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マキシマム・ジョイ「Station M.X.J.Y」

聞き流せるザ・ポップグループ
1982年作の2008年CD化作。ザ・ポップグループのG&Bが在籍したバンド。

ザ・ポップグループ「ウィ・アー・オール・プロスティテューツ」から、マーク・スチュワートの絶叫シャウトを抜いて、B-52's的ヘタウマ女子Voを入れたような、1曲目「Dancing On My Boomerang」から、バイオリンが不協和音をかき鳴らす白人ファンクです。

ベース音が大きいのに、グルーヴ感/人間味の乏しい音で、ファンクとしては不自然極まりないです。ですが、理由無く苛立っている時など、音楽の人間味が鬱陶しい時には、本作のような電子音以上に人間味の無い音を、補給したくなります。マークの絞り出す絶叫が無い分だけ、軽く聞き流せるのも良いです。


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田村ゆかり「You & Me」

年末開始ツアーの課題曲?
16th-single。
表題曲は、キャラソンっぽい軽快な曲+ラジオでチェケラッチョとネタにしていたmotsum.o.v.e)のラップ。リズム感強調のhiphop系では無く、早口言葉&掛け声なラップなので、ゆかりライブでの観客掛け声の延長線っぽいものとも言え、(これまでの田村ゆかり世界との)違和感は意外に少なく。もっとも、ライブでの「口上」も出来ないわたしには、年末開始ツアーの課題曲にしては難易度は高いのですが(曲を聴きながら暗唱中ですが、入るタイミングが難しそうです。)

c/w「星屑スパイラル」は、ふじのマナミによる甘甘歌詞+浮遊感ある曲調で「バンビーノバンビーナ」型の安心路線。

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manzo「続・溝ノ口太陽族」

c/wもアニメ使用?
アニメ「天体戦士サンレッド」(2期)のOP
表題曲は、神奈川地名入り歌詞が楽しいポップ・ロック。

c/w「二ヶ領用水」も、地名入り歌詞の木訥としたバラード。痴話喧嘩を後悔する不器用男を歌った歌詞は、サンレッドかよ子の心情に思える曲なのが、良。

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アース、ウィンド&ファイヤー ジャパンツアー2009

ソウル懐メロ系
カークのカバーで盛り上がって、本家の「セプテンバー」ライブを見ようと発起。チケット入手時期が遅いため、田村ゆかり風に言えば遠距離恋愛席(=2階の後ろの方)でしたが。

冒頭から、メンバーが並んで統一振付な、ヴォーカル・グループらしい舞台が良いです。「ブギーワンダーランド」等の女性コーラスパートこそカラオケでしたが、ホーン×3+ギター×2+ベース+ドラム+キーボードというバンドが、緩めのソロパートを繋ぐ展開。JBライブを連想(ソウル懐メロ系ライブの一つのパターンなのかも)。メロディを吹くホーン隊のソロは兎も角、ブルースギターソロは、やや冗長感も漂います。ラスト、歌メンバー退場後のバンドセッションでは、演奏も凄くタイトで良かったですので、本編伴奏でも、この調子でやって欲しかったり。

ボーカル・パートもソロ・パートの一種のような位置づけでした。ただ、「リーズンズ」辺りからの、フィリップ・ベイリーの全開ファルセットは、迫力が有りましたし、終盤の「宇宙のファンタジー」「セプテンバー」「レッツ・グルーヴ」の懐メロ3連発は、やはり盛り上がる訳で。

ただ、メンバーが煽っている所為もあって、客席は全編手拍子ですが、ファンクに手拍子は合わせづらい気が(大昔のロッド・スチュアート「セイリング」での手拍子問題を連想)。

2009.12.12 東京国際フォーラムにて鑑賞。

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映画「カールじいさんの空飛ぶ家」3D

リア充の癖に
ピクサーの新作。
冒頭10分で、幼女ヒロインとの充実した結婚生活を見せつけた後の主人公が、余生でもヒロインに背中を押して貰って幸せになる話でしたので、共感できず。

ボーイ・スカウト少年も、主人公を苛立たせるだけの「子供」キャラで、好きになれず。ラストはピクサー映画のように、終盤に現れた「敵」を倒して、当初の問題を矮小化する解決。バトルが、鉄腕アトム「ホットドッグ兵団」を連想する犬バトルで弱すぎるせいか、主人公の努力・贖罪が乏しいまま、勝利したように見えたせいかも。

