、一部泥沼状態のGREEN STAGEにて。モッシュ・ピット入りは初めて。

単調なリフだけの音楽なので、サウンド・チェックでの「Don't Give That Shit To Me」も、通常演奏のような迫力です。
最初は、全身黄緑スーツのバンマスがメンバー紹介を兼ねて登場して1曲演奏した後、シェウンが、フェラの写真でよく見る青色スーツで登場。アルバムのジャケでは、目を光らせたエフェクトの顔面アップが、怖い感じでしたが、現物は、若いせいか、幼い表情が印象的。なんと言っても、「アーミー・アレンジメント」を演ってくれたのは嬉しすぎ。
主役と伴奏という位置づけではなく、ギターやトランペットが中央でソロを取る時は、シェウンは後ろに下がる、バンド志向のノリ。踊りまくりのトランペット隊は見ていて楽しく。最後には、背中のタトゥ?も見られて大満足。

木道亭ファナ・モリーナには、ボードウォークの渋滞(泥道より板張を通りたい気持ちは誰しも同じか。)で辿り着けず。3つ目は、クール・ワイズ・メンFIELD OF HEAVENにて。
リズムの機械的正確さが現代的な南国系インストバンド。1stの頃のユアソングイズグッドから、サイトウジュンの暑苦しいキャラを抜いてオサレにした感じ。フリップまで出して、英語のコールをさせるのは、気取り過ぎですが、完成度は高く。

4つ目は、筋肉少女帯WHITE STAGEにて。
自らのアウェイさを自虐的に語る大槻のMCは、流暢で掴みは十分。それに、アウェイな状況で「高木ブー伝説」「日本印度化計画」という名詞代わりの曲が有るってのは強み。フライングVによるヘビメタ然としたギターソロは好みではないのですが、その横でヌンチャクを振る大槻に笑い。

5つ目は、雨も少々降り出した中、ファナ・モリーナGYPSY AVALONにて。
多重録音で作られたアルバムをどう再現するのかと思っていたら、コーラスや効果音を1フレーズだけ歌ったり弾いて、後はそのフレーズを生サンプリング(に見せかけた、カラオケかも)。フットペダルを多用するので、膝小僧が目立つのが眼福。奇声を上げてもどこか、優しい感じの歌はアルバム同様。

6つ目は、ベン・ハーパー&リレントレス7を、GREEN STAGEにて。
ソウル風歌とリズムが正確なブルース・ロック。泣きのギターソロもバランス良いですが、メロディが弱いと演奏技術に負けてしまう局面も。

宿を取っていないので、19時前に撤収。それでも翌日は筋肉痛の嵐。

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フアナ・モリーナ「ウン・ディア」

耳障りの良い囁き
2008年作の5th。

シェウン・クティ目当てで、日帰り参加予定の、フジロックフェスティバル'09土曜日に出演するので、予習。

基本路線は、効果音+女子ハミング+アコースティック・ギターで前作同様。ですが、前作に比べるとギターが引っ込み、耳障りの良い囁き歌が中心の造りになっていて、聴き易いです。環境保護ノリのあざとい印象を与える、鳥の鳴き声:効果音が、無くなったのにも好感が持てます。

曲調もリズミカルで、フォーク系の単調さは無く。中でも、「LOS HONGOS DE MAROSA」中盤での、弾く音(親指ピアノかな?)の軽快さが、印象に残りました。

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蛇蔵&海野凪子「日本人の知らない日本語」(メディアファクトリー)

ジャンルの定番

日本語学校を舞台とした、日本語蘊蓄+外国人からみた日本(賛美)もの。
原案(海野凪子)、構成・漫画(蛇蔵)とのことで、コラム風短文を、「構成」して、コミック・エッセイにすること自体に、少々驚き。

日本(賛美)は、「ダーリンの頭ン中」 風。日本語蘊蓄の方は、コンビニ敬語批判(第3章)とか、このジャンルの定番をこなした風ですが、語源ネタ(第7章)は具体例が多いせいで、「今、私たちが「標準語」と思い込んでいるものは、少し前までちっとも標準語ではなかったものなのです」(95頁)等の結論にも説得力があります。

三國無双ネタ(103頁)、ラスト(139頁)の同人ネタ、等オタク系も、少々有るので、親しみやすく。

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SFマガジン2009年7月号「「スター・トレック」公開記念特集/伊藤計劃追悼」

回顧色の強い大御所追悼特集の場合と違い、追悼コメントが、ちゃんと死を惜しんでいます

ナンシー・クレス「齢の泉」☆0
また、夢のバイオ技術に反感持った情念キャラの話か。

伊藤計劃「屍者の帝国」☆0
未完の長編冒頭ですが、スチームパンク~「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」のりは、面白そう。

連載 山田正紀「イリュミナシオン 君よ、非情の河を下れ」☆0
終わった。戦場の話位、決着つけて欲しかった気が。

連載を、半ば義務感で読むのは辛すぎるので、止め。

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トニー・アレン「シークレット・エイジェント」

女性Voが、良
前作の印象は?でしたが、本作では、手数の多いドラムは健在で、納得。伴奏は、イージーリスニングっぽいギターが入ったりした、アコースティック・ポップ風。

