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サリフ・ケイタ「ラ・ディフェロンス」

力強い声は健在

「ムベンバ」以来の新作。

音は、ギターの音(コラっぽい音も含?)が中心のアコースティック。元気な曲調は、「エコロ・ダムール」位という、地味な造りですが、アフリカ音楽的重奏感がある所為か、フォーク的単調さは無く。サリフならでは、の力強い声も、「ガフゥー」で聴かせてくれます。

表題曲「ラ・ディフェロンス」は、ライナーによりますと、人種差別のメッセージソングということで、珍しく英歌詞とのことですが、表題同様、サビは仏語みたいだし、他の曲含め、歌詞は、訳詞を読んでも意味が解らないですねぇ。

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「オール・トゥモローズ・パーティーズ」

文化系部活合宿ノリ

英ロックフェスの10周年記念D.V.D。

ポーティスヘッドのライブ映像目当てに購入。

何故か、昔のT.V番組&ルポ的ライブ映像&ぶらつく観客映像のコラージュ80分。

アングラ系の出演者故かと、ホリディ・キャンプ場(国民宿舎みたいなもの?)貸し切りで行うフェス故か、フジ・ロック・フェスティバル奥地(オレンジ・コートフィールズ・オブ・ヘブン辺り)のノリが、更にだらけた感じ。文化系部活ノリというか、酒飲んだり、海に散歩したり、ゲームしたりする自由さは、ちょっと、SF研の合宿を思い出しました。

そんな、だらけた環境下のフェス故のプラス修正が入るなぁ、と感じたのは、シーシック・スティーブの老人まったり弾き語りと、「10と3で13」連呼する客との掛け合いからテンション高いライトニングボルトバトルズアニマル・コレクティブも、(録音物で予測していた通り)、ライブではグルーヴ感強めで、観たい気にさせられます。

グラインダーマン(ニック・ケイブ)シェラック、(登場は一瞬ですが)マーズ・ヴォルタイギー・ポップといった、絶叫系アーティストのテンションは当然高く、見応え有るのは当然、といったところ。目当てのポーティスヘッドは、客とフレンドリーにハグする姿が、もっと、冷徹なのかと思ってたので、意外。

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「SFが読みたい!〈2010年度版〉発表!ベストSF2009 国内篇・海外篇」

ベスト感無

恒例の年間(業界ノリ)ベスト。

海外は、1位2位3位4位5位6位9位14位(「Top10」2巻買わなきゃ…)が、わたしの既読作ですが、「ベスト」感は無いですねぇ。

国産は、1位、ぐらいしか読んでないので、香典代わりの高評価なのかも解らず。

驚いたのは、東京創元社刊行予定欄の、「新人・平田真夫」。

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一人ピーズ「平成22年前橋coolfool’正月にて」/

弾き語りでメロディ強調
Theピーズのヴォーカル&ベース大木温之によるギター弾き語り。

公式サイトたまぶくロカビリー倶楽部通販作(500円80分は超格安なのに、送料+銀行振込手数料で+1000円を要するので、逆に高く見えるのが不幸です)。

客同士のプライベートな会話や客のシンガロングが入る、オーディエンス録音物ですが、ノイズは無くて聴き易く。弾き語りとはいえ、「赤羽ドリーミン」のギターは、割とハードで格好良く。弾き語り故に、(Theピーズ本隊の荒々しい演奏では隠れがちな)メロディの良さを強調しているのが味わい深いです。インタビュー内で、ギターだけで作る、と語っていましたデモテープの音に近い感じなのでしょうか、と思ったり。

Theピーズ他メンバーのスケジュール都合が付かない時の課外活動?と邪推しますが、「デブジャージ」等、一部の曲を中途半端に終えてしまう点以外は、文句無し。中途半端ってのも、ライブ会場での気分を表現してる面は有るのでしょうし。

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ユア・ソング・イズ・グッド「B.A.N.D.」

前作のパンク路線からは、また、趣向を変えて。
フルアルバムでは、4thの筈。

2ndまでの陽気さも復活し、前作のパンク路線からは、揺り戻し。

ただ、戻っただけではなく、「PLAY ALL!!!!!!」で、超初期のポストロック路線を思い出したのでしょうか、「UNBREAKABLE」クール&ザ・ギャング「サマー・マッドネス」的落ち着いたグルーヴや、ちょっと、ザ・ポップグループ残党っぽい鋭角ギター「FIGHT BACK! FIGHT BACK! FIGHT BACK!」など、全般にニュー・ウェーブっぽくも有り。

わたしは好きな音ですけど、前作のパンク路線支持していた客層は一掃なのかも?

