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「けいおん!アンソロジーコミック (2)」(まんがタイムKRコミックス)

kashmirらしい混沌
「けいおん!」のキャラを用いた別作家による短編集。馴染みの有る作家は、popkashmir位。

kashmir「だいにけいおんぶ」は、6頁ながら、本人名義の「百合星人ナオコサン」以上に異常な作風。冒頭の「アンビエント空手部」に始まり、緻密に書き込まれた謎の漁港街、巨大化、魚を抱えて歌うやら、kashmirらしい混沌に満ちた、正統派不条理美少女漫画ぶりが素晴らしいです(ただ、「けいおん!」のファンは嫌がるアレンジかも)。

他作は、所謂2次創作4コマ。緩い。ただ、「けいおん!」のように、それ自体、萌えシチュエーションだけで物語の無い(原作未読なので、アニメ版に無い物語が有るかもしれませんが)作品の場合、2次創作が、本家と同じ土俵で萌え完成度を競う展開になってしまうのは、大変そうですし、緩いのも止む無し。

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田村ゆかり「おしえて A to Z」

オールディズ風
18thSingle。

相変わらず可愛らしい話が続くアニメ「B型H系」。そのOPに似合った、「恋せよ女の子」を思い起こさせる軽快な曲。というか、オールディズ風。

他2曲もオールディズ風のスローですが、特に、c/w「涙のループ」は、松井五郎による歌詞っぽい歌詞と相まって、チークタイム曲状態なのが、何とも面白いです。

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「裏切りは僕の名前を知っている」「さらい屋五葉」/「四畳半神話大系」の第1話感想

4月期補遺

2010年4月期アニメ等第1話感想3
18.「裏切りは僕の名前を知っている」(TVK 月曜深夜)×
美青年バトル。耽美過ぎて、堀江由衣「ヴァンパイア騎士」のような取っ掛かりも無いと辛いです。

19.「さらい屋五葉」(フジ 木曜深夜)×
時代劇。切り絵っぽい動かし方が多いせいか、原作漫画で読んだ方が面白い気がします。

20.「四畳半神話大系」(フジ 木曜深夜)×
恋愛指南もの。「マインド・ゲーム」湯浅政明監督作らしいデザイン的絵とお説教は、苦手です。

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映画「第9地区」

後半はイイ話
宇宙人ゲットーの話。

最初の1時間は、テレビ報道風映像特有の、これ見よがしな画面揺らしが、観ていて辛く。この手法でリアル感を出す意義は、実際の社会問題っぽく見せることで説得力を出す平成「ガメラ」手法と思っていましたが、その説得力は物語の中では機能させること無く。後半、前半登場する共感不能な宇宙人達とは「別」な人格有る宇宙人が登場し、主人公も何故か、利害関係を超える行動に走り出し、結局、映画「E.T.」系の浪花節に。

そりゃあ、ゲーム「DOOM」のプラズマガンっぽいエイリアン武器や、パワードスーツからのミサイル連射は、観ていて楽しいですし、「俺に任せて先に行け!」シチュエーションは泣けます。けれど、前半1時間のリアル描写と繋がりがありませんと、只の面白イイ話、というに留まります。

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JULIANA HATFIELD「PEACE & LOVE」

地味ですが…
2010年作は、「Beautiful Creature」以来の、弾き語り作。

「COMPOSED, ARRANGED, PERFORMED, PRODUCED, ENGINEERED AND MIXED by JULIANA HATFIELD」というだけあり、音は基本アコースティック・ギターと歌だけの地味な造り。ですが、練習のような単調なピアノ伴奏が逆に味わい深い「Why Can't We Love Each Other」や、起伏ゼロのハーモニカ(?)入り「Dear Anonymous」では、目先が変わるのと、ジュリアナらしい甘い声は健在ですので、飽きずに聴けました。

詞の方は、イヴァン・ダンドレモンヘッズ)を連想せずには居られない「evan」とか、重そうではありますが。

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「ソウルパワー」(Blu-Ray)

動くJB
1974年アフリカで開催したジェームス・ブラウンら参加のコンサート、の映画輸入盤Blu-Ray(国内公開するのを買ってから知りました。待てば良かったかも…情弱乙)。70年代黄金期JB目当てで購入。

コンサート映画ですが、映画前半は会場設営時の話や、モハメド・アリインタビューなどの記録映像で、音楽はJBで3曲(特典映像で+1曲)と、他アーティストは1曲ずつの収録(クルセイダーズのグルーブ感有る演奏が良)と、ボリューム的には少々寂しく、画質も昔のフィルムっぽい粒子の粗さも辛いところです。

とはいえ、良く動くジェームス・ブラウンを観ることができるのでok!