ノリの良い曲は、ワウワウギターとエレピ入りのノンビリしたファンク「多すぎる囚人(ELEWON PO)」ぐらい。この曲は、トニー自身の唄ですが、他の曲では、ヴォーカルを曲毎に使い分けています。中では、アフロビート賛歌「踊り(ijo)」での、Orobiyi Adunni aka AYOによる、硬質な低音女性ヴォーカルが、硬質な感じが格好良く、好みの声でした。


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「プリンセスラバー!」/「かなめも」/「宙のまにまに」/「よくわかる現代魔法」/「東京マグニチュード8.0」/「GA 芸術科アートデザインクラス」の第1話感想

今期はココまで。

2009年7月期アニメ等第1話感想その2。

10.「プリンセスラバー!」(TVK 日曜深夜)△
ギャルゲー原作。現代日本に、賊に追われる馬車に乗ったお姫様や美少女剣士と挨拶代わりの斬合などといった異世界ファンタジィなシチュエーションを強引に合体。その強引さが、とりあえずは笑えますが…

11.「かなめも」(テレビ東京 日曜深夜)△×
美少女だらけの新聞配達所。天涯孤独な主人公が、多彩な美女と同居という、ギャルゲー的シチュエーションながら、主人公も女子中学生という、萌え4コマの緩い世界。シビアな業界ネタとかは少なそう?

12.「宙のまにまに」(Tokyo-MX 火曜深夜)△×
天文部舞台のラブコメ。金6少女アニメ的な癖の無い絵柄は良いですが、星空の象徴使いする場面が多すぎて、綺麗事っぽく。

13.「よくわかる現代魔法」(BS11 土曜深夜)×
超人バトル。メインキャラが魔法で、人に携帯を無理矢理買わせたり、幼女が逃げまどう街に誰もいなかったり、縞パンを投げつけられて男子が泣いたり、(設定のみならず、キャラの心情も)理解不能。メインキャラ以外は背景同然といった割り切り方は、セカイ系な桜坂洋原作といわれれば、不快だが納得。

14.「東京マグニチュード8.0」(フジ 木曜深夜)△
リアルCGで、災害避難もの。第1話での主人公の鬱屈描写からすると、エゴイスティックさ故の人災描写多目の、重苦しい展開になりそう。

15.「GA 芸術科アートデザインクラス」(TVK 土曜深夜)△
美術系の高校?舞台。落ちの場面で話が途切れる4コマ漫画原作アニメ。「ピクトグラム」とか、蘊蓄の目新しさはある。

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「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(ニンテンドーDS)

前作より好印象
プレイ1時間強、最初の村を出たところでの、第1印象。

オープニングこそ、アニメがありましたが、イベントシーンは、(携帯機ゆえのギザギザの目立った)粗いCGのCG人形劇。トロフィーを抱えたリッカのシーン等、どこか間抜け感も漂う絵柄なのですが、ギザギザが目立つ≒ファミコンっぽさ≒ドラクエらしさ、な面もあるので、前作の微妙な3DCGよりは、断然好印象。戦闘画面自体、上下に分かれた2画面構成なドラクエは、2画面ハードのニンテンドーDSというハードの身の丈に合っているなぁ、という感想を持ちました。

バトル・システム自体は、いつものドラクエみたい(靴にみかわし率の設定があったり、実は細かいのかも?)です。フィールド上の敵が見えるのは、便利過ぎかもしれませんが、常に、マップや粗筋表示があって、遊び易さを重視した、ということで納得。

序盤が一人旅展開なので、プレイヤ=主人公の視点のままでいられて、パーティ管理等の戦略的視点が要求されなかったのも、好み(通信参加者との区別か?「この世界の主人公しか開けられない宝箱」というフレーズが、メタっぽ過ぎて苦笑。)

前作は、作業感だけだったけれど、今回は…

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マイケル・シェイボン「ユダヤ警官同盟(上)、(下)」 (新潮文庫)

もしもボイルド

ユダヤ人が(ネィティブ・アメリカンっぽく?)居住区に押し込められて暮らしてる、っていう架空世界のお話。閉塞感ある描写の所為もあって、厳しい戒律のユダヤ教コミュニティに、愛憎入り交った思いを持つ主人公ってのは「珈琲相場師」を連想。

ロバート・ジョンソンの歌に共感するのを、「黒人のユダヤ人」(上巻302~305頁)と評したりする、現実を外挿した(?)架空世界の差別描写が、本作の独自性でしょうか(プロフェッサー・グリフは、どう思うだろう、という気もしますが)。

ただ、そんな架空世界の設定は、背景以上のものではなく。

話自体は、ヤサグレつつも、巨悪と、その手先のギャング達に立ち向かう、(ケータイとか、無いっぽい時代の)古風なハードボイルド。キャラも、元妻ビーナが、有能な上司で、主人公のことを今でも想っていて、窮地の時は庇ってくれて、美尻で、主人公の決断時に背中を押してくれる、という都合の良過ぎる(ライトノベル界でいうところの)メイドさんのような、古風なヒロイン像でした。