歌ものでは、固有名詞の使い方が「JUMP UP! SHIMBASHI! JUMP UP!」路線?な、現代的な労働歌「WE ARE」の哀愁が良かったです。

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原作・瑳川竜/作画・栗原仁「ウルトラマン超闘士激伝 1」(復刊ドットコム)

セブンすらザコトラマンとは…
ウルトラの二次創作。

中期以降のドラゴンボール的バトル物ですが、6頁目で天下一銀河最強武闘会が、スタートするハイスピード振りと、優等生ヒーローの主人公・初代マン以外は、(コミックリリーフなエース、末っ子キャラのタロウだけでなく、旧友セブンですら)雑魚ウルトラマン役、という徹底ぶりが特徴。主人公に、話の焦点を絞っていますので、バトル物が陥りやすいサブキャラ戦の長期化問題から上手く逃れている、印象を持ちました。

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ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ I」(BEAM COMIX)

使命感有る主人公に好感
風呂蘊蓄をタイムスリップしたローマ人が説明するマンガ。日本風俗賛美に喜ぶ心情利用や、タイムスリップが理由不明で、蘊蓄説明のメタ都合になってるのも、作品自体には、ズルい印象は否めず。説明意図が露骨な、古の「学習マンガ」のような読後感がありました。

ただ、蘊蓄に驚きつつも、使命感を忘れない主人公ルシウスのたたずまいに、好感が持てますので、説明の押しつけがましさが消えているのも確かです。141頁の(桜玉吉作品でお馴染み)奥村編集長の奇行も楽しく。

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「Mellow Disney~R&B Revisited~」

有坂美香が、別格
ディズニー映画主題歌のカバー集。

「トイ・ストーリー2」ピクサーものはこの曲のみ)中一番悲しく印象的な場面で掛かる「ホエン・シー・ラヴド・ミー」三浦大知がカバーしてるのを目当てに購入。ピコピコ電子音やオートチューン加工は、お題+本人の志向性が、現代R&Bってことなので、仕方無い面も有りますが、声量有る人には、自然に歌って欲しかった所。

煌びやかなジャズピアノ伴奏で軽快に歌う平井堅「星に願いを」が、変化球カバーでは楽しく。
英語詞のベタな歌い上げバラードをR&B風に、とまで縛りがあると、個性を出しにくいのでしょうか、個々の印象は薄く。東方神起特有のビブラートは英語詞曲でも同じなんですね、とか古内東子の声はカーペンターズのサンプリングみたい(自作詞が魅力の人なのでしょうし)、とか、思う程度。そんな中、歌唱力+生音で正面切って対峙した有坂美香「サムディ」の力強さは、別格の存在感でした。

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新・音楽の未来遺産~New Classic Remix~ Vol.1 Rock&Bugaku

生楽器ならでは
東京フィルハーモニー交響楽団のコンサート。エマーソン・レイク・アンド・パーマー「タルカス」のオーケストラ版が目当て。

オーケストラのコンサートに行くこと自体初めてなので、客席が演奏中は微動もしない客席だけでも驚き(アンプ無だから、当然ですが。確かに、弦楽器の生低音には、独特の味わいが有りました)。

演奏は全4曲。1曲目は弦楽器のみで、徐々に打楽器、管楽器を増やしていく趣向。曲間に、吉松隆(選曲・編曲)と指揮者らによる、TV「題名のない音楽会」っぽい雑談が入るので、助かりました(「アメリカ Remix」(ドヴォルザーク)での、BPM一定なバイオリンを20分も聴いていると眠くなったので)。「BUGAKU」(黛敏郎)では、琴っぽい音を出すため、指で弦を弾いてたのが、面白く。

「タルカス」は、冒頭「噴火」での、大量のバイオリン轟音で表現に感涙。楽譜を捲る速度がそれまでの曲と段違いってのも、迫力造りに一役買っています。終盤は、勢い重視でバイオリンが揃っていないですが、あえてズラして力強さを出している感じ。

「タルカス」のシンセ音は管楽器で、リズムを作るキーボードの左手リフは、打楽器で再現というのも新鮮でしたが、エマーソンのラグタイムピアノっぽいグルーブ感は無く、クラシック的にはノイズなのかも、と両者の違いに思いを馳せることしきり。

2010.03.14 東京オペラシティコンサートホールにて鑑賞。

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「Animelo Summer Live 2009 RE:BRIDGE 8.23」

さすが、長老
全47曲6時間近い長尺。

目当ての田村ゆかりは3.5曲。昨年同様、本人よりロックギター強調の音ですが、「Tomorrow」みたいなギター曲ならば、納得。新谷良子とデュエットなら、GalaxyAngelがらみの曲を、というのは贅沢か。

全体としては、影山”長老”ヒロノブがピエロ役を務めたおかげで、ショウに、個人ライブの集合体ではない一体感が出ていて好印象。

平野綾のロック路線より好きな「MonStAR」小林ゆうのヘッドバンキング、5人ボーカルでのヤンマーニ「nowhere」、集合曲「RE:BRIDGE~Return to oneself~」2週目でのMotsuのラップ(フリースタイル?)「マダマダ」の可愛らしさ、と見所は多々有りました。中でも、ヘビメタアレンジの「哀戦士」で、客を煽るGACKT(アーティスト写真がライダーマンだったのには笑)には、「様」を付けたくなる感じ。

既観の/22分を買うか思案中。

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スヌープ・ドギー・ドッグ「The Death Row: The Lost Sessions, Vol. 1 」

時代を感じさせる音
2009年発表ですが、デス・ロウ時代(~1997)の未発表曲集というか一種の流出物?