あと、3D版を見たのですが、セルと背景の分離を強調したような「立体感」で、好きになれず。通常版も併映している所為か、あざとい手前に物が飛んでくる描写は少なくて、良かったです。でも、他映画の予告編では、短い時間で印象づけるために連発。一時期CGで流行った破片飛び描写のことを思い出したり。

2009.12.14 新宿ピカデリーにて鑑賞

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映画「マイマイ新子と千年の魔法」

「文部省推薦」
少女の友情物。
冒頭、主人公の少女が水に落ちた云々と、現実と虚構とが交錯する展開が説明無く始まるので、何時、「実は死んでいる」オチが来るのでしょうか、と不安でしたが、違ったようで良かったです。

田舎、近過去、純真子供を無批判に賛美する、古の「文部省推薦」映画ノリ。自然・生活臭や人間の死といったリアル描写は画面の外で済ましてしまい、名作劇場風髭のおじいさんや色鉛筆風の色調の優しく綺麗(事)な世界。

「アリーテ姫」を作った片渕須直監督らしく、千年前の身分差やサブヒロイン親子の距離など、解決していない問題を残しているのは良心的(宮崎駿「崖の上のポニョ」的なアニメーション・物語の力で強引な解決はしないという点で)。ただ、強引な解決をしない物語の結論は、内面的成長/社会への妥協という、地味なもので、それを綺麗すぎる世界で見ても、寓意臭ばかりで、説得力に乏しく。

2009.12.14 新宿ピカデリーにて鑑賞

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井上麻里奈,中島愛「ワンウェイ両想い」

「ハレ晴レ」型ではありますが
アニメ「けんぷファー」のED。

アニメ本編は、11話現在まで、第1話以降も、謎もバトルも主人公心情すら、ろくに説明せず、サブヒロイン格な生徒会長の萌エロ描写に徹したのが、奇妙な味わいを生んでしまいました(色々やろうとして印象が散漫な1クールアニメの轍を踏まなかったのは、作り手側の慧眼でしょうか)。

表題曲は、分厚いシンセのフレーズといい、作品テーマ説明的歌詞といい、「ハレ晴レユカイ」っぽいですが、メロディ部を、ランカ・リー=中島愛が主導で歌う所為もあり、心地良く。

最近、圧縮ファイルの音質が気になり、iPOD内をwavファイルに全部置き換えた(「アップル・ロスレス」でも不満)こともあって、iTMS買いを控えていたのですが、本作のような、厚いシンセで景気良く押す曲調だと、差も少なく感じられたのも好印象。

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スラッシュ「SAHARA~feat.稲葉浩志」

ファーギーのロック
ソロ作の日本限定シングル。

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストのソロらしからぬ歌中心の2曲。シングルだから、ということもありましょうが、タマに観る、「伊藤政則のROCK CITY」でみるP.Vでも、「3大ギタリスト」的なヒーロー視は、メタル界でも少なそうですから、当然でしょうか。表題曲は、依然馴染めない稲葉浩志の歌ですが、語尾を巻き舌で英語っぽく歌うスタイルの数少ない伝承者としては、有りかも。

c/wは、「パラダイス・シティ」~feat.ファーギー&サイプレス・ヒル
サイプレス・ヒルも、Bリアルの歪んだ声からしてロック色の強い音なので、適合性は良いですが、何といっても、ファーギーが、「バラクーダ」のカバーと同じく、金切り声のハードロック姉ちゃんしていて、素晴らしいです。

ブレイク・ビーツ風のドラムが終盤、ファーギーの絶唱に合わせるかのように、ハード・ロック音になっていくのも面白みが有ります。

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早見沙織,井上麻里奈,花澤香菜,遠藤綾「約束 I’m with You/SURVIVE BABY SURVIVE!」

「笑顔でサバイブ」
PS2ゲームソフト「セキレイ 未来からのおくりもの」のOp&Ed

表題曲は、アニメ「セキレイ」主題歌の流れを組む、景気の良いシンセ・ホーン+女子合唱。井上麻里奈の男役っぽい低音と、花澤香菜幼女奇声が、良いアクセントになっています。

c/wの「SURVIVE BABY SURVIVE!」で、何の衒いも無く、サバイブという重い言葉を、明るく合唱するのが、何とも楽しく、また、当世風とも思います。

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「YOUR SONG IS GOODの超2日間(初日)」

「暴動」
恒例化している年末ライブ2daysの初日。Live-DVDが楽しかったので観ることに。
オープニングアクト1つ目は「サイプレス上野とロベルト吉野」
結局、4つ打ちハウスな音で合唱曲で盛り上げる展開で、90年代初頭っぽいサンプリングや、2pac「Dear Mama」ネタなど、洋楽HIPHOPマナーに則った部分が浮いている感じ。昔観たLBネーション系のライブで感じた、「和製ヒップホップ」で盛り上げることの難しさは、未だ未解決?