話・キャラが古風な分だけ、破綻無く纏まっているのですが、反面、架空世界を使って、「もしもボイルド」にする意味もない気が…

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「うみものがたり~あなたがいてくれたコト~」/「青い花」/「NEEDLESS」/「大正野球娘」/「化物語」/「CANAAN」/「大YAMATO零」/「エレメントハンター」/「うみねこのなく頃に」の第1話感想

前2シリーズを見ていた「懺・さよなら絶望先生」(3期)は継続。

2009年7月期アニメ等第1話感想その1。

1.「うみものがたり~あなたがいてくれたコト~」(TBS 金曜深夜)△×
ギャンブル原作+癒し系、を邪推せずに見るのは難しく。「スケッチブック」的和風まったりと、SD人魚キャラのギャグ、挿入歌の奄美風味、今時少女的ヤサグレ。等色々な要素が混在していて、よく解らず。OPの海映像は綺麗。

2.「青い花」(フジ 水曜深夜)△
女子友情もの。フジ深夜枠らしい綺麗な水彩風背景と、脇役も女性ばかりの脱臭ぶりで、「繊細な気分」は有り。百合ジャンルに、現状維持以上のハッピーエンドは無いから、第1話が幸せ最高値で、先辛気臭くなる不安が。

3.「NEEDLESS」(Tokyo-MX 日曜夜)×
世紀末超人バトル。ひしゃげた絵柄とエンディングの文脈無視エロ画像サービスが、ひたすら80年代の美少女アニメ的安っぽさ。

4.「大正野球娘」(TBS木曜深夜)△×
女子部活もの。劇中歌(東京節)とかの、レトロ描写は良かったけれど、野球面の薄さを美少女で誤魔化す方向に進みそうな不安が。

5.「化物語」(Tokyo-MX 金曜夜)△
幾何学模様とエフェクト多用で、話が無い新房監督作品。にしては、学園+妖怪退治ものという、フォーマットの手堅さ故に、見やすく。

6.「CANAAN」(Tokyo-MX 土曜夜)△
上海舞台のガンアクション。謎キャラクタ多すぎの割に見やすいのは、強さと優しさで、主人公を魅力的に見せる意図が明確だから?

7.「大YAMATO零」(WOWOW 日曜夜)△×
宇宙戦艦。動きが処理落ちしているようなCG、説明台詞の嵐。無人戦闘機の操作をテロップで説明するのはあんまりな気が?スケールの大きいBGMは良。

8.「エレメントハンター」(NHK教育 土曜夜)△×
科学の学習マンガSF。設定の強引さを説明しなかった分だけ、テンポ良く。エンディングの元素数え歌の歌詞に笑い。

9.「うみねこのなく頃に」(TVK 土曜深夜)△
孤島の館ものゴシック。キャラの奇人変人振りが、いかにも伝奇。ミステリ的辻褄合わせなくても良いホラーなら、ハッタリ勝負ありか。


前期の視聴完走は、「戦国BASARA」、「けいおん!」、「アスラクライン」、「宇宙を駆ける少女」。視聴継続中は、「侍戦隊シンケンジャー」、「フレッシュプリキュア!」、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」、「咲」、「GUIN SAGA - グイン・サーガ」、「涼宮ハルヒの憂鬱」の新作回(気に入ってる順)。

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諸星大二郎「西遊妖猿伝 西域篇 1」(モーニングKC)

続き
16巻(潮出版社版。再読しようとしたら「第2部河西回廊編完結!!」の帯が残っていました)の続き。

続けて本作を読むと、絵は、毛筆画っぽい感じから漫画絵化した感じ。お話のほうは、主人公の、理不尽な乱暴者だが、当人の中では筋が通ってるところは、諸星作品のキャラらしいです。孫悟空キャラによくいる単に強い奴or無垢な子供タイプとは、違った存在感があります。

それにしても、沙悟浄の正体も意外でしたが、無支奇/大聖様の説明を「数奇な運命」(73頁)と一言で片付けて、話を進める講釈士には驚き。

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ソニック・ユース「ジ・エターナル」

相変わらず
21作目。

荒れた音が聴きたくて、「デイドリーム・ネイション」kashmirのじゃないほう)や「グー」以来、久し振りに購入しましたが、往時と印象は変わらず。キム・ゴードンのささくれ立った声と、澱んだディストーションと弦っぽさとが共存するギターの音色が特徴的な、アングラロック。

本作中では、絶叫を抑えた歌が聴き易い「マリブ・ガス・ステーション」や、中盤のギターディストーション大会が楽しい「アンテナ」が良。リズムがゆっくり且つ起伏が無いので、通して聴くと眠くなる面もありますが、ノイズ~ロック系ジャンルの水準(わたしの中での70点)を再確認できる作品でした。

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