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ポール・メルコ「天空のリング」(ハヤカワ文庫SF)

キャラは良


原題「シンギュラリティのリング」というだけあって、前人類が消えた世界という、(ダン・シモンズ「イリアム/オリュンポス」等でお馴染み)広義のシンギュラリティ設定。ですが、宇宙ステーションなど舞台描写が多いちゃんとしたSFで、登場人物の理解を超えた謎設定を連発するシンギュラリティ特有の不健全さ(リアルな未来を想像できない無力感への居直り)は無く。

序章語り手のストロムが、いたいけな少年キャラということもあり、好感を持てますし、仲の良い少年少女達が世界を救うジュブナイルSFは、ベタながら後味良く。

新人の第1長編だからか、連作短編を繋いで作ったからか、話の繋ぎが非常に強引なところは、難点ですが、キャラが可愛いと好意的に見てしまいます。

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