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ニール・ゲイマン「アナンシの血脈(上)(下)」(角川文庫)

みんな、メタファー
現代イギリス舞台のファンタジィ入りラブコメ。

終盤の現実と幻想世界とでの監禁シーンが同時進行するところとか、ファンタジイ要素に、隠喩・象徴臭が強すぎて、安手の心理学本のようで、物語としては楽しめず。「みんな、メタファーに過ぎなかったはず」(下巻40頁)という、主人公の言い訳っぽい独白もあり、現代ファンタジィとは、こういう図式で進めるものなのかもしれません。

ただ、上巻では、気配りが出来ずない(為に不幸になっていた)主人公が、下巻では、何故か完璧超人になってしまっているのは、物語展開上の都合で、キャラクターを弄っているようで、読んでいて不快でした。

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