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「まんがタイムきららカリノ VOL.1」(まんがタイムKRコミックス)

非4コマの萌え短編漫画誌。大沖目当てに購入。

目玉の蒼樹うめ「マドの向こう側」をはじめ、4コマ連作以外を描き慣れていない作家達の初々しい作品集、といった印象(「電撃大王」系マイナスエロってところでしょうか?)。

掲載作中では、ゆーげん「蚕の空」が、ボイジャー題材の宇宙SFで、この種の萌えが奇抜に見えないのは、「はやぶさ」現象のおかげか?と思ったり。

大沖「漠然とした」は、少年主人公の、ラストほろ苦青春ものですけれど、その苦さは、「はるみねーしょん」3コマ目で駄洒落った後の4コマ目、無言の「イラっ」と来る感じに凄く近いので、納得できる出来。

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Theピーズ「真空管トロピカル」/「ヨサホイフォーエバー」/「OFFICIAL BOOTLEG3」

先日のライブ物販購入物×3。

「真空管トロピカル」は、2曲入りシングルCD。南国音楽的緩い曲調の「トロピカル」が良。「ピカ」の発音や「放射能」が出てくる歌詞も、死生観を題材とする近作にとって都合がいい以上の(社会派的な)意味は無いのだろうし。

「ヨサホイフォーエバー」は、フラワーカンパニーズとのライブDVD。
打ち上げ飲み会のシーンが多い内輪受けっぽさが強く、(フラカンも好きな人じゃ無いので)ついて行けない感じです。収録曲の半分を占めるフラカンの音楽自体が、楽しいお祭り指向のようなので、客演側も巫山戯たノリは止むなしか。とはいえ、1人ピーズ以外でのライブ記録としては初の「道草くん」の重いギターや、1stアルバム中の名曲「世紀末のうた」収録は嬉しく。

「OFFICIAL BOOTLEG3」は単独ライブDVD。
収録時間が3時間弱と長く、未だ視聴中。DVDな以上、画質などはそこそこながら、いつものライブ収録なので、安心感はあります。2011年12月って、たった、ひと月前の音源収録できるってのは、自主製作ならでは、の身軽さでしょうか。感傷的なハルの「ハニー」後MCと合わせてたのような、「XMAS」や、「日本酒を飲んでいる」での叙情的なアビさんのギターが印象的でした。

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「百合星人ナオコサン|アニメ文庫」

30分のOVA。

kashmir原作漫画は既読といいますか、わたしにとっては、折りに付けて読み返す、座右の書的な漫画なので、関連グッズ的に、とりあえず購入。

原作3巻初回特典のアニメが、パイロット版的位置づけだったようで、監督・脚本・原画の竹内哲也や、声優陣も同作と同じでした。内容は館淳一ネタを含めて、原作1-6話に忠実ながら、メカが妙に良く動いたりするのは、自主製作アニメ的手作りほんわか感がありました。

新井里美によるナオコサン声に対しては、どうしても、(変態はポーズで根は真面目という)白井黒子「とある…」シリーズの先入観が抜けないので、脳内キャストとの違和感は残っています。ただ、他に誰がいるのか、といわれても思いつかない(金田朋子キャラ的な「変人」とも違う)ので、原作漫画のキレた印象と違って、ほんわか感のあるアニメ版の声としては、妥当かなぁ・・・

OP等で、黒ナオコサンや、○本の住人達をサービスカットで出してくれるのは、お遊び的書き込みの多いkashmir作品っぽくて良かったです。

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マッツ/モルガン・バンド「ライヴ(リマスター・エディション)」

スウェーデンのバンド。1999年収録ライブの2011年再発。

2chまとめスレで何度か、馬鹿テク的な紹介がなされていて、気になって購入。ディスク・ユニオンの帯・ライナー付直輸入盤シリーズということで、各曲に邦題が有るのってのは、非英語盤でもイメージを掴みやすく、有り難いです。

作風は、変拍子のドラムと、プワーンとした音色のキーボードを中心とした、力任せの早弾インスト大会ですが、ジャム・ロック的グルーヴ重視ではなく、クラシック的メロが見え隠れするので、遅れてきたプログレ、といった感じです。「ジグソー・バリエーション」では、イエス「危機」内のソロ・パートのことを思い出しました。

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森薫「森薫拾遺集」(ビームコミックス)

掌編漫画と、後書きノリのイラストエッセイ集。

漫画は、5頁で完結するメイド物「モードリン・ベイカー」や、顔の描き方が、あまりにも高橋葉介フォロアーな「クレールさんの日常茶飯事」といった、極端さが印象的。技巧自慢的な珍妙アングルが無いオーソドックスな絵面なので、読みやすく。に

エッセイのは、読者葉書フォーマットまで手描する作者ならでは、の手描き文字と、小さなカットで埋め尽くされていて、読むのが楽しい文章です。好きで描いてる「ファンジン」(「同人誌」の語には、メジャー臭がついてしまった)的な心地よさがありました。

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SFが読みたい!〈2012年版〉発表!ベストSF2011「国内篇 海外篇」

恒例の年間ベスト。

例年と同じ感想ですが、既読はどんどん減り、海外4位海外2位海外19位海外5位国内20位のみ。

暗黒整数グローリーワンの絨毯表題作を既読だからと言って、海外1位すら未読なのは、あまりにも、ダラケ過ぎか。

しかし、未読海外ものは、SFSFしてない奇想小説系が大半なので、食指が伸びず。

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TheピーズONE MAN LIVE〜祝4半世紀♥春ラッシュ2012

わたしにとっては9ヶ月ぶりTheピーズustreamライブ中継が素晴らしかったので、チケット入手。

前日がオナニーマシーン主催のライブだった縁で「オナニー禁止令」とは珍しい選曲?「ギア」等アビさんの重いギターも健在(twitter版での感想と同じになってしまいます)。ハルの声の出具合は、ぼちぼちでしたが、新曲が軽快げで…いつものように素晴らしかったです。

Wアンコールには、わたしの好きな「全部あとまわし」まであって、嬉しい限り。

2012.02.12 横浜Club Lezardにて鑑賞。

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SFマガジン2012年3月号「2011年度・英米SF受賞作特集」

SFマガジン感想書くの久々過ぎて、書き方フォーマット忘れていた(苦笑)

ジェフリー・A・ランディス「雲海のスルタン」☆2
短編でも、惑星設定を惜しまないのは「火星縦断」の作者らしい宇宙SF。二夫二妻制はラノベ向き設定かも。

アレン・M・スティール「火星の皇帝」☆0
「映画って素晴らしい」映画のようなメタ・ジャンル賛歌は、みっともないと思ってしまいます。

ブラッド・R・トージャーセン「アウトバウンド」☆3
冒頭の宇宙船脱出シーンから、電脳知性やら科学と宗教の問題やらを、SFショーケース的に消費しつつも、いたいけ少年の一人称故に、統一感がある傑作でした。

レイチェル・スワースキー「女王の窓辺にて赤き花を摘みし乙女〈前篇〉」☆1
異世界ファンタジー設定で、召喚獣の悲哀が中心の〈前篇〉は、面白かったですけど、子生み女との身分社会とか、ジェンダー話で収束してしまいそうなのが、怖いです。

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テデスキ・トラックス・バンド フィーチャリング デレク・トラックス アンド スーザン・テデスキ

2時間半のコンサート。方向性自体はアルバムと同じく、スーザン・テデスキの荒々しい歌を中心にしたブルース・ロック。

知名度的に平日の渋公動員は無謀な気もしていたのですが、CDジャケットに写る11人フルメンバーなら、舞台の大きさも必要かも。動員の方も、一階はほぼ満席。長髪の中高年男性が目立つ客層が「ブルース」?っぽい感じ。

ブルース美学的には、スーザンの荒々しさが正しいのでしょうけれど、予習がてら購入の「オールレディ・ライヴ!」中で、メロウな「マイ・フェイヴァリット・シングス」カバーを好むわたしには、少々厳しい所。男性コーラス陣とのメンバー紹介曲が柔らか目で一番聴き易くて、好印象でした。後半にあった、スーザンが声を張り上げないバラード曲みたいなの多めだと、もっと良かったかなぁ。

間奏時も、デレク・トラックスのギターソロ垂れ流し大会にせず、各メンバーのソロを繋ぐ展開。歌ホーン陣が舞台から下がっているときですら、デレクは軽く弾くだけで、見せ場はツイン・ドラムの叩き合いだったりして、少し勿体ない気も。ダンスも上手いトランペットモーリス・ブラウンとか、各メンバー達者なので、バンド・メンバー押しってな意図も理解できますが。

とはいえ、アンコールのラスト、マイク・マティソンの高音との掛け合いも楽しい「シング・ア・シンプル・ソング」から、客側も合唱の「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー」という、スライ&ファミリーストーン曲は、白黒男女混合バンド繋がりの、成る程な選曲。大名曲ですし、当然のように盛り上がりました。

2012.02.08渋谷公会堂にて鑑賞。

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星野源「エピソード」

2ndソロ。

音楽的には、1stソロ同様の、訥々と歌うアコースティック路線です。ただ、歌詞は前作の「おじいさん」とか、絵本好きOL狙いのネタっぽいワードが減って、小賢しさは1stより遙かに減りました。ネタに走ったっぽい歌詞は、「ストーブ」の隠喩や、「布団」の叙述トリック的時間描写ぐらい。ですが、どちらも、どぎつい言葉を隠す為、という必然性が分かり易いので、技巧として有りか、と思える範囲です。

反面、増えたのは、フォーク・シンガー的直接的なメッセージ路線といいますか、「バイト」「日常」の青臭い決意表明で、好みです。このシリアスさだと、伴奏にハマケン的緩さは場違いなレベルですが、ソロがサケロック本隊と違う方向に向かう、のも当然ですし。

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パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」(ハヤカワ文庫SF)

象とバイオテクノロジー等、ジャンクな近未来風景の目新しさは冒頭の工場シーンと、終盤での、科学者との対話シーンぐらい。中盤はねじまき少女を置き去りにして、延々と権力闘争が続く展開なのが、退屈でした。他作を見ると作者の関心は社会面で、SFガジェット方面にはないのでしょうけれど。

「ニューロマンサー」が、1980年代「ニッポン」を使って醸し出したエキゾチック違和感を出すのは、今だと、タイなのか、という妙な感慨もありましたが、「テルマエロマエ」賛美的な気持ちは、小説自体の面白さとは別のことですし。

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