2つ目は「クール・ワイズ・メン」
フジで観た時と違い、ゲストの女性Voが居ないので、演奏を聴かせるつくり。ただ、リズム隊のスカと、全く無関係なソロを管楽器4人が一人ずつ披露する展開は、冗長感が否めず。

「YOUR SONG IS GOOD」は、3rd路線のパンキッシュな縦ノリが中心で、初期曲の「2.4.6.6.1.64」等は倍速モードなアレンジ。ダイブも多い暴れる客層と合致する感じで、かつての南国緩いノリは、JxJxのMCに残るのみ。とはいえ、ナ、ナ、ナ~♪な仮歌状態で披露した新曲のポップさには、期待してしまいますが。

2009.12.05恵比寿LIQUIDROOMにて鑑賞。

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「劇場版マクロスF 虚空歌姫イツワリノウタヒメ」

シューティング・ミュージカル
TV再編集の前半。

キャラの設定が一部変わっていて、アルトが女形を止めた訳やランカの記憶の設定は、TV版より整理されていて、解りやすく再構成されています。TV版で結局何?だった、三角関係に触れず、「こんなサービス…」のツンデレ台詞が口癖になっているシェリル以外は、キャラの見せ場が少なくなって(ランカが目立つのは、CMソングのシーンだけのよう)、「簡略化」といえるかも。

それでも、登場人物の行動に、ところどころ疑問が残りましたが、「ピンクサファイア」風いなたい歌謡ハードロックを伴奏に、バルキリーが飛び回るシーンはTV版同様の爽快感が有って、辻褄はどうでもよくなりました。歌で問題が解決することの設定説明を後半回しにしている所為もあり、突然歌い出すミュージカル(映画「サウンド・オブ・ミュージック」とか)に、シューティング・ゲームが付いたような娯楽品、と割り切り易くて、楽しめました。

エンターティンメントの力で解決、という娯楽製作者の願望充足ストーリーを無邪気に展開するところは、「イングロリアス・バスターズ」と共通している気も。

2009.11.28 ワーナーマイカル新百合ヶ丘にて鑑賞

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ジョン・メイヤー「バトル・スタディーズ」

地味
4th。カニエ・ウェストと演った曲や、「カーズ」サントラでの、メロディアスなアメリカン・ロック振りが、気に入っていたので購入。

本作は、エコー掛かった声のおとなしいフォーク・ロックで、ちょっと肩透かし気味でした。弾き語りな「Who Says」や、レニー・クラヴィッツが演りそうなロッカ・バラード「Friends, Lovers Or Nothing」とか、メロディ有る曲は良いけれど、他の曲は地味過ぎる気が。本作中で、「Crossroads」のカバーだけ、ブルース・ロックしているのも、他の曲のおとなしさから浮き過ぎていて妙な感じ。

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映画「イングロリアス・バスターズ」

タランティーノらしさは健在
第二次大戦時フランス舞台のドタバタ。
長台詞と妙な間があって、合間に人が死ぬ、というクエンティン・タランティーノ脚本らしさ健在。多勢力の入り交じるラストは、ブラッド・ピット出演ということもあり、「トゥルーロマンス」を連想する楽しさで、下手に人間ドラマぶらない分だけ、「ジャッキーブラウン」や、「キル・ビル2」より好き。(予告編が凄く駄目そうだったので、不安でしたが長台詞が無かったからかな。)

火事で逃げまどう人々に上から機関銃を浴びせるシーンには(相手はナチだから何してもok、という言い訳があっても)ちょっと退きましたが、カフェのシーンの記号フランスぶりとか、あえて安っぽい造りなのも、タランティーノ印の懐かし娯楽映画再現路線。

ただ、第3章など、本筋に無関係なサブキャラ話に時間を取られたせいか、160分は、間延び感も有りました。テレ東でCM入り2時間編集版を見たかった気もします。ただ、吹替だと、独仏伊英語の喋れるかどうか、という全編にわたるネタが生かしずらそうですし、TV向きではないかも?

2009.11.28 ワーナーマイカル新百合ヶ丘にて鑑賞

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