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ジャー・ウォブル&キース・レヴィン「イン&ヤン」

フジ・ロックでは旧作再演だけ(それはそれで嬉しい)だった、2nd「メタル・ボックス」P.I.Lのギター&ベースらによる、2012年新録音源。

「ジャグス&スタッフス」での鋸ギターと、音量バランス度外視のベース(まんま「ポップトーンズ」なフレーズも聞こえる)等、基本的には2ndのインスト曲風の構成。ですが、機械的な反復だけじゃなくて、2ndでいえば「ラジオ4」的に、明快なメロディが乗っている「ミシシッピ」等、「ロックの人が作ったダブ」として、非常に聴きやすい造り(ポスト・ロックというにはドラムが素直過ぎるかな?)。

偽ライドンことネイサン・マヴェリックジャーが分担しているヴォーカル・パートは、流石にジョン・ライドンの迫力は無いものの、ヴォーカルの存在感の前に、他の全てが伴奏化してしまう本家P.I.Lより、纏まり良く。

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「ドラゴンズ・ドリーム」

iphoneゲームを、絵師の名に釣られて、購入。カラフルな幻想世界をふわふわと浮遊する、横スクロールのドット・イート・ゲームで、敵不在(1面だからかも?)のスコア・アタック仕様。つまり、ロジャー・ディーン背景で、ナイツセガ・サターン)のボス戦前。

達成度アンロックで、iphone用壁紙入手できるのも、何か嬉しい。達成感を味わう為の我慢って虚しいと思うけれど、ゲームの外に御利益が、となると、少し納得出来ました。鑑賞モードBGMが、ポリフォニック・シンセ~ハモンドで大仰なフレーズなのも、EL&P末期キース・エマーソン風なのも、嬉しいサービス。

発売初日購入でプレイヤ数十人しかいない所為で、普段は縁の無いスコア・ランキングに載れた(今は無理)のも、好感度の一因。

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Theピーズ「the2012秋巡業ぐるぐるニッポン夕焼け列島ハゲ出しの十番勝負、沖縄付き!」

ホール会場で見るのは、初めてですが、恒例の晩秋シリーズ。

ブランドとコラボという不似合い感の面白さに惹かれ、開場前のライブ物販で、アビさんモデルのハンチングを購入。限定品っぽかったので、雨で寒い中の列に並びましたが、ゆかりライブでの大行列に較べれば、あっという間です。ハンチング自体は、柄は好みなれど、クラプトン公演グッズのハンチングに較べると(市場規模故仕方無いですが)割高。

太鼓集団天邪鬼というオープニング・アクトには、驚きましたが、割と起伏が有ったので、強弱以外は一本調子な和太鼓ジャンルにしては聴きやすく。

演奏は、会場屋根が(ライブハウスより遙かに)高いからか、微妙にエコー入りな音色でしたが、「ロンパリンラビン」「真空管」のギターはバリバリと、いつもの感じ。MCで言っていた禁酒の効果でしょうか、ハルの呂律も、そこそこ安定してました。25周年を意識したMCの後で、「グライダー」「何様ランド」という、決意表明曲2連発で締める構成に納得。

2012.11.11 中野サンプラザホールにて鑑賞。

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川原礫「ソードアート・オンライン プログレッシブ1」(電撃文庫)

アニメ版1クール目での、収まり悪いオムニバス感が気になって、原作小説「ソードアート・オンライン(SAO)1」を読んで事情に納得。

原作小説では、アニメ版1話の次が8話の内容で、デス・ゲーム!の衝撃を伝えた1話ラストから、僅か10頁後にデレまくりの正ヒロイン宅で暢気に肉喰う、という展開で、生まれて初めて書いた長編小説(1巻後書きより。多視点群像劇を書けないからハーレム展開になる、という3巻後書きの弁解にも、驚愕)というのが納得できる唐突さ。その後も、主人公に都合良い場面以外はスキップする、これぞジャンル「俺TUEEE」な構成。

同作者の「アクセル・ワールド」以上に、これはあんまりなんじゃ…と思いつつも、読んでいる時の爽快感が強いのも確かで、NPCを進化させてしまう、という最新11巻での超越者ぶりには、もう、トコトン行く所まで行ってくれと、感服してしまいました。

で、アニメ版1話と8話との間にあたる部分は、原作小説側では、小説2,8巻に正副ヒロイン番外編として収録されており、これらを、時系列順に3~7話に配して「俺TUEEE」となる理由を説明しているのが、アニメ版の構成なのですが、辻褄合わせしたくなるのは、(具体的に絵で示す必要のある映像作品では、)共感できるものの、原作小説の理不尽さと表裏の勢いが、アニメ版のオムニバス構成では削がれてしまった気がします。

で、アニメ化部分の内、残る2話での第1層ボス攻略と、その続きの2層ボス攻略を、書いたのが本作「…プログレッシブ1」。ゲーム設定説明を交えて、正ヒロインとの馴れ初めを描いています。バトル中心の前半はともかく、後半は5話「圏内事件」と同趣向の、ゲーム設定後出しでトリックを説明するミステリ仕立てには、アンフェア感を持ちました。ただ、ネット・ゲームに慣れていれば、「あるある。」と納得できる設定なのかも。

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