DVD「I Got the Feelin: James Brown in the 60s」の60年代よりは、少し太めに見え(るのは、お腹にGFOSの刺繍入りの可愛い衣装のせいかも)ますが、高速股割りダンスは、晩年の姿しか知らないわたしには眼福。"The Best of James Brown is yet to come."とのMCに続けての「コールドスェット」が圧巻です。

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SFマガジン2010年5月号「クトゥルー新世紀」

オチがクトゥルーと解って読むと驚けませんね…

チャイナ・ミエヴィル「細部に宿るもの」☆0
ベンジャミン・アダムズ「リッキー・ペレスの最後の誘惑」☆0
少年の感傷ネタ+オチがクトゥルー×2

F・グウィンプレイン・マッキンタイア「イグザム修道院の冒険」☆0
エリザベス・ベア「ショゴス開花」☆0
固有名詞ネタ+オチがクトゥルー×2

小説以外では、岡和田晃「「世界内戦」とわずかな希望――伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」☆-1
著者から個人的に得た情報論拠にする評論は(いつぞやの日本SF評論と同じ…)インチキ臭く。「私たち」と、主語のデカい人(@さよなら絶望先生144話)な文章が目立つ造りで、伊藤計劃をヨイショするにしても品が無い気が。

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キャロル・キング/ジェームス・テイラー

キャロルの元気さが楽しげ

ピアノ&歌/ギター&歌の2人に、エレキギター、ベース、ドラム、キーボード、コーラス隊編成の、バンド版ライブ。

前回までのピアノ弾き語りも良いのですけれど、やはり、バンドの音で聴きたいので、仕事明け鑑賞。

今回のコンサートは、70年代当時「つづれおり」伴奏陣がバンドメンバーに揃った「トルバドール リユニオン」ツアーの一環(ということで、パンフも翻訳調なのは笑)。ギターのダニー・クーチは、ブルース系のギターソロは、全体のフォーク路線の中、良いアクセントになっていました。ラス・カンケルの、もっさりドラムは、いかにも70年代西海岸サウンドな感じ。

主役の二人が交互に歌う構成で、ジェームス・テイラー(以下JTと略)側は、美声で名曲鑑賞路線でしたが、キャロル側はピアノを叩きながら雄々しく歌う、対照的なノリ。ピアノをサポートに任せて、ハンドマイク一本で歌ったり、JT曲で、コーラス隊と並んで歌ったり、とキャロルの動き回りっぷりを観ているだけでも楽しく。締めの「ロコモーション」も元気一杯で、DVD「キャロル・キング イン コンサート」に近い感じ。

日本語MCの多さも嬉しかったですが、中でも、「キュウケイ ニジュップン」には、爆笑。

2010.04.16 日本武道館にて鑑賞。

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「いちばんうしろの大魔王」/「薄桜鬼」/「最強武将伝~三国演義」/「荒川アンダー ザ ブリッジ」/「迷い猫オーバーラン!」/「閃光のナイトレイド」/「トランスフォーマーアニメイテッド新章」/「RAINBOW 二舎六房の七人」/「リルぷりっ」/の第1話感想

テレ東とMXばかりですなぁ…

2010年4月期アニメ等第1話感想2

9.「いちばんうしろの大魔王」(東京MX 金曜深夜)△
魔法学園舞台のドタバタ。一本気なヒロインを、ふんどしでキャラ付けするのは、アイデア賞か。不幸設定の主人公に嫌みが無いのは、良。

10.「薄桜鬼」(TVK 土曜深夜)△×
新撰組設定で逆ハーレム。女性版電撃大王こと、シルフ掲載漫画というのが、腑に落ちる美麗絵。士道不覚悟=ゾンビ化という設定は魅力的ですが、1話で紹介するには、あまりにも多過ぎる男キャラ数。説明台詞を分け合って喋られても、キャラの区別付かず。

11.「最強武将伝~三国演義」(テレビ東京 日曜朝)△×
(武将を美少女・モビルスーツ化してない)正統派三国志。しかし、桃園の誓い黄巾の乱~印綬捨てて出奔まで1話に納める超ダイジェスト過ぎて、「物語」が見えず。谷口悟朗「ジャングル大帝」の黒ヒョウ役同様、格好付けまくりの劉備船越英一郎や、久々?なささきいさお主題歌が勿体ない。

12.「迷い猫オーバーラン!」(テレビ東京 月曜深夜)△×
ケーキ屋舞台のラブコメ。幼馴染みが朝起こしに来るテンプレートな美少女ものなのは、いいとしても、画面でヒロインのツンデレ描写している最中に、主人公のモノローグで、ツンデレです、と重ねて説明する野暮ったさは、観ていて不快。原作ライトノベルの一人称文体を再現してるのかもしれませんが。いかにも、アイドル声優合唱曲なOpEdは可愛らしく。

13.「荒川アンダー ザ ブリッジ」(テレビ東京 日曜深夜)△
自称宇宙人の変な行動を笑うギャグ。同じ原作者の「聖☆おにいさん」を読んだ折りは、昔の少女漫画ギャグなセンスに、ついてゆけなかったのですが、ノリは本作も同じ。ただ、アニメ版は、主人公役:神谷浩史の絶叫で落ちを付けるやり方が、まんま同じシャフト製作の「さよなら絶望先生」アニメ版なので、観易く。

14.「閃光のナイトレイド」(東京MX 月曜深夜)△×
超能力特務部隊物。スピード感皆無のCGカーチェイス等、エフェクトが綺麗なだけで迫力の無い絵で、超能力使って一方的に勝ちました話をされても、魅力が無く。第二次世界大戦戦前の上海が舞台で、国民党云々、との台詞が出る作品とはいえ、「この作品はフィクションです。…歴史認識に対し、新しい解釈を試みようとするものではありません。」というテロップは、藪蛇な気も。

15.「トランスフォーマーアニメイテッド新章」(テレビ東京 土曜朝)△×
85年版アニメを一部に挿入しつつ、新世代ロボらの続編(ロゴは映画準拠?)。ロボットが労働力となった未来世界に到着までが第1話なので、話はこれから。冒頭の「開運!なんでも鑑定団」パロ始め、声優お遊びも健在ながら、キャイーン天野ひろゆきが、ホームドラマ風に玩具紹介する実写パートのほうが、衝撃。

16.「RAINBOW 二舎六房の七人」(日テレ 火曜深夜)△
昭和30年代舞台の少年院物。煙草に絡めた友情話を手堅く。アンチャン役:小山力也の声は、当然格好良いけれど、「少年」というには重すぎる気も。日テレ深夜アニメ恒例の実写パートは、声優ではなく、ミスマガジンなのは残念。

17.「リルぷりっ」(テレビ東京 日曜朝)×
ちゃお掲載漫画の魔法少女+アイドルもの。ハロプロ絡みなのは、声優の拙さより、エンディング歌詞の下世話さから伝わってきます。


他、セカンド・シーズン物は、「真・恋姫無双~乙女大乱~」が手堅く。相変わらず、物語皆無っぽそうな「けいおん!!」の絵を愛でるくらいか。

3月視聴完走したのは、「とある科学の超電磁砲<レールガン>」だけという体たらく。

○△×について:視聴継続するかどうかの評価。オタ系甘く、キッズ系排除(観逃したくありません○ 次を一応観ますか△ 視聴脱落× ○と△との中間○△  △と×との中間△×)

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ヨンシー「ゴー」

「ゴーブルディゴーク」風の元気路線が中心ですが…
シガーロスのヴォーカリストの1stソロ。

巻頭の「ゴー・ドゥー」を始めとして、エレキギター無し、打楽器+アコースティックな伴奏と多重録音歌。「残響」の元気曲「ゴーブルディゴーク」を、更に明るくした路線が中心のアルバムです。この路線の中では、「アラウンド・アス」の鼓笛隊リズムが楽しいです。

作り込んだアコースティック・ポップって感じで、少々、アニマル・コレクティヴっぽい気もしますが、ヨンシーの特徴的な裏声で、キャラ立ちしているのは強み。

ただ、好みなのは、メインのポップ路線より、ゆったりと壮大に陰鬱な「グロウ・ティル・トール」や、「ヘンギラゥス」のほう。昔の「HVARF-HEIM  消えた都」の頃のシガーロスっぽさが有って。アカペラっぽいアコースティックVer(日本盤ボーナス・トラック)も、声の迫力が、ポップ路線の正規収録版より強く伝わる気がしますし。

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「Working!!」/「HEROMAN」/「B型H系」/「会長はメイド様!」/「カメンライダードラゴンナイト」/「大魔神カノン」/「Angel Beats!」/「SDガンダム三国伝BraveBattleWarriers」の第1話感想

2010年4月期アニメ等第1話感想

4月は多いなぁ

1.「Working!!」(東京MX 日曜夜)△×
ファミレス舞台。入店時の効果音はらしい感じですが、髪の毛を弄る厨房スタッフとか疑問が。変人過ぎる店員はギャグなのか、萌え4コマの味付けなのか解らいので、視座定まらず。

2.「HEROMAN」(テレ東 木曜夕)△
いじめられっ子がロボと一緒に、ゴキブリ型宇宙人と闘う古風なヒーロー物。主人公少年のひ弱さ描写が、可憐な「男の娘」になってしまっている所が味?

3.「B型H系」(MX-TV 木曜深夜)△
学園艶笑物。「本場ぢょしこうマニュアル」「女子高生」的露悪趣味は苦手なのですが、田村ゆかりの疑似アイドル色で中和したら、主人公の好感度アップ。

4.「会長はメイド様!」(TBS 木曜深夜)△×
少女漫画原作。桜井弘明監督らしいダバ絵が有るものの、ドタバタノリは少なく設定説明に終始。王子様役も主人公少女も善人確定だと、今後も第1話と同じ展開が続きそう。

5.「カメンライダードラゴンナイト」(テレ朝 木曜深夜)△
実写。龍騎のバトルシーン+USドラマ。1話の契約前は弱くて剣折れとか、懐かしいです。追加バトルパートは、変身前の足技はそれなりでしたが、着ぐるみキャラのもっさりした動きで、安っぽく。巻末スタッフインタビューを吹き替えた杉田智和は、反則的に面白いですが。

6.「大魔神カノン」(テレ東 金曜深夜)△
実写。冒頭から、「寓話」って言われると真面目に見るのが困難ですが。忍びっぽい人と怨霊との小競り合いとヒロインの心情告白だけで終わるので、第1話前半?セットっぽいラーメン屋とか、極端すぎるレトロ感が痛々しく。

7.「Angel Beats!」(TBS 金曜深夜)△×
学園マトリックス?演奏シーン入りは今風。モブ学生達はCGっぽい不自然な動きで、のっぺりした質感が安っぽく。「失敗作」をあえて作っているのか、不自然な世界描写なのか?

8.「SDガンダム三国伝BraveBattleWarriers」(テレ東 日曜朝)△×
三国志風設定の勇者物。何故か顔がモビルスーツ。15分の尺だと、説明的な1バトルで終わりも有り。

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三浦しをん「桃色トワイライト」(新潮文庫)

温い女流エッセイ

著作権エージェント「ボイルドエッグ」でのウェブサイト連載の文庫化。

サイトによると、初出は2004~2005年で、「シュミじゃないんだ」でも話題にしていたドラマ「新撰組!」を語っていたりと、と同時期の執筆でしょうか。ただ、内容には、「シュミ…」のような熱い漫画紹介は殆ど無く、「ホ○漫画」と伏せ字なのは、堅気への配慮か、自虐ギャグのつもりか、いずれにしても意味がない気が。

中心になるのは、お友達と楽しいお喋り+多少自虐という、所謂女流エッセイ。女子日常書き散らしエッセイなら、ブログに飽和する程有る所為か、温いだけ、な印象。

それでも、腐女子受けしそうな「仮面ライダークウガ」を、「石ノ森章太郎作品の根底にあるのは…」と、熱く語っているところ(179頁)は、「シュミ…」の著者らしくて、良いですが。

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