ピーヒャラ鳴るキーボード、分厚い女性コーラス、「Eat a D**K」とか、分かり易く下品なスラング入りという、1st同様のGファンクで、時代を感じさせる音ですが…聴き易いのも確か。ネイト・ドッグとか、ゲストも入っていますが、近作ほどゲスト主導って訳で無く、スヌープに主役感がちゃんと有るのも良。

ちょっとホラー映画を思わせる不気味な音をバックに、浮遊感有るスヌープ節が炸裂する「One Life to Live」が、特に、印象に残りました。

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SFマガジン2010年4月号ベストSF2009上位作家競作

ストロス

長谷敏司「allo, toi, toi」☆0
陳腐なお説教に認識論/脳科学系の衣装を纏っただけのような。
チャイナ・ミエヴィル「ジェイクをさがして」☆0
いつもの雰囲気もの
チャールズ・ストロス「ミサイル・ギャップ」☆2
「ミラーグラスのモーツァルト」の悪意ノリで描いた「地球封鎖」?スパイものフォーマットの力で纏めた感も有りますが、この分量にネタ詰め込み過ぎな所が痛快。カール・セーガンのイラストも懐かしいです。

小説以外では、東城和実/神林長平「完璧な涙」は、横長コマ多用の所為で、話がスロー過ぎ。「[新版]世界SF全集を編む」の同人誌穴埋め頁のようなノリは、ちょっと痛々しく。

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マックスウェル「“ブラック”サマーズナイト」

「歌の力」でを説得

2009年発売の4th。

裏声囁き系シングル「プリティ・ウィングス」をBillboardTop40で、観て気になっていたアルバムを購入。

シングル同様、アイズレー・ブラザースをとっつき易くしたような裏声ヴォーカルと、アコースティックな伴奏。今時らしさ皆無の音ですが、ジャズっぽいドラムのせいか、人力臭はありますものの、70年代系~ダニー・ハサウェイもどきでも無い、独特な音。エレキギター入りで、本作中の曲としては元気な、「ヘルプ・サムバディ」が、歌い上げずに力強い感じで、良かったです。

久し振りに、「ソウル」といいますか、ちゃんと「歌唱力」で聴き手を説得する(同時代の)音楽、を聴いた気がしました。

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チャイナ・ミエヴィル「ペルディード・ストリート・ステーション」(プラチナ・ファンタジイ)

分量は有りましたが…

科学+魔法ワードを散りばめた(ロンドン風の陰鬱な)架空都市を舞台に、精神を食べる蛾スレイク・モスと戦う話。

魔法といっても、単に鳥人間とかを、説明せずに出すための、方便に終始していて、スチーム・パンク的レトロ臭は無い普通の話です。なので、読み易いのですが、反面、敵のスレイク・モスが、(主人公達が怯えるほど)強く見えないので、普通のバトル物としては盛り上がらず。バトル自体より、主人公達の弱さ=いたいけさ描写を延々と書き連ねることが目的のようなハードカバー600頁は、ストーリーが無さ過ぎて(こういう世界なんだなぁ以上の、)印象は薄く。唯一、立ち位置が魅力的だったキャラのリンが途中退場してしまった後半は、特に薄味。

ただ、今年のベストといわれると?ですが、持ち運びが鬱陶しくて、半年以上積ん読してたことには、勿体無かったと反省。


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機動戦士ガンダムUC

モビルスーツ戦は懐かしい感じ

OVA第1話の劇場公開版。

お姫様と棚ぼた少年という解りやすいキャラ設定で、「ロンドベルって何?」な、Ζ以降のガンダム設定に疎いわたしでも、ほぼ付いていける話でしたので、助かりました。

モビルスーツ戦の描写は、動いている敵を、喋りながら撃つ、懐かしい感じ。ガンダムシードガンダムOOで多かった、止まった敵を高速移動&ビームライフルで撃ち落とすバトルに慣れていた目には新鮮で、嬉しかったです。

宇宙感を出すためか、パンが目立つのは、少し気になりましたが。

2010.02.27 新宿ピカデリーにて鑑賞